この春は、時々雷鳴を聞きます。春に雷はあまりなかったような気がします。昨晩は、何となく一瞬だけ明るくなっているような気がしました。雷にしては音が聞こえませんから、気のせいかなと思っていました。その後、星は出ているのかが気になって外のようすを見ていると、空が明るく光るのが見えました。稲光があるのかもということで見ていると、閃光が走るのも確認できました。それもかなりの頻度で起こっています。光る場所も何ヶ所かあるようです。
雨は降っていないようなので、急遽カメラをだして、よく光っている方角に向けて写真を撮り始めました。JAカメラの設定は、いつもISSを写しているのと同じ3秒インターバルにしています。露出は2秒です。写し始めたとたん大きな稲光がでました。かなり白く飛んでいます。もうちょっと暗い設定でもよかったようです。
距離を測ろうと雷鳴が聞こえるのを待ったのですが、なかなか聞こえてきません。音は出ていないようです。その後も何回か空が明るくなりますが、雷鳴はありません。
その後に光ったものです。完全に白く写っていて、稲光はほんの一部しか写っていません。
光っているときの写真を続けてみると、明るくなっている部分はだいたい似たような形でだんだんこちら側に近づいているようです。ちなみに撮影方向は西側になります。
確認のためにもう1枚。
稲光の形がわかるかなということで画像処理をしてみました。それでも白く飛びすぎたところはどうなっているかわかりません。光っているところでは無数の筋が見えます。それとかなりジグザグしています。
その後の写真です。この頃になると雷鳴が聞こえだしました。光ってから時間差はほとんどありません。
真上近くで光るようになってきました。
この後は、急に大粒の雨が降りだしたので、カメラが濡れないように片付けました。そのまま写し続けていても雲が通過し終わって写らなくなっていたでしょう。雨はかなり激しく降るようになりました。でも、10分もしないうちにやんでしまいました。
撮影していたのは10分間約200枚で、稲光が写っていたのはここにあげた分だけです。他に空が明るくなっているものをあわせると全部で10枚を超えていました。1分間に1回というのはかなりの頻度で光っていたことになります。露出オーバーということなので、もう少し絞り込んで、露出時間を延ばしてもよかったでしょう。