
皆既食になる直前のものです。ターコイズフリンジがきれいに写っています。

皆既食になってからの月です。左下に天王星も写っています。

この直後に、天王星とすばるを見ることにしました。望遠鏡からカメラをはずし、接眼レンズを取り付けます。天王星を見た人たちの第一声は「ちっちゃ」でした。何とか見える明るさでしたからね。
すばるは肉眼では見えなかったのですが、何とか入れることができました。最低倍率でみても、すばるは視野全体からはみだしています。レデューサかクローズアップレンズを使っても視野内に収まっていたのかは不明です。火星は見えていませんでした。もうすぐ、天王星食が始まるということで再びカメラを取り付けて撮影を始めます。正規の位置(右が北)より左に約45度回転して取り付けていました。撮影は20秒インターバルです。
天王星食直前の写真には、月の向こうから星が3つほどでてくるところが写っていました。星の部分と天王星の部分をを約9倍になるように拡大したものを横につけています。下が天王星です。これでは見えませんが、天王星の横に暗い星がいくつか写っているようです。衛星なのかも知れません。

天王星が隠れているところです。先ほどの写真より天王星は隠れた分だけ暗く小さくなっています。

この後、火星がでてきているのが見えたので、火星も見ることにしました。大きなマンションにかかってその上まで昇ってくるのにだいぶ時間がかかったようです。かなり揺らいでいました。再びカメラに切り替え皆既月食の続きを撮影します。皆既食終了直後のものです。月面の端っこから明るくなりターコイズフリンジが写っています。

天王星が月の向こう側から出てくるときのものです。拡大部分は、明るさコントラストを調整しています。

最後の方の写真です。この頃にはお客さんは帰っていなくなっていました。それでも個人的に自宅前で見ていた人もいたようです。建物にかかり始めた影響が出ています。

写真が写せなくなったところで、機材を撤収します。