2022年10月02日

花便り10月号

 9月半ばごろから急に涼しくなってきました。そのせいなのか、よく咲いていたカリブラコアとコバノランタナの花が少なくなってきました。今月はこれで行こうかと思っていたことの当てが外れました。逆に元気がなかったのもので、花をつけるようになってきたのがベゴニアです。ということで今月の花はベゴニアとします。
ベゴニア
 街角では、暑い盛りも花をよく見かけました。元気さの度合いにものすごく差があるように感じています。暑さを避けるために、すだれハウスの中に入れていましたが花がほとんどついていませんでした。暑さに弱い、直射日光に弱いとネットでは書かれています。イメージがちょっと違っているようです。どちらが正しいのでしょうか。感じているのは衝撃に弱いということです。ちょっとぶつけただけで、折れたり、そこから枯れてきたりしています。折れて根元からなくなっているようすです。
ベゴニア
 ベゴニアは、雄花と雌花があります。ふだんよく目にするのは雄花の方です。雌花には花弁の裏側に子房の膨らみが見えます。雄花と雌花です。左側が雌花になります。
ベゴニア
 花が咲いた後は、雄花はすぐに枯れ落ちるのですが、雌花はそのまま残り、子房が果実へと変わっていきます。中に非常に小さな種子がたくさんできます。最初見たときはこれが種子なのかなと思いましたが、蒔いてみるときちんと芽が出てきました。赤玉土の上では栄養不足なのか大きくなりませんでした。実際にこぼれ種で、いろいろなところで大きくなっています。真ん中の丸い葉っぱがベゴニアです。細長い葉がカモミール、下の大きな葉っぱがキンギョソウです。どれも小さな種をつけます。
ベゴニア

 シクラメンも種ができたので蒔いてみました。いつ芽がでてくるのかよくわかっていません。最近になって、芽というか根というか球根の元というものがでてきました。真ん中付近の白い小さなものが発芽したものになります。周囲にまだたくさんの種があります。
シクラメン芽
 本体の方はというと夏を越せたのは一株だけでした。かなり難易度が高いようです。残った株からは花芽が大きくなっています。今月中に咲くのでしょうか。
シクラメン花芽

 芽といえば、水仙も早く芽吹いて欲しいものです。葉っぱのでている期間が短く大きな球根ができていません、花をつけない小さな球根ばかりになっています。今のところ芽をだいているのは3つだけです。その中で一番大きなものです。緑色の葉っぱが見えますか。
水仙芽


 アワダチソウグンバイが増えていました。周辺の空き地や花壇でも増殖しているようです。増える植物とそうでない植物があります。よくついていたのは、ガザニアとヒャクニチソウ、宿根サルビアです。サツマイモにも着くといわれていますが、たくさんは見かけていません。その他のキク科植物(ディモルフォセカ、姫小菊、キンセンカ、クリサンセマム)にはやってこないようです。野外では、やはりセイタカアワダチソウに多いようです。オオアレチノギクも食害を受けているように見えますが、虫自体は見かけていません。センダングサとかのキク科植物では見ていません。
 ガザニアは葉がすぐに伸びてくるので葉なし状態になるまでカットしました、ヒャクニチソウも暑くなる前に剪定をした方がいいということなので強めにカットしました。2週間ほどは虫を見かけませんでしたが、葉がひろがってくるのにつれて見かけるようになり、最近ではかなりの頻度で見るようになりました。でもそのほとんどが、ガザニアで、たまに宿根サルビアで見るくらいです。
 ガザニアのアブラムシも多いので薬剤に頼ることにしました。適応害虫が少ないけれども葉にしみこんで薬効が持続するタイプと、適応する害虫は多いけれども葉にしみこまないタイプのものがありました。あまり何度も蒔くというのも問題ですから、葉にしみこむタイプにしました。その結果今のところは繁殖は抑えられているようです。ちょっとアブラムシが出始めたかなという感はあります。グンバイ虫も見かけていません。新しい葉がのびてくるとまた出てくるのかな。もう一つ多いハダニにはどの程度の効果があるのでしょうか。
posted by ヨッシン at 00:00| 日記