2023年05月06日

星の記録 5月6日号 23日まで 太陽月など

 星の観察記録の報告を続けます。
 17日からです。太陽です。西側の黒点はほとんど縁まで来ました。まもなく裏側にまわりそうです。
17日 太陽
 12日に水星が東方最大離角を迎えていました。まもなく夕方に見えなくなりますから晴れた機会に見ておくことにしました。調べてみたら天王星も近くにいるようですのでいっしょに写るか試してみました。水星は右側やや下側に写っています。天王星は、明るさコントラストを調整すると原版の解像度ではあるのかないのかという程度ええ写っていました。左側上の方です。- -で示した間にあります。高度が低くなっている影響で見えにくいのでしょう。300mmズームです。それよりも、撮像素子についた大量のゴミが気になります。
17日 水星・天王星

 20日は日食がありました。和歌山県南部まで遠征しないと見えないようです。天気もはっきりしない感じだったのでパスしました。代わりに日中は出かけていました。その影響で太陽の観察はできていません。
 21日太陽です。東側にあった黒点は、しばらく見ない間に西側にまわっています。像がぼけてきているのかな。
21日 太陽
 月は見えていません。

 22日です。太陽から。東側から新たに黒点が出現しました。これも大きそうです。
22日 太陽
 月です。ちょうど三日月になります。月齢は2.2になります。
22日 三日月
 近くにすばるがいるので300mmズームで写しました。
22日 三日月すばる
 地球照がきれいに写っていたので、望遠鏡で撮り直しました。
22日 三日月

 23日太陽です。西側の黒点はだいぶ縁に近づいてきました。
23日 太陽
 月は雲が広がってきたために見えていません。
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2023年05月04日

星の記録 5月4日号 16日まで

 前回からの続きです。
 10日です。太陽から。東側から出現した黒点群の北西側にも少し大きめの黒点が見えています。
10日 太陽
 月です。昇ってくるのが真夜中をまわっています。観測はしばらくお休みになりそうです。月齢は19.9です。
10日 月

 11日です。太陽です。北側の黒点群が大きくなってきたように見えます。
11日 太陽

 12日です。すこしはっきりしなくなったように見えます。ピントが甘くなっているのか。それとも雲のせいなのでしょうか。
12日 太陽
 金星がすばるの近くにいます。300mmズームで写しました。画像処理をしていないものです。アストロトレーサを使用しています。
12日 金星とすばる
 別の画像です。明るさコントラストの調整をしています。露出が45秒なので少し星が流れたように見えます。
12日 金星とすばる

 13日、太陽です。北半球に新たな黒点があるような。
13日 太陽

 しばらく空いて16日です。よく目立つ黒点が出現しています。西側にあるものは、今まで見えていたものなのか。わりとしっかり写っています。
16日 太陽
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2023年05月03日

星の記録 5月3日号 4月上旬

 久々に、星の観察記録を報告します。観察分を報告し終えるまでは続ける予定です。前回は4月7日号で4月4日分まで報告済です。
 報告を始める前に機材や撮影方法について述べておきます。これ以外の設定の場合は、その都度記載します。まず望遠鏡です。普段は PentaxEDHF を使用しています。口径は105mm、焦点距離は700mmです。これに1.4倍のテレコンバータをつけてPentaxKPで撮影しています。鏡筒とカメラの取り付け方向との関係で下が西を向くようになっています。太陽を撮影する場合は、鏡筒の前にアストロソーラーフィルターを取り付け10万分の一の明るさに減光しています。太陽の場合は写っている黒点が見づらいということがあり、辺で45%(面積で20%)程のトリミングした上で、左回転させコントラストをわずかにあげています。この処理で下が南側を示すことになります。
 カメラによる固定撮影の方法です。三脚にそのまま載せていますから下が重力方向になります。これと違ったうえで地面が写っていない場合は向きを記載することにしています。カメラはPentaxK50かK30になります。レンズは基本的に、18-135mmズームか55-300mmズームのどちらかです。国際宇宙ステーション等の撮影では、3秒間隔で撮影した写真を比較明合成しています。
 空が明るいことが多いので画像処理を加えることがあります。その場合は、同一画像を、ネガにし、さらに30pxのガウスぼかしをかけた状態で48%で透過させ、結合した画像をトーンカーブを使って明るさコントラスト調整をしています。  前置きが長くなりました。記録の報告をします。7日まではずっと曇っていました。次は8日からになります。太陽です。西側から東西に並んだ黒点が出現してきました。
8日太陽
 月です。満月を過ぎウサギの耳の片側がかけています。月齢は17.8です。
8日月

 9日です。太陽です。東側から出現した黒点の周囲にある白斑が目立たなくなっています。
9日 太陽
 少し天気がよかったのでシリウスBが見えないかと大きな方の望遠鏡をだして観察してみました。鏡筒はC14です。D356mmf3910mmです。写してみた写真です。右下の光点がはっきり見えるので写っていると思いましたがぬか喜びでした。シリウスのゴーストでした。望遠鏡をずらすと像のできる位置が変わってきます。
9日 シリウス
 左斜め下に星が一つ写っています。シリウスBはこれとだいたい同じくらいの明るさです。シリウスBがどれくらい離れているかというと、この星までの距離の約50分の1になります。測ってみると白く写っている部分の中に入ってきます。
 少し露出を落としたものです。これでも、シリウスの白い円の外側に出てくるかどうかというところでしょう。こんどは、左ななめ下の星が目立たなくなっています。
9日 シリウス
 カメラの録画機能を使って録画しそれから今はやりのスタックとかウェーブレットとかの処理をしてみました。処理後の画像を強拡大したものです。それらしい位置が何となく明るくなっています。写ってくれたのでしょうか。
9日 シリウスB
 主星からの位置を確認するためにリゲルを入れてみました。この頃にはだいぶ高度が下がりどこにあるのかもわからなくなっています。大気差の影響でかなり虹色に伸びています。これでは、伴星の確認は無理でしょう。
9日 リゲル
 接眼レンズに入れ替えて直接見た状態でもシリウスBはわかりませんでした。リゲルが肉眼で確認できなかったことから、空が明るすぎたのが原因のように思われます。暗くなってから見始めたときでも高度が下がっていてすぐに沈んでしまう状態なので、4月に入ってからではシリウスBを見るのは困難なように思えます。
 望遠鏡をだしたついでに、近くにあった金星も写しています。十日夜くらいの月と同じ形かな。これも色ずれを処理しています。
9日 金星
 月です。シリウスを見始めた頃にはまだ昇ってきていませんでした。夜中にあがってきたときのものです。月齢は18.9です。
9日 月
 
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2023年04月07日

星の記録 4月7日号 4月上旬 太陽月など

 昨日の報告からの続きです。3日の太陽です。真ん中付近黒点があるもののはっきりしない状態が続いています。
3日 太陽
日没後にISSの通過がありました北西方向から北東側やや高いところを通って東の空に抜けています。昇ってきたところです。
3日 ISS
この右側です。この頃にははっきりと見えていました。月よりも右側に行かないと勘違いしていたので消えるところまでは写っていません。
3日 ISS
月が見えていたついでにうつしました。チコクレータ付近が明るくなってきています。月齢は、12.7です。
4日 月
約90分後にISSの二回目の通過がありました。低空で昇ったらすぐに影に入るので明るくなりません。画像処理をしてもはっきりとは出てきません。矢印のところにあるのかなというぐらいで写っています。撮影を始めたのが少し遅く4コマ(10秒間)ほどしか写っていませんでした。
3日 ISS

 4日です。太陽から。真ん中の黒点が大きくなったようです。ピントがぼけているように見えます。あわせようとしたのですがかえって悪くなったようです。
4日 太陽
月です。チコクレータとそこから延びる輝条がはっきりしてきました。月齢は13.7です。
4日 月

 この後は、天気の悪い日が続いています。明日からしばく回復しそうな予報が出ています。見られたら後日報告をします。この間に月は満月を過ぎそろそろ真夜中を過ぎないと見られないようになってきます。宇宙ステーションもしばらく見えない日が続きます。お休みとなりそうです。
 20日に日食があります。紀伊半島南部まで遠征しないと見えないようです。望遠鏡用のバッテリーが完全にダメになっています。車からのコードも車外までは届きませんから遠征するには対策を考えないといけないようです。どうするか少し悩んでいます。
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2023年04月06日

星の記録 4月6日号 4月2日いろいろ

 星の観察記録の報告を続けます。4月2日のようすです。
太陽です。小さな黒点がいくつかありますが、ほとんど目立たなくなっています。
2日 太陽
日没前に幻日が見えていました。太陽がだいぶ低くなっているので縦に延びています。右側のものです。
2日 幻日
全体です。左右の幻日を直径として何となく内暈状に丸く光っているように見えます。
2日 幻日
日没前に太陽柱がでるか見たのですが、低層の雲が広がっていてよくわかりません。実際の太陽より大きく上下に光っているようにも見えます。
2日 外暈
日没後の雲が夕焼けで赤く光っていました。写真に撮ってみると高いところはピンク色に写っています。見た目はもっと赤かったようです。
2日 夕焼け
しばらくしてからISSがでてきました。北西の空をほとんどまっすぐあがっています。
2日 ISS
月です。薄雲の中だったのでぼやけています。月齢は11.7です。
2日 月
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2023年04月05日

星の記録 4月5日号 3月末〜4月始太陽惑星月

 観察報告を続けます。30日からです。昼間出かけていて帰ってから見たときには太陽は薄雲の中に入っていました。黒点は見えなかったので報告は省略します。
金星と天王星が接近していました。薄雲があるので金星周辺が明るくなって大きく写っています。
30日 金星天王星
月です。南(左)端近くにあるクラビウスクレータが目立っています。月齢は8.9です。
30日 月

 31日です。太陽から。大きめの黒点は見えなくなって小さな黒点ばかりになっています。
31日太陽
金星と天王星です。薄雲が少なくなった分だけ金星が小さく写っています。天王星は矢印のところにいます。色が独特なので他の星と区別できますが、このサイズでは無理ですね。
31日金星天王星
 月です。一番はっきり見えるのはコペルニクスクレータです。北から直径の1/3位のところにあります。月齢は9.9です。
31日月

 4月1日です。太陽からです。黒点は小さなものはあるのですが見つけにくくなっています。
1日太陽
 月です。特に目立ったクレータはありません。昨日半分黒かったコペルニクスクレータは白く光っています。月齢は10.9です。
1日 月
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2023年04月04日

星の記録 4月4日号 3月末太陽月など

 星の観察報告の続きです。
 20日の太陽です。少し大きめの黒点の後ろに続く黒点がはっきりしてきました。
20日 太陽

 この後しばらく天気の悪い日が続きました。24日の金星と月の接近(場所によっては金星食)も見られていません。
 次に見られたのは27日です。20日の黒点がどこまで移動したのかわからなくなっています。西の方で南北に並んだ黒点かな。だいぶ進んだようです。
27日 太陽
月は、しばらくみられなかったこともあって、でているのに気づくのが遅れ沈んでしまっていました。

 28日です。太陽から。黒点は西半分に偏ってきました。
28日 太陽
月です。この朔望月で始めて見たことになります。半月に近づいています。月齢は6.8です。
28日 月
月と火星が接近していました。沈む直前に300mmズームで写したものです。
28日 月と火星

 29日です。太陽ははっきりしていた黒点が縁に近づいたこともあって目立たなくなっています。一番目立っているのは真ん中付近にあるものです。
29日 太陽
月です。上弦です。月齢は7.9です。射程に入ってくる時刻がだいぶ遅くなっています。かなり北に偏った位置にいます。
29日 月
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2023年04月03日

星の記録 4月3日号 3月16〜9日太陽と宇宙ステーション

 星の観察記録を続けます。3月15日分まで報告済なので、16日分からになります。
 太陽です。真ん中付近に小さな黒点がありますが、あまり目立ってはいません。
16日 太陽
月がでてくるのが、真夜中を大きく過ぎてからになっているのでしばらくはお休みとします。

 17日は天気不良で観測できていません。18日です。太陽は東からはっきりとした黒点が出現しています。
18日 太陽

日没後に宇宙ステーションが見えました。国際宇宙ステーション(ISS)と中国のもの(CSS)とが立て続けに出現しました。その時間帯に連続インターバル撮影したものを比較明合成しています。
西から北西の方向の空です。画像処理をしていますが、それでも見難いので軌跡の始めと終わりに記号で示しています。IがISS、CがCSS、Pは飛行機です。西の空は雲が多めでした。
18日 宇宙ステーション
右側への続きです。北極星の近くでISSとCSSがクロスしています。ISSは建物に沈んでいっています。
18日 宇宙ステーション
さらに右側です。最初に写していたカメラの向きを変えています。向きを変えるのが遅かったので途中から写っています。
18日 宇宙ステーション

 19日です。太陽です。西側に現れた黒点は後に黒点を従えているようです。
19日 太陽
ISS、CSSとも夕刻にでていました。ISSは、建物の陰になりそうなので見ていません。CSSです。まっすぐ昇っています。左が下になっています。
19日 宇宙ステーション
 
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2023年03月15日

星の記録 3月15日号 14日夕以後

 昨日の夕方以後に見たものの報告です。
 日没後にカノープスの撮影をしようとしました。写し始めた時間帯は少し明るく、カノープスは見えていませんでした。半月前ほどの感覚でこのあたりと適当に見当をつけて写したらだいぶ西の方にありました。長時間インターバルで写していたのですが、最初の数枚にしか写っていませんでした。右端の建物の屋上に接しているように写っています。
14日 カノープス
この時間帯に国際宇宙ステーションがでていました。これも肉眼では見えませんでした。一番背の高い建物の屋上に接するようにカノープスも写っています。
14日 カノープスとISS
カノープスは沈むまで写すつもりでいました。カメラの向きをずらして写したものです。この頃にはカノープスは双眼鏡で確認できました。
14日 カノープス
さらに時間が経ってから、もう一度向きをずらしたものです。沈んだ(建物の向こうに隠れた)頃とみたので終了しましたが、まだ建物にはかかっていませんでした。
14日 カノープス
もう一度国際宇宙ステーションが見えたのですが、見えるということを忘れて見逃しています。
月です。やりかけていたことが遅くまでかかったので、別の雑用も済ませて昇ってくるまでの時間をつぶしてから撮影しています。この時間帯になったら14日といっていいのかどうか。月齢は22.4、下弦直前です。
14日 月

 15日です。太陽から。目立った黒点はなくなりました。真ん中付近にちょっと大きい黒点があります。
15日 太陽
国際宇宙ステーションです。南西の空から高角度で昇っていきます。昇り始めのものです。ISSの軌跡の右側上にある明るい星はアルデバランです。
15日 ISS
頭上近くをねらっていたカメラの写真です。軌跡のすぐ近く左よりにある星がアルデバランです。カペラの横を通り過ぎてから地球の影に入っています。ピンぼけのせいで星の写りが悪くなっています。
15日 ISS
望遠鏡で写した国際宇宙ステーションです。右側が進行方向です。
15日 ISS

カノープスは暗くなりはじめた頃にすでに南中しているようになっています。もうまもなく見られなくなるでしょう。そういえば、木星や土星も見えなくなっています。火星も暗くなってきていて、今期は、大きく写せてないまま終わってしまったようです。シリウスBに挑戦しようと思っているのですが、チャンスはあるのでしょうか。これもまもなく観測できなくなりそうです。
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2023年03月14日

星の記録 3月14日号 12〜14日太陽月など

 星の観察記録の報告を続けます。
 12日太陽です。大きな黒点は端の方によってきて、全体的に小さな黒点ばかりになってきました。
12日 太陽
日没時くらいから雲が広がってきて、星は見えなくなりました。夜中には強風を伴う雨が降っていました。

 13日太陽からです。黒点が目立たなくなっています。
13日 太陽
カノープスです。久々に双眼鏡で見えました。肉眼では無理でした。昨晩の風と雨で春霞が消え、空気の透明度がよくなったようです。その代わり少し気温が下がっています。撮影したのですが、すぐに電池切れになっていました。南中前後のものが数枚写っています。135mmズームです。
13日 カノープス
 電池を入れ替えて写し直したものです。ここのあたりまでくると飛行機の着陸コースから離れています。
13日 カノープス
ほぼ同時刻に国際宇宙ステーションもでていました。肉眼では確認できていません。というより、もう一台のカメラの電池交換に出窓っていました。ISSは写真には写っていますが、わかりにくくなるので画像処理をしています。それでも苦しいか。矢印のところにカノープスが写っています。上の点線は着陸する多数の飛行機です。28mmズームで写しています。
13日 国際宇宙ステーション
月です。月齢は22.2、あと1日ちょっとで下弦です。
13日 月
月の昇ってくる時刻が夜中をまわるようになりました。これで今朔望月の観測はおしまいになりそうです。

 14日太陽です。表面はだいぶきれいになってきました。といってもだいぶピントが甘くなってきているのもありそうです。あわせ直した方がよさそうです。
14日 太陽
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