2022年10月24日

2022年日帰旅(06/20矢田寺紫陽花)106 矢田寺大門坊

 矢田寺の石段を登り切ると平らな所にでます。その両側に塔頭(たっちゅうと読むらしいです)があります。右側が大門坊、左側が念佛院です。大門坊にはヒメシャラの木があると聞いています。橿原市近くのアジサイがさいている寺よりこちらを選んだ理由はここにあります。
 ヒメシャラは、平家物語の最初にでてくる沙羅の木とされています。似た花で夏椿というのがありますが、これも沙羅の木とされることがあります。沙羅双樹というのは、これが2本あることに由来します。
 こちらが大門坊です。
矢田寺大門坊

 ヒメシャラの木はすぐに見つかりました。建物の正面です。椿のような白い花を咲かせています。ヒメから想像していたより大きな花でした。
矢田寺大門坊 ヒメシャラ

 離れて下から写してみました。
矢田寺大門坊 ヒメシャラ

 ヒメシャラの木の根元です。木は1本なのかな。少なくとも双樹ではなさそうです。散った花がたくさん落ちています。
矢田寺大門坊 ヒメシャラ

 横にあったアジサイと、その横の北向地蔵尊です。一願成就と書かれています。一の 筆跡が違うように見えます。欲張るのはよくないということでしょうか。矢田寺にはお地蔵さんもたくさんあるそうです。
矢田寺大門坊 アジサイ

 建物に上がります。階段の途中から間近で写したヒメシャラです。横に実が大きくなっています。おしべの色が黒くなっているのが気になっています。花弁も茶色くなっているものがほとんどでした。昼をだいぶまわっています。「花の色、盛者必衰の理を表す」というのはこのことをいっているのでしょうか。
矢田寺大門坊 ヒメシャラ

 外廊下に上がって少し離れたところからのヒメシャラです。背後の山は矢田山というのかな。お寺の山号が矢田山です。寺号は金剛山寺というのが正しいようです。
矢田寺大門坊 ヒメシャラ

 建物から外に出て離れたところからのヒメシャラです。額には摩尼殿と書かれているのかな。
矢田寺大門坊 ヒメシャラ


posted by ヨッシン at 00:00| 旅行記