2020年01月21日

センターテスト 地学(1)

 昨日に引き続き、センターテストの地学関係の問題解説です。こちらでも深層海流に関する問題が出題されています。4℃で水が最大密度になる現象はどうなったのでしょう。水圧が大きくなるに従って凍りにくくなることは推定できます(水は凍ると体積が増えるから)。この影響が最大密度の温度に影響しているのでしょうか。詳しく書かれているものをみたことがありません。一般的にいわれていることで答えるしかないでしょう。
考え方のヒントのようなものを

第1問
問1(1)地磁気の磁力線は太陽風に流される
  (2)ダイナモは地磁気を作り出す主要因
  (3)両極付近というのは微妙 正確には両磁極(20〜30度)
  (4)海嶺付近の海底の岩石は火山岩(玄武岩)
問2 グラフの何処を読み取ればいいか まずチェック
   1920年と2000年が読み取りやすそう、間隔を1000年にすると計算は楽
問3 上昇してきて新しくふえたマグマの分がどう影響するか
   下だと増えるし、上だと減る
問4 沈み込んだ物質は周囲に比べると温度は?
   基本的には地球深部ほど温度は高い
   上昇流のできるところで海嶺ができ始めている
問5 現在までに進んだ距離は、地球1周の長さから求める
問6 逆断層なら震央では押し、経路は遅い方に曲がる
問7 火山フロントは火山列の海溝側
   プレート上面が100km付近まで沈んだ所にできる
問8 a沈み込み帯のマグマは水分の影響でできる
   b玄武岩質マグマの温度は珪長質マグマより高い

第2問
問1(1)(3)炭素は含まない
  (2)ヒスイ輝石になるのは曹長石
問2 文から花こう岩から遠い方が温度は低いと読み取れる
問3 同じ地点で南側にあるものが下位(古い)
   たとえばA点ではチャート→泥岩の順(これで2つアウト)
   これを境界のある全ての地点でやってみる
問4 C点の真西同じ標高に岩石がでているところはないか
問5 a広い地域に一斉にたまる
   b火成岩はマグマが地表や地下で固結したもの
   c鉱物組成から安山岩質か玄武岩質かわかる

第3問
問1 暖かい湿った空気Aが流れ込んだことを想定しているようです
   地表の温度とグラフの曲がり方(くの字型)から
問2 場所は南半球というのに注意
   北半球と力の向きは同じ、風向きは逆
問3(1)貿易風の吹く場所はどこか
  (2)近年日本の南東海上で発生してゆっくり接近してくるものもあるが
  (3)目は海上で顕著
  (4)一時的に冬型の気圧配置になることはある、この時の寒気の供給源は?
問4 a普通に見る画像は赤外画像
   b赤外画像は気温の低いところが白くなる。
    単純に白いからでは高度が決められないような
    いろいろな波長の赤外画像で比較しているのでは?
問5 気圧の谷がどこにあるかをみるとわかる 西→東へ移動
   5日周期なので最初と最後はほぼ同じ位置
   2日9時樺太−九州 a朝鮮半島−上海
   b日本列島東海上  d華北−長江上流
問6 深海で音速より遅い、黒潮ほど遅くないということで何となく答えが出る
   計算式に入れて一応確認
問7 黒潮・親潮の比較−直前東西の流れの長さから
   黒潮・カリフォ..−黒潮は分流してだんだん弱まる
問8 南極側の深海が塩分濃度が高く、水温が低い(左が南極なのに注意)

後半はまた明日ということで

posted by ヨッシン at 23:59| 雑記

2020年01月20日

センターテスト 地学基礎

 昨日、一昨日とセンターテストがありました。一昨日は、天気予報では関東平野は雪が積もるとかでていました。積もったのかどうかは、報道されていませんでしたが、雪の中の受験だったようです。雪で交通が混乱して試験に影響が出たという話も聞きませんでした。まずは一安心。
 理科のテストは昨日で、夜遅くにネット上で問題文が見られる状態になっていました。昨日はそのままで、今日になって解説を書きながら解き始めてみました。まだ完成していませんが、順番に書いていくことにします。今日は理科基礎から。
 わりとオーソドックスな問題だったように思います。ちょっと気になるところがあるので書きます。解答には影響はありません。
 第2問の台風の通過にともなう風向きの変化についてです。3地点はそれぞれ数十km離れていると書かれています。台風の眼の大きさはだいたい数十kmくらいの大きさになります。地図の縮尺とあわせて考えるとB点は上陸前から眼に入っていると考えられます。そうなると風は完全にやんでしまいます。風力は0(風弱く)です。風力の変化にそのようなものはありません。0を入れると、B点はどれかすぐわかってしまうので避けたのかも知れませんが、かなり不自然です。眼に入るということが理解できたということで点を与えても良かったのではないでしょうか。
 問3aでは水の密度が最大になるのが4℃ということが考慮されていません(たぶん教科書でも)。これを考えるとaを正とするのもどうかなという感じがします。
 第4問問2のハザードマップです。火砕流到達区域の図は、火砕流と火山泥流をあわせての区域図に見えます。どうでもいいですけど。南東方向に流れる火砕流は、わざわざカーブして尾根を越えているし、溶岩流も尾根上を流れていっています。なんか奇妙な図です。ま、普通はこんな細かいところまではみませんが。
 
 以下は各問を解答する上でのヒント考え方などです。

地学基礎
第1問 1〜6
問1(1)固いと岩盤の歪みをためやすくなる
  (2)マグニチュードは地震の規模を示す
  (3)地震の予知はできていない
問2 ホットスポットはマントル深部からの熱の上昇によってできる
問3 葉理が収斂している方が古い 級化は粒子が大きい方が古い
問4 リンボクなど;古生代末 クックソニア;古生代半ば
問5 斜長石;長方形 石英;不定形
   カンラン石;色は薄い 輝石;八角形になるものあり
問6 大理石は石灰岩から 泥岩は泥質(黒色)片岩に
   片麻岩は広域変成作用 マグマの固化では火成岩ができる

第2問 7〜9
問1 台風の東側では風向の変化は右回り、西側では反対
   14時にB点を通過しているので気圧は最低になる
問2 断面図はどの教科書でも書かれている。
問3 水温がふくくなると密度が大きくなる
   海水が凍るときには、塩分を残して水分が凍る

第3問 10〜12
問1 宇宙ができて現在までの2/3が過ぎてから太陽ができた
   太陽ができてから巨星になるまで今はちょうど真ん中
問2 大きさは 銀河団>星団>惑星状星雲
   写真は順に星団(すばる)、銀河団、惑星状星雲
問3 質量大は木星型惑星、密度大は地球型惑星

第4問
問1 プリンを揺すると表面が大きく揺れる
   海岸に近づくと速度が遅くなり力をため込む
問2(1)火砕流の到達はほとんど一瞬(火山泥流になっていそう)
  (3)火山岩塊の飛先は風に影響されない
  (4)いずれの範囲でもないが、火山灰は100cm以上でないだけ
問3 火山灰は風に流されるが、風向きは吹いてくる方向をさす
   10m/sで100kmを進むのに何時間かかるか


posted by ヨッシン at 23:59| 雑記

2019年11月18日

パソコンの光学ドライブの交換

 だいぶ前から、パソコンのBRドライブが読み込まなくなっていました。ディスクの受け皿が出てきたときに、中のケーブルが一緒に出てきて、中に入るときに受け皿に挟まれて折れたのが原因のようです。USBのDVDドライブを持っているのでそれを使っていましたが、抜き差ししすぎたのか、ドライブが動いた拍子に、つながったり切れたりします。こちらも使い勝手が悪くなって来たので、内蔵のドライブを交換することにしました。パソコンは一体型のダイナブックD61です。
 交換するといっても、店に持っていくとすぐに治ってくるとは限りません。1日でもないと困りますので、自分で交換することにします。最初の手順としては、どのような形のドライブが入っているか確認する必要があります。
 外から見てだいたいの形の見当はつきます。一度、日本橋まで行ったときに、合うかどうか確認したのですが店の人は保証できないといいます。2種類しかなさそうなので、近い物でいけそうな気がします。それでも合うとは限りません。古いのを取り出せなければ無駄になります。
 まず裏蓋を外します。このあたりはネットで解説されているところがあったので参考にします。周辺についている爪を外していきます。その前に、つながっている、電源ケーブル・USBケーブルは邪魔になりますから外しておきます。
 ドライブの外し方です。これについては書いているサイトを見つけられませんでした。ノートのドライブの外し方が書いてあるサイトがありました。ねじを1ヵ所外すだけでいいようです。それと同じ場所にねじを差し込む穴があったので、そのねじを抜いてドライブ横に引っ張ると取り外すことができました。写真の矢印の位置です。左側がディスクの差し込み口です。
光学ドライブを止めているねじ位置

 ドライブは日本橋に行って、パソコンパーツを扱っている店で探してみました。前回見た店は1つだけしかなかったのでなくなっているかも知れません。駅から一番遠いところにあります。いってないとなるとまだ戻って探さないといけません。駅に近いところから順番に見ていきました。店の中を歩き回るものの、ないと確認できるのに時間がかかります。3軒目からは、見つけられなさそうならすぐに店の人に聞くことにしました。たいていはおいていないようです。5軒目でやっと見つけました。店員さんに同じかどうか確認して購入しました。
 ドライブは2種類しかなかったようです。買ったのはノート用のBRドライブです。けっこうな値段をしていました。DVDマルチならだいぶ安くなったようです。ブルーレイは使うかどうかわかりませんが、はじめについていたものだということで、BRドライブにしました。
 持って帰って取り付けます。まずねじ止めの留め金がありません。古いのを外して、新しいものにつけ替えます。これをとめるためのねじ穴はついています。
 次に、飾りのカバーをつけ替えます。カバーは4ヵ所の爪で止まっています。これを順番に押さえて外していきます。新しいドライブにもカバーがついています。これも同じ要領で外します。新しいドライブのカバーの爪の位置を示します。
光学ドライブカバーの爪の位置

 太く写っている下側の爪を細い精密ドライバーで下から押しながら、カバーを引っ張ると外れます。折れないように注意します。後は、下に引っ張るようにしながら開いていくと外れます。古いドライブのカバーも同じようにして外します。古いカバーを新しいドライブに取り付けます。これでドライブを差し込む準備が完了です。
 新しいドライブを古いドライブを抜いた跡に差し込みます。カチッと音が鳴るまでしっかり差し込みます。後は、カバーをつけて、ケーブル類をつければドライブの交換は終了です。
 これで終わりと思ったのですが、電源を入れてい見ると新しいドライブを認識しません。デバイスの追加をしても、認識に失敗します。何度か電源のオフオンをしり、ドライブを差し直したりそたのです認識しません。古いドライブに買えても同じです。
 ここで思いついたのは、電源オフは起動時間が短くなるようパソコンの状態をハードディスクに書き込んでから終了させていることです。最初の状態に戻すには完全終了させる必要があります。SHFTキーを押しながら終了させ、しばらく置いてから起動するとドライブを認識することができました。
 昨日家にドライブを持ち帰ってから、延々とこれにかかっていました。あまりに遅くなりすぎたので、昨日のブログの更新はできませんでした。

 
posted by ヨッシン at 23:59| 雑記

2019年09月07日

クレジットカード代金の引落

 台風が接近してきています。熱気を運んできているようで、気温が高くなっています。今日も東風が強く、室内の風通しも悪くなっています。玄関の戸も開けて何とか風がぬけるようにしました。
 昨日、車検に出した車ができあがったと連絡がありました。夕食の時間だったので、そのまま取りにいくことができませんでした。今朝受け取りにいきました。整備ヵ所の説明とかを受けた後、支払いしようとクレジットカードを提出しました。店の人が言うには、読み取りできなくなっているとのことです。状況を確認して欲しいということですが、携帯電話は持ち歩いていません。店の電話を借りてきくことができました。
 話を聞いてみると、銀行口座からの引落しが27日にできなかったからということです。先月末に使っていますが、この時は使用できました。引き落としができなくなったのは3日からだそうです。
 現在、口座変更の手続き中です。いったん提出した書類の口座の記入内容に誤りがあって、該当する口座がないということで返送されてきています。この書類を会社が発送したのが26日で、銀行口座の引落としはその翌日です。普通に考えれば、26日時点までに口座がないことが確認されているはずです。口座の確認ができてから、新しい口座から引き落とすのが手続き上の順番のような気がします。当然古い口座から引き落とされる思っていたのですが、そうではなかったようです。
 カード会社としては、口座変更の申請があると、することは2つあります。銀行に問い合わせて口座引き落としのお願いをすること、引き落とす口座の変更を行うことです。普通は、申請の書類が間違っていたりすることがありますから、どこから引き落とすかの変更は後にするのが常識でしょう。
 このあたりは、手続きの順番としての問題と考えます。一応抗議はしましたが、店の電話を借りている以上あまり長くはできません。検討してもらえるように、関係部署に伝えてくれるようにお願いして終わりにしました。
 結局支払いは、銀行に行って預金を下ろしてきてから店に戻ってすませました。ついでに、クレジット会社に払い込む分も下ろしています。これは、振込用紙が今日届いていた(昨晩かも)ので、それを使って支払うことになります。コンビニでできるのでそこですませました。今月支払い分は、クレジットカーを使わなかったとしても振り込みをしないといけない分だったので、手数料は変わらなかったことになります。カード会社の引き落としができていればそれも払わなくて済んだという利点はあります。
 口座の訂正の書類は用事があって確認できたのは今月に入ってからです。先月中に返送されていれば、今月の引き落としから訂正された口座になっていたのですが、月をまたいだので来月からということになります。今月引き落とし分も、振込用紙から振り込まないといけないことになります。
 クレジットカードを使いたいということもあって、いつからつかえるようになるのかという確認の電話もしてみました。これは比較的速いようです。来週の初めには何とかなっていそうです。次の振込の書類が届く時期も確認しました。月末には来るようです。振込が来月になれば手数料の消費税分が高くなります。


posted by ヨッシン at 23:59| 雑記

2019年08月20日

塾の広告

 近くにある大手の塾から広告が入ることがあります。その中には「もはや学校は終わっている」というような過激なことが書かれています。その理由については2つの流れがあるようです。反論も加えながら、検証してみます。
 1つ目は、「ノートを取れ」と強制することです。ノートを写すだけで済むのなら全く頭を使わなくなるというのが持論のようです。これには、何のためにノートをとるのかという根本がぬけています。聞いた話を忘れていても後で見てすぐに思い出せるようにするためにあるはずです。
 ふつうノートを取ろうとすると、聞いた話を頭の中でまとめて、主要な事項を整理し、後で見てもわかりやすくなるように工夫して書くことです。これは大変難しい作業です。同時に、たくさんのことを一時に処理しないといけません。相当頭を使います。これは頭を使わなくなるというのとは全く正反対です。
 ある学校では、生徒が自主的にノートとっていたので何も言いませんでした。点検はと聞かれて、みんなちゃんととっているのがわかっているからしないと答えました。別の学校では、ノートを作ろうともしません。これならノート提出の出番となってきます。授業中何もしないで、聞いたことは上の空というのを避けるためには必要です。最低限、板書したことは写すというのが基本になってきます。その上で、独自の工夫が施されているか、なにか板書しなかったことで気のついたことか書かれているかというのは高評価の対象とします。逆に、提出日間際に明らかに誰かのノートを見て写しただけというのは評価を落としています。
 学校でノートをとれというのは、何もしない生徒への動機付けでしかありません。それでも、何とか手を抜こうという生徒は出てきて、それが広告のいう「思考停止した大人達」になっていくのではないでしょうか。できる生徒のノートはそれなりに整理されていてわかりやすいものでした。
 2番目は「公式に当てはめて解け」と強制することで、脳がサボろうとするようになるという主張です。
 これもそれほど簡単ではないようです。公式が理解できるなければ、何に利用すればいいのか、どう使えばいいのかが全くわからないということに陥ります。公式に入れてごらんというのは、そういう生徒に対しての指導でしかありません。こういうときにはこういう式を使って、この値をここに当てはめるということを筋道立てて理解して初めて解けることです。これがわかっていない生徒に対して公式に入れてごらんというのは当然のことでしょう。
 広告では、公式に当てはめると簡単に解ける、だから脳はサボるようになるといっています。公式に当てはめられない生徒にとっては、公式に入れたら解けるのだとわかるだけでも大変な進歩です。これは、脳にとっては快感になります。ものの本によると、こういうことが続くと脳はますますのめり込んでいくことになるそうです。全く逆の効果がありそうです。
 塾の主張がおかしいのは、強制されなくてもできる生徒と強制されてもできない生徒を一緒にしてに混ぜ合わせていることです。ノートを取れ、公式に当てはめろというのはできない生徒に対してであり、「思考停止した大人」になるのも、できる生徒ではなくできない生徒です。
 学校ではそれほど高度な能力を要求していません。最低限度のことが理解できればいいだけです。もちろんできる生徒に対しては、上位の学校への進学のこともありますから、それなりの指導とか評価の方法を考える必要はあるでしょう。

posted by ヨッシン at 23:59| 雑記

2019年08月13日

花火大会の奇妙な交通整理 その4

 奇妙な交通整理というのは前々回までの話のことです。それに付随することの方が多くとなってきてタイトルとずれてきました。そのつもりで読んでください。花火大会の交通規制はどうすればいいかというぐらいの意味合いになっています。
 前回、書き忘れましたが、地域車両を許可するときの審査は初回はできるだけ厳しくした方がいいように思います。その次からはもらえないとわかっているものを申請しなくなるでしょう。翌年以後の手間はさらに軽減します。

 今回書きたいのは、南北の幹線道路を渡る歩行者・自転車の問題です。基本的に流れとしては、駅方向から来るのが主体のでそれを主体として考えてみます。一番問題になっている交差点(交差点※)から最寄り駅までの図を拡大し再掲します。
1908101560.png

 花火の見学者はほとんどが図の右側からやってきます。必然的に幹線道路を横断します。ところが、この道路の信号を通過するのに信号が何回も変わるのを待たされる状態です。これは大変な問題なのではないでしょうか。車が何回も持たされるのとは訳が違います。
 歩道や交差点近くでは人や自転車が殺到して、身動きが取れない状態になっているでしょう。その横を車が通りぬけていくとうのは非常に危険な状態だと認識すべきです。何かの拍子に人・自転車の流れと接触すると大惨事になります。
 別の問題もあります。反対方向に進む人や自転車は全く通れないということです。交差点を渡りきったとこで歩道にあがろうとしても、人が押し寄せてきているのであがることはできません。車道にあふれた状態になり非常に危険です。このようなことは絶対に回避すべきです。
 といっても普通に考えると対策はなさそうです。
 そこで注目するのは学校の西側にある交差点です。歩行者・自転車の大半はここを目指してくることになります。ここを学校西交差点としておきます(東にあるのは学校東交差点です)。市内中心部からやってきた車は、この交差点で右折か左折して通過していきます。右折するにしても左折するにしても、図を見てわかる通り迂回路があります。学校西交差点で右折する車は、学校東交差点で右折してもらってはどうでしょうか。左折する場合も同じです。学校東と学校西交差点の間では西いき車両は通行止めになります。これだけで十分だと思うのですが、道路の半分だけ封鎖するのは大変そうです。全面通行止めにしてもいいでしょう(もちろんこの区間で出入りする車両は許可制になります)。
 こうすることで、学校西交差点を通過する歩行者通路の幅が広くなります。その分1回の信号で通過する人数は格段に多くなります。もう一つ利点があります。この交差点はふだんから歩行者の横断が多いため、車が右左折できるよう歩行者信号は短めに設定されています。歩行者信号を停止し車用信号を使えば横断する時間も延び通過者数をふやすことができます。何もしない場合より、数倍の効果がでそうです。
 その結果、大半の見学者はこの交差点を通過することになります。
 その後の流れを考えてみます。道路を渡った後はまっすぐ西に進み、次の十字路で右折して交差点※に向かうようになるでしょう。この経路上の歩行者・自転車が増えるので、緊急車両(軽車両も)のみをのぞく車両通行止めにした方がいいのかも知れません。
 問題になるのは右折のため北側に迂回した車の流れです。幹線道路に出るところの交差点を通る車が増えそうです。西行きの車はふだんでは直進・左折・右折の割合が6:3:1位でしょう。直進するが車なくなっていそうですが、実際のところどうなっているかは見ていないので何ともいえません。対向車がない分ここでの右折はしやすそうですが、交差点を横断する歩行者・自転車が多く青信号内では無理でしょう(左折も同様)。右折信号があるので、その時間帯を左折も含めて対応してもらうしかないでしょう。
 自転車をスムーズに通過させるために直進左折レーンを開放するという主段もあります。車は右折レーンのみ使うことになります。どれだけ効果があるのか、車の流れにどの程度の影響があるのかつかみかねています。現時点では保留ということにしておきます。

 もう一つ横断歩行者が多くなっていそうな交差点があります。駅を通ってきた歩行者は駅に一番近い交差点の北西側にぬけることになります。道順としては、交差点の南側にでる出口から横断歩道を渡って駅前南北道路の反対側に行き、交差点の西側を横断する方法と、歩道橋を通って直接ぬける方法があります。
 駅前の交差点西側も歩行者が多くなりそうです。ふだんから横断歩行者の多い信号です。ここもこれといった対策手段がないようにみえます。一つだけあるのは、南側からの左折車用に歩行者信号の時間か短くなっているのを停止し、車用信号に従って横断すると横断時間を伸ばすことができます。これだと一度に左折できる車の数が少なくなります。左折できるのを待つのがいやならここで左折せずに直進し駅前ロータリーをまわってこの交差点の東側から進入するという方法があります。車の流れがスムーズなら次の青信号になるまでの間に通過することができます。

posted by ヨッシン at 23:59| 雑記

2019年08月12日

花火大会の奇妙な交通整理 その3

 今回は、交通規制の区域や方法についての問題点について書きます。わかりやすくするために、地域の概略図を作ってみました。細かい道路等は省略し、かなりデフォルメしています。
1908101559.png

 図中の太い2本線が幹線道路です。図の左半分、東西方向の2本と南北方向の1本の幹線道路で作られた「コ」の字型の内側が車両通行止めの対象区域です。黒太線が、緊急自動車のみが除外される道路、灰色線が地域車両も除外される道路です。丸印は信号のある交差点です。矢印は一方通行道路の進行方向です。前回までで言及していたのは、真ん中付近、病院・スーパーと書かれているすぐ下の交差点です。ここを交差点※と呼ぶことにします。かなり広い範囲にわたっています。南北は1.5km、東西は1kmあります。
 通行規制中の車の動きを見ていても、ふだんより少なくなっているとはいえ、かなり多くの車が問題の交差点を通過します。これだけ多くなる原因はどこにあるのでしょうか。
 まず、周辺道路はよく渋滞します。花火があるともっとひどくなっていると予想されます。早めに地域内に入ればある程度は回避できます。そのために交差点※の交通量が増えるようです。
 地域の人達の意識も関係しているかも知れません。この区域内の全戸に、地域車両証明書のようなものが配布されています。規制区域内を通る場合はフロントガラス前面に掲示するように書かれたものです。車を持っていない家にも配られます。もちろんこれがあれば規制区域内のどこでも通ることができます。このようなものが簡単にもらえることによって、地域の人にふだんどおり通っていいのだという意識がでないでしょうか。車両での通行は控えてくださいと書かれていても意味のないことです。必要のない人の証明書を他人に渡してこれで通りぬけたらということはないでしょうか。
 少なくとも、証明書で通行できる区域が狭まられれば、交差点※を通過する車の量は格段に減らせるような気がします。○○町○丁目はこの範囲のみ通れますのようにです。出入り口を決めればいいと考えていました。よく考えてみると交差点※も地域車両も通行止めにすることによってこれが可能なようです。すくなくとも、北側の区域、南側の区域にわけることができます。曲がりくねった狭い道とはいえ迂回路もありますから渋滞に巻き込まれる以外は困ることはないはずです。交差点※を通行止めにすると人の流れも格段によくなります。検討の余地は十分にあると思います。というより、人の多さからみて地域車両も規制していないこと自体が問題だと考えます。
 交差点まで来て、その先進めないとなると人混みの中でのターンが大変です。それを確保する意味で、交差点※を通る南北方向の道路のクリニック前から病院駐車場入口前までをあわせて規制した方がいいようです。

 車を多くしている原因のもう一つは証明書の配付にもあります。これを許可制にすれば、その手間のために車の使用をあきらめる人がたくさん出てくるような気がします。時刻・経路・使わなければならない理由などを詳細に書かないととなるとやめておこうとなるでしょう。手続きにいく手間とか返信用封筒に切手を貼ってとかいったことでも控えておこう。もう少し待てばということになりそうです。許可証発行の手間は大変ですが、その分、当日の交通整理の手間が少なくなります。差し引きしてもおつりが出てきます。

 ここまででの、改善の提案は、交差点※の地域車両通行止め(クリニック前から病院入り口前まで)と、地域車両の許可制です。
 まだ提案したいことが残っています。言葉を選びながら書いていますので意外と時間がかかっています。今日はここまでにします。また次回回しとなってしまいました。

posted by ヨッシン at 23:59| 雑記

2019年08月11日

花火大会の奇妙な交通整理 その2

 前回は、信号を作動させたことにより、人の流れの停滞を引き起こしたり余分な交通整理をしなくてはいけなくなっているという問題点を指摘しました。今回は別の問題点について述べます。場所は前回問題とした交差点から東に帰って行く人達の交通指導のあり方です。
 まず最初に確認しておきます。この道路は花火大会中とその前後では車両通行止め(緊急車両、地域車両をのぞく)となっています。基本的には車両通行止めで緊急車両と地域車両はその除外の対象となっています。 道路交通法では、車両通行止めと標識等で表示されている場合は、歩行者は歩行者通行の原則を守らなくてもよい。つまり車両通行止めの道路は道の真ん中を歩いてもよいことになります。心斎橋筋がその例としてあげることができます。別の条文には、車両通行止めの道路を許可を得るか除外されて通行する場合は徐行しなければならないとあります。
 ここで、マイクを持った警察官の指導について言及します。一番多かったのは、車が通るので歩行者は歩道を通ってくださいです。まずこれは、この区間を車両通行止めにした趣旨に反しているといえます。集中する人並みを円滑に通行させるためのものだったはずです。
 2番目は、通行止めにしたことによって車の数は極端に減っています。まれにしか通らない状態になっています。車が通るからという理屈は通りません。車が危険だというのなら、車を止めるべきです。地元に配られている地域車両の証明書には、交通状況によっては通行できませんと書かれています。止めることはじゅうぶん可能なはずです。前回は、交差点の手前で20分以上も止められている車がありました。今年はそれをするもなく、来た車は非常に混雑する交差点を通過させていました。今年できなかったのはどうしてなのでしょか。
 3番目、道路交通法で制限を受けていない以上、歩行者が道路の真ん中を歩くのを規制する理由はありません。これに対して道路交通法で書かれている徐行(少なくとも自転車は追い越せないはず)という原則を守って通行している車はあまり見かけませんでした。一方で道路交通法違反を注意せずに、法規に触れないものに規制をかけるのはどう考えても矛盾しています。悪くとれば、車の違反をさせるために歩行者に制限をかけているようにも見えます。
 通行止めでなくても、歩行者の脇を車が通過するときは十分な間隔をとるか徐行するのが原則です。警音機を使用して歩行者を押しのけて走っている車もありました。使用を認める標識のある場所以外での使用は道路交通法で禁止されています。これに対しても何の注意もありませんでした。こういった車への指導の方が先なのではないでしょうか。
 このほかにも、この道路は歩行者天国ではない(車両通行止めにした道路がホコ天ではなかったのかな)とか、道路を横断するのは車が通るので危険なのでやめなさい(車はそれほど来ないし、元々横断禁止の道路でもない、危ないのなら車の方を止めるべき)といったどう考えても意味不明な指導が多かった(うるさかった)のが現状でした。

 基本的には、一般的な交通規制のあり方がどちらかというと自動車目線になっている傾向にあるのが、一番の問題だと考えています。もっと歩行者寄りの目線で規制がなされないかと思っています。そのあたりのことをかいたサイトを作ろうと思っていました。今は本家の方も更新が滞った状態です。ちょっと無理っぽい感じがします。
 この花火大会の交通規制に対してどうすればいいのかという私見を次回書くことにします(また終わらなかった)。
 なお、車両については自転車も軽車両なので通行止めの対称になるということは気がつかかなったことにしておきます。おそらく警察署内部で検討した交通規制の除外の対象は緊急車両のみか、緊急車両・地域車両・軽車両の3種類の2段階となっていたと思われます。一般的な車両通行止め区間では、軽車両をのぞく、または自転車をのぞくとなっている事が普通ですから。

posted by ヨッシン at 23:59| 雑記

2019年08月09日

花火大会の奇妙な交通整理 その1

 昨日の花火大会での交通整理の方法が気になったので、書かせてもらいます。
 花火大会で人がたくさん来るというので、花火大会周辺の道路は車両通行止めの交通規制が敷かれていました。最近は車が暴走して人の歩いている中に突っ込んだという話をよく聞きます。この点からすると、人の多いところでは、車の通行を規制するのは当然だと考えます。
 通行規制は2段階で敷かれていました。緊急車両のみを規制の対象から除外する区域と、緊急車両と地元車両を除外する区域です。規制区域内ではたくさんの警察官が来て交通整理にあたっていました。その中で、緊急車両のみを除外する東西に延びる道路の東端の交差点での交通整理の状況をかいてみます。
 まず、交差点の概要です。東西方向と南北方向の道路が交差しています。この交差点には信号機が設置されています。夜の11時を過ぎると点滅信号に変わります。交差点に南側から進入する道路は北行きの一方通行になっています。南北方向の道路の東側約200mの所に平行に幹線道路があります。ここはふだんから渋滞の激しいところです。そのため、ふだんは東に向かって車列ができ、この交差点を越えて続くことがあります。車両通行止めの交通規制はこの幹線道路から西側の区域に敷かれています。当然交差点につながる道路は全て交通規制の対象となっています。
 交差点の北東側に中規模のスーパーがあります。北西側は大型の緊急指定病院です。救急車の出動状況を見ると出入りはなく救急患者の受け入れを停止ていたように思えます。東西方向の道路は歩道は段差で区別されていますが、人がすれ違うのがやっとの広さです。交差点の西側は、歩道は北側だけになります。
 花火大会での人の流れです。交差点から西に進むと花火大会の主会場になります。大半の人はこちらに向かっているようです。交差点から北に進んだところに大きな公園がありここも見学場所となっているようです。3−4割程度はこちらに向かっているようです。
 最寄り駅は南東方向にあります。駅からは、いったん北上してからこの交差点に向かって西進するコースと、西に進んでから(実際には少し複雑になるが)この交差点に向かって北上してくるコースになります。普通は後者のコースをとってくるようです。市内中心部からも、いったん駅の少し北側を通るしかありません。他のコースは特定の地域の人に限られます。花火大会の見学者の大多数はこの交差点を通過することになります。ほとんどの人がこのどちらかのコースを進んできてこの交差点で交錯することになります。人の多さでいえば、日曜日の心斎橋筋なみです(それ以上かな)。

 交通規制で感じた問題点です。1点目は、この交差点の信号が停止されていなかったことです。そのため、交通整理員は、信号に合わせて人の流れを止めることになります。そのため流れが非常に悪くなっています。ところでここでは交通規制が引かれていて、ふだんに比べて交通量は極端に少なくなっています。このようなところで、信号機を作動させる必要があったのでしょうか。車が交錯するなら信号機は必要ですが、ほとんどこないので、来た時だけ対応すればいいだけの話のはずです。信号が変わる度に、信号を守らせようとする労力も大変なものになっています。この分を他に回すことにできたのではないでしょうか。
 一昨年は、この交差点の信号機は止められていました。そのため歩行者はほとんど停滞することなく進む事ができました。これと比べて大きな違いです。一昨年はこのことで何か大きなトラブルがあったのでしょうか。昨年は、地震の影響で花火大会は中止となっています。2年も経ったら、昔改善したことは忘れてしまったのでしょうか。
 個人的には、この交差点への車の進入は地域車両も含めて禁止にしてもよいと思っています。緊急車両のみ除外されている地域以外の地域住民は、ここを通らなくても迂回する道があります。地域住民の中には、周辺の道路が花火で渋滞するのでこちら側にまわってきているとみられる節もあります。

まだまだいいたいことがあります。今日は疲れたし時間もだいぶ経っていますので、また明日(明日になっていますが)以降に続編を書くことにします。

posted by ヨッシン at 23:59| 雑記

2019年05月07日

GPSロガーの動作不良

 最近のGPSロガーからデータがダウンロードできなくなりました。旅行で動き回った記録が読み取れると期待していたぶん残念です。
 旅行中にデータを記録しているか確認しようとすると、表示窓のバックライトが点滅して、表示されているはずの文字が見えません。いったん電源をオフにしてから入れ直すと、元のように表示されるようになりました。
 次に、ポケットから出そうとしたときに、裏蓋の留め金が引っかかったのか、裏蓋が空いてしまいました。電池ケースの蓋になっていますから急いで閉め直し動作するか確認したところ、スイッチが入りませんでした。こういいうことは何回かあったので、蓋の開け閉めをしてみました。何回かやった後で電池が抜け落ちていることに気がつきました。これでは動作するはずがありません。電池はどこかと探したところ、そのままポケットに残っていた。取り出して入れ直したところ、再び電源が入るようになりました。
 旅行も終わりに近づいたので、いつも通り(ここ2−3回だけですが)ロガーの時刻表示を写そうと、時刻の表示をだしてみると--:--:--になっています。壊れたのかと思って他の表示を見るとこちらはきちんと動作しています。残りメモリーの容量も少しずつ減っていますから、記録を書き込んでいるようです。
 家に帰ってから、データをパソコンにダウンロードしようとすると、有効なデータがないと表示が出てきます。別のソフトでも、似たような結果になります。一連の状況と、1年ほど前の沖永良部島での海ぽちゃ事件とをあわせて考えてみると、事件から何とか回復できたもののついに壊れたように思えます。一応接点とかも掃除し直してみたのですが、回復しませんでした。
 わりと便利なので、変わりになるものがないかと、ネットで探すことにしました。同一機種はとっくの昔に製造に中止になっています。同じメーカーの機種を検索していると、最近読み取らなくなったものが読めるようになったという記事が検索にひっかかってきました。内容を確認すると、今使っているソフト(MTKダウンロードユーティリティ)で読み取るとうまくいくということでした。これは実行済で効果は期待できません。時刻表示ができなくなっているという現象は共通していて、これは回復しないようです。
 ここでわかった事は、GPSの仕様の問題で時刻(日付)の読み取りがおかしくなることがあるということです。周回ロールオーバーという現象で、日付(週数)を数え上げていくと数字がいっぱいになった次の段階で、週数のカウントが0からに戻ってしまうというのが原因のようです。例えているなら、2桁しか計算できない電卓で99+1を計算しようとすると、百の位への繰り上がりをしたことが記録できず、下2桁だけが計算された結果、0に戻ってしまうという現象です。これが4月7日の朝に起こったということです。
 GPS内部で位置の計算に使うデータは衛星・測定器とも共通なものなので、位置とかは求められますが、日付時刻だけが異常な値となってしまいます。これが原因で動作がおかしくなった機器が出てきたようで、持っていたGPSロガーもその一つだったようです。
 といっても読み込んでいないのに変わりがありません。考えられるのは、読み込むようになったとかかれている機種(M-241)と持っている機種(M-241c)の型番が違っているためではということです。持っているのは一つ古いかたです。そのために内部のプログラムに不具合が生じているということも考えられます。壊れたということも否定できませんが..。
 新しい方の機器でも、読み込めたりできなかったりしているようです。機器のファームウェアが関係しているかも知れません。メーカーのページでロールオーバーに対応したアップデートがないか確認したところ、上位のファームウェアが出ているようです。ただロールオーバーへの対応はしないようです。
 とりあえず、ファームウェアを更新しました。こででもまだ読みこみはできません。また、新しい機種探しになります。データ読みこみのためのソフトがダウンロードできるかと、対応機種を調べてみました。その時に気がついたのが、このソフトの最新版がロールオーバー発生直後に出されていることです。こちらも、最新版にアップデートしてみました。
 これで再びGPSロガーをつなぎ、データをダウンロードしてみると、きちんと読み込むことができました。何がよかったのかはわかりませんが、機器のファームウェア(Ver1.13)と読みこみソフト(MtkDLut Ver.3.22)の更新で使えるようになるのははっきりしました。M-241かM-241cを持っている人はやってみるといいでしょう。メーカーが添付しているソフトウェアは更新の予定があるようです。
 残念なのは、壊れたデータが読みこみを妨げているという可能性もあったので、確認のために記録されているデータを消去したことです。やらなければデータが復活した可能性もあります。といっても、ファームウェアの更新でデータが消去された可能性もありますからなんともいえないでしょう。


posted by ヨッシン at 23:59| 雑記