ヒメシャラは、平家物語の最初にでてくる沙羅の木とされています。似た花で夏椿というのがありますが、これも沙羅の木とされることがあります。沙羅双樹というのは、これが2本あることに由来します。
こちらが大門坊です。

ヒメシャラの木はすぐに見つかりました。建物の正面です。椿のような白い花を咲かせています。ヒメから想像していたより大きな花でした。

離れて下から写してみました。

ヒメシャラの木の根元です。木は1本なのかな。少なくとも双樹ではなさそうです。散った花がたくさん落ちています。

横にあったアジサイと、その横の北向地蔵尊です。一願成就と書かれています。一の 筆跡が違うように見えます。欲張るのはよくないということでしょうか。矢田寺にはお地蔵さんもたくさんあるそうです。

建物に上がります。階段の途中から間近で写したヒメシャラです。横に実が大きくなっています。おしべの色が黒くなっているのが気になっています。花弁も茶色くなっているものがほとんどでした。昼をだいぶまわっています。「花の色、盛者必衰の理を表す」というのはこのことをいっているのでしょうか。

外廊下に上がって少し離れたところからのヒメシャラです。背後の山は矢田山というのかな。お寺の山号が矢田山です。寺号は金剛山寺というのが正しいようです。

建物から外に出て離れたところからのヒメシャラです。額には摩尼殿と書かれているのかな。
