報告を始める前に機材や撮影方法について述べておきます。これ以外の設定の場合は、その都度記載します。まず望遠鏡です。普段は PentaxEDHF を使用しています。口径は105mm、焦点距離は700mmです。これに1.4倍のテレコンバータをつけてPentaxKPで撮影しています。鏡筒とカメラの取り付け方向との関係で下が西を向くようになっています。太陽を撮影する場合は、鏡筒の前にアストロソーラーフィルターを取り付け10万分の一の明るさに減光しています。太陽の場合は写っている黒点が見づらいということがあり、辺で45%(面積で20%)程のトリミングした上で、左回転させコントラストをわずかにあげています。この処理で下が南側を示すことになります。
カメラによる固定撮影の方法です。三脚にそのまま載せていますから下が重力方向になります。これと違ったうえで地面が写っていない場合は向きを記載することにしています。カメラはPentaxK50かK30になります。レンズは基本的に、18-135mmズームか55-300mmズームのどちらかです。国際宇宙ステーション等の撮影では、3秒間隔で撮影した写真を比較明合成しています。
空が明るいことが多いので画像処理を加えることがあります。その場合は、同一画像を、ネガにし、さらに30pxのガウスぼかしをかけた状態で48%で透過させ、結合した画像をトーンカーブを使って明るさコントラスト調整をしています。 前置きが長くなりました。記録の報告をします。7日まではずっと曇っていました。次は8日からになります。太陽です。西側から東西に並んだ黒点が出現してきました。


9日です。太陽です。東側から出現した黒点の周囲にある白斑が目立たなくなっています。


少し露出を落としたものです。これでも、シリウスの白い円の外側に出てくるかどうかというところでしょう。こんどは、左ななめ下の星が目立たなくなっています。



望遠鏡をだしたついでに、近くにあった金星も写しています。十日夜くらいの月と同じ形かな。これも色ずれを処理しています。

