川の左岸側からだと、滝野船座までいったん川を船で渡ってから、荷物を積み替えてというのは不便だということで、左岸側からでも運び出せるよう慶長10年(1605年)に作られたものだそうです。滝野船座とともに繁栄したものの、大正年間の鉄道開通によってその役目は終わったそうです。
河岸をみると石を積み上げて船を着けて荷物を積み下ろししやすくしたような跡があります。でも、コンクリートで固められているようにも見えますから、その当時のものかははっきりわかりません。

ここから見た下流側です。姫滝は手前の岩場の向こうの水がよどんでいる先にあり、はっきりとは見えていません。

手前側の水辺に鳥がやってくるのが見えました。確認できていませんでしたが、チドリの仲間で、目の周りに黄色い輪が見えませんから、イカルチドリでしょう。

この付近でみられる岩石です。集塊岩なのでしょうか。

姫滝は右岸側からの方がみやすそうなので、滝見橋を渡って右岸側に戻ります。この橋は、新しくつけ替えられたところで、上流側にあった古い橋の道路上に残された広場にプレートのようなものがかかっています。橋の工費がいくらだったとか書かれています。そこからみた闘竜灘です。

新しい橋の上から見た闘竜灘です。姫滝よりもこちらの方が滝っぽいかな。

直下の川底にブルドーザーでひっかいたような筋がみられます。これも自然にできたものなのでしょうか。
