公園の近くで、利尻コンブの加工場直売店に寄った記憶があります。昆布を買おうとしたけれども、財布の中の小銭がなくなってしまうので悩んでいたことははっきり覚えています。単純に考えれば、百円二百円の買い物ではないので、万札を切れば別段問題が無かっただけの話なのです。でも、こんな変なことはしっかり覚えています。
この店と公園はどういう順番でどのようにしていったのかが記憶でははっきりしていません。覚えているのは、両方とも全員が一緒になって動いているということです。それからするとそれぞれが離れたところにありそうな感じがします。調べたところ、店は駐車場入口前にあるものが一番しっくりします。「きたのいつくしま」から「オタドマリ沼」の間には、そのような店はここ以外には見当たりません。
となると、普通なら店に先に入って買い物が終わった人から公園を見学してねとなりそうです。ところが、順番は店の方が後というのもはっきりしています。というのは、仙法志ポン山の写真があるからです。この写真です。

これは店をでてすぐ前、正確には何軒か隣の家の脇から写したと覚えています。実際にその場所もストリートビューでほぼ特定できます。写した時刻からすると、公園での写真よりも後で写していますから、公園に行ってから買い物に行っているのは間違いないようです。
時刻は公園に行った20分後になっています。買い物で悩んでいる時間とかも考えてみると、だいたい妥当なところでしょう。問題なのは、どうして(理由もあるし方法も)みんなでそろっていったのかということです。
考えられるのは、まだ観光シーズンになっていないために、通常は開いていないのだけれども、団体客が来た時にだけ開けるという事になっていたということかなというぐらいです。バスが到着して、店に連絡して開店準備をしている間に公園に行って、だいたい開いた頃を見計らって、みんなで連れ持っていったのかなと想像できます。
ところが、沓形でもにたようなことが起こっています。目的の店は開いていなかったようです。どこかによってとか(近くに沓形岬公園があったのに)、食事会場で時間を調整してとかできたはずですがそうなっていません。
実のところをいうと、もう一つ謎があります。ポン山の写真についてです。どうして、店の何軒かとなりで写したのでしょうか。わざわざ、きれいに写せそうな場所を探しています。それなら、駐車場まで戻ればじゅうぶん見えていたでしょう。そうしなかったのはどうしてなのでしょう。
これも想像になります。バスは店の前まで回送してくることになっていたのではないかということです。店の前にはバスを長時間駐車するは無理でも乗降のために停めておくスペースはあります。買い物が終わった時を見計らって回送してくるというのはありそうです。
建物の間から潜在円頂丘のような山を見つけたけれども、もう少しはっきり見える場所で写真を撮りたい。でも、バスがくるのを確認していないといけない。そのためには駐車場といった店の見えないところへは離れられない。結局は道沿いに移動するしかなかったというところでしょうか。
利尻山は公園を歩いているときに写していますから、それが目的ではなかったというのは確かです。方角もわずかに違います。
天塩でもわからないことがあります。どの店に入ったのかということです。行きと帰りで違うところに入ると言っていたような記憶もあります。そのわりには、同じ店に入っていたようにも見えます。いったときでさえわかっていないものが何年も経ってからわかるはずはありません。ここのところは、さらっと流しています。
こういったことは、GPSロガーが頻繁に記録をとっているとか、なんでもいいから写真をとりまくっているとかしていれば、ある程度はわかったのでしょう。たとえば、沓形では、弁財天の写真を写しているとかいったことです。翌年から、ブログに記録を書くようになって、参考になりそうなものは、案内板とかでもなんでもたくさん写すようになっています。GPSロガーも使い方がわかって、記録は増えています。
この旅行で、GPSロガーが記録した位置とその近くで写した写真の連係データです。地理院地図にファイルをドラッグするか、グーグルマイマップに登録すると見ることができます。ファイルはここからKMLファイルをダウンロードしてください。
<パンフレットと観光地>
記事を書くにあたって、旅行の時の資料は結構役に立ちます。いった先でもらってきたパンフレットなどを見ながら書くこともあります。また、パンフレットは、次回同じ所を旅行するときの参考にもなります。
今回の旅行では、まず旅行社からの資料が見当たらなかったということで、行程がはっきりしていません。どこに行く予定だったのか、どこが省略されたのか、それがどういう理由でなのかといったことです。
この旅行では、礼文島のパンフレットはそこそこ残っていたのですが、利尻島のパンフレットが全くといっていいくらいありません。この差はどうしてなのでしょうか。
一つ思いつくのは、観光案内の方法に関係しているのかなということです。道の駅などで観光地の情報を入手しようとしても、道の駅を運営している町の情報しか手に入らなくて、隣町のものが必要なら隣町まで行かないと手に入らないということがよくあります。
礼文島は全体が一つの町ですが、利尻島には二つの町があります。二つの町が別々に観光案内をしていて、いっしょに考えようということがなかったのではということもありそうです。7年前の話なので今はどうなっているのか。
礼文島では宿の前がターミナルで観光協会もここにありました。パンフレットの入手は比較的容易でした。
利尻島では、鴛泊港についてパンフレット類を探している時間があったのかどうかはっきりしません。宿のある沓形では、フェリーターミナルはあるのですが、この時期は使っていないようです。観光協会が開いていたのかどうかわかりません。利尻島では沓形周辺の地図だけが残っています。これは宿で入手したものでしょう。
そういえば、利尻島での観光地はオタドマリ沼以外にあったのでしょうか。沓形岬公園は勝手に行っていますし、仙法志御崎公園は店が開くまで間の時間つぶしだったような気がしています。雪のためにいけなかったところはあります。それにしても印象に残っているところは余りありません。実際には、バスの窓から見ただけでも、あそこはと興味があるところはいっぱいありました。
礼文島でもいろいろなところに行っていそうですが、昼前に島について3時過ぎには宿に戻っています。時間だけ見れば、まだまだ寄れたようです。たとえばミズバショウ群生地は花がなくても、バスを降りて見る時間があったのではという気がしています。昼食との兼ね合いがあったのかも知れませんが、ここと船泊湾か金田の岬近くのどこかを見てから食事をして、澄海岬とスコトン岬を見て帰ってくることができたような気がします。どこかのハイキングコースを小1時間ほど歩いてもよかったのではという気もしています。
全体的に雪がまだ溶けきらず見るところが少なくなっていたようで、季節的には早すぎたのかなという感じです。この年に限った状況だったのでしょうか。