富山からは「サンダーバード」がでていますから、これに乗って大阪まで帰ってくることになります。乗れるのははじめの予定より2時間後の列車になります。大阪到着予定時刻ははっきりしませんが、23時30分ごろのようです。何とか最終になる前の電車に乗り継いで帰ってくることができそうです。これで一安心ということで車窓見学を楽しむことにしました。
上越ICの近くです。妙高山が見えるはずですが雲の中のようです。直江津へいくにはここで高速道路を降りることになります。

この先で弁当を積み込むか何かの理由でSAに入っています。場所的には名立谷浜SAのようです。帰りの電車内で食べる希望者向けの弁当だったような気がします。それとも全員かな。本来なら直江津駅でもらうことになっていたようです。業者にここまで持ってきてもらうように添乗員さんが手配していました。
糸魚川付近です。新潟焼山は雲の中で見えません。鉄道と高速道路ではだいぶ場所が違いますから往路に比べて見え方も変わっています。

富山駅に到着です。新幹線の工事でごちゃごちゃしています。駅前でバスを駐める所がありません。道路脇にとめ、急いで降りて荷物を受け取ったらすぐに駅舎に移動します。
ここで2時間ほどの時間待ちです。待合場所も狭くなっていて窮屈です。時間をつぶせる事もすぐになくなって暇をもてあまします。テレビは、東京で大雨だったとかいうようなニュースしか放映していません。すぐに飽きてきます。
何とか時間になって、ホームにあがります。待っている場所から月が見えます。半月のようです。この日は月面×が見られる予想がでています。写真に写してみると何とか確認できます。でも、このサイズではわかりませんね。

列車がやってきて、乗車したら出発です。つぎは高岡に停まりました。出発時刻になったところで車内放送が入りました。次の石動駅近くの踏切で人身事故が発生したので、緊急停止しているとのことです。
待っていてもなかなか動き出す気配がありません。結局、2時間ちょっと経ってから動き出しました。このままの遅れで解散すると大阪到着が夜中の1時半頃になりそうです。特急の停車駅からの移動手段がありません。どうすればいいのか考えないといけません。
途中、車内放送で到着予定時刻が告げられます。遅れはそのままで、少しも回復する気配がありません。でも、ここで10分や20分早くなったとしても、特急停車駅で下車してからの交通手段がないのには変わりがありません。遅れが2時間を越えたままなら特急券の払い戻しがあります。同じ遅れるのならこちらの方がいいかな。
車内で添乗員さんが到着後どうするかを聞いてまわっています。降りてからの足がないので、どうするかということです。帰れない人はどこかに泊まるしかありません。ビジネスホテルを手配してくれるようです。実際にやったのは本社かな。大阪駅近辺ではなさそうで、京橋あたりまでの範囲になりようなことをいっていました。
はじめの予定では、京都で乗り換えて帰ってくるつもりでいました。京都からの最終電車は早いので利用できないでしょう。それなら新大阪までいくことにします。ここからのほうがタクシー代は格段に安くなります。たぶんこちらの方が早く帰れるでしょう。新大阪下車と変更して、その旨添乗員さんに伝えます。新大阪駅での下車証を発行してもらい受け取りました。
1つだけ朗報が入りました。大阪からの環状線乗り継ぎは臨時列車がでるそうです。でも、これはあまり影響がありません。京橋で泊まる人にはラッキーかな。他の路線はないのかと思います。どうして臨時列車があるのかも不思議です。サンダーバード遅れのためというのは、いくらなんでもという気がします。
列車の遅れは回復しないまま京都・新大阪と到着しました。新大阪で下車して改札に向かって階段を登り切ったところで、駅員さんが京都線乗り換えの人は急いでくださいと声をかけています。ここからも臨時列車があるようです。別のホームに降りて電車に乗ります。何人かの人がすでに乗っています。
いつ発車かわからないまま出発を待っていると、「新幹線遅れのため..」という車内放送がはいりました。この臨時列車は、サンダーバードのためではなく、新幹線の遅れのためのものだったようです。
5分くらいかな、待った後出発しました。最寄り駅に着いて、駅改札で下車証を見せて差額を支払おうとしたら、いらないといわれました。基本的にはターンした場合は、別途料金が必要になります。これもラッキーです。後は歩いて何とか自宅まで到着です。