昨日からの続きです。4番目の動画2が残っています。中央少し上にある光点が、UFOとされているものと思われます。これが何なのかについては、はっきりしないところもあります。一番問題になるのは手ぶれがひどく画像を追うのに苦労するという点です。この件に関しては、どのように解析しようとしているのかについても書いていくことにします。
最初の感想です。ふだん見かけないところに光点が見えたので、UFOではないかと投稿したように思えます。ふだん見慣れた景色でも、時々あんなのあったかなと思うことがあります。その可能性もあります。この点に関しては、現地の状況がわからないので何とも答えようがありません。
画像に関していえば、問題の光点と他の光源では写り方が全く違っている点が気になります。赤信号や街灯の明かりからは長いハレーションがでていますし、光源の周囲全体にコロナ状にハレーションがでています。これに対して光点ではハレーションがなく輪郭がくっきりしています。このことからいえるのは、光点は他の光とは全く違う方法で写り込んでいるこんでいるように見えます。極端なことをいえば、別に撮られたものを合成している可能性も考えられます。
光点が動いているかどうかという問題です。画像を見た限りでは、周囲の風景に固定されているように見えます。一応、途中2枚ほどスナップショットをとったところ、風景とはわずかにずれているものの、あまり動いているようには見えませんでした。かなり高いところに見えますが、山の上に何かあるということは考えにくそうです。電線に碍子といった光を反射するものがあってそれが光っている可能性が考えられます。
わかっている情報を整理してみると。福島市飯野町で撮られたものであること、どこか信号と横断歩道のある交差点で、よく通るところであること、一方通行の入口があることくらいですから、場所が特定できそうな気がしました。グーグルマップで飯野町とされる範囲で、探してみました。
信号のある交差点は数えるほどしかなく、いずれも条件に該当しませんでした。その後気がついたのは、マップが示す範囲内に千貫森がないということです。
千貫森を調べてみると飯野町青木として別の区域になっていました。他にも飯野町明治という地名もあるようなので、飯野町の範囲が特定できず断念しました。この2地区にも条件を満たす交差点はありませんでした。場所を特定するという方法はいったん置いておくことにします。
とにかく手ぶれがひどいということなので、ソフトで手ぶれ補正をかけてみました。これでわかったのは、光点は山に対して微妙にゆれ動いているということです。これから、地上風景の一部という考えは否定できます。光点の周囲に支えのようなものも、画像処理からは見つけることはできませんでした。
動画を見直してみると、画像が左にぶれたときは、光点は下の信号機柱に対して左にずれているように見えます。これだとたとえば、ハレーションがないのは説明できませんが、車のフロントガラスに写り込んだ後方の光が写っていることもありそうです。
交通量が多いということをヒントに、国道を調べてみると、研究所西側900mの立子山中田・足替田にある交差点が撮影場所と判明しました(飯野町外なのでは?)。画像から詳細に調べてみると、歩道あるいはさらに道路の外側から撮影されたものの可能性が出てきました。車の中から写したということはほとんどなくなってしまいました。
さらに、動画を低速度再生してみると、光点の動きは全体的に、カメラの動きに調和的なものの、何となく画像の動きに先行しているように見えます。ガラスの反射では説明が難しそうです。このあたりも検討の余地がありそうです。
今のところは光点の写り方が他と違うという1点で、いわゆるUFO(空飛ぶ円盤)ではないと思っています。背景の山が千貫森と判明しました。となると、UFOバイアスがかかってきますから、ここは慎重に判断したいところです。といって、お手上げ状態になっています。ただし、作為的に作ったものではないということは暗黙の了解にしています。
2022年06月29日
UFOにみえないんだけど3
posted by ヨッシン at 00:00| 雑記