2021年12月17日

星の記録 12月17日号 15日惑星と月

 17日号で15日の記録というのも変な感じがしますが、気にせずに進めます。
 大きな方の望遠鏡を出して惑星を観察しました。まずは南西の空に並んでいる金星土星木星です。
金星からです。だいぶ大きくなって細くなってきています。
金星
 お隣の土星です。まずは衛星もいっしょに。
土星と衛星
 本体の拡大です。これ以上きれいにというのは無理かな。
土星
 木星です。衛星といっしょに。一つ足りません。はじめは、カリストかなと思ったのですが、ガニメデと見た方がよさそうです。右端の衛星ほど離れるのはカリストしかありません。
木星と衛星
 この時の木星の拡大です。黒いシミのようなものが見えます。衛星の影が映っているように見えますが、そうではなくガニメデ本体のようです。
木星
 1時間後です。黒い点はだいぶ端の方まで来ました。ぼけてきているのが気になります。
木星
 さらに30分後です。ガニメデが本体から離れてきたようです。
木星
 この直後の衛星の配置です。ガニメデコブのようにつきだしています。
木星と衛星
 20分後です。ガニメデがだいぶ離れてきました。
木星と衛星
 さらに40分後の木星本体です。縞模様もはっきりとしなくなってきています。
木星
 さらに20分ほど待ってみました。木星の写りは悪くなる一方です。この後ガニメデの影が木星面に落ちるようになるはずなのですが、これでは見えそうにありません。衛星の配置を写して終了準備にかかります。ガニメデはだいぶ離れてきています。ぼけてきたせいか衛星が大きく写っています。
木星と衛星
 だいぶ片付け始めたのですが、空を見ると月が見えていました。この横に天王星がいることを思いだしたので、射程に入ってくるまで待つことにしました。実際にはなかなか射程に入ってきません。何とか入ってきたのは3時間後でした。ここでもう2つ問題が発生です。双眼鏡で確認しても、月明かりが強くて天王星が見えません。もう一つは、望遠鏡のファインダーがのぞけない位置にいます。これは鏡筒を回転させることで回避できました。その後ファインダーをのぞいてみても天王星は月明かりで見えませんでした。だいたいこのあたりに月を持ってきたら見えるのではという位置に合わせてから、カメラをのぞいて望遠鏡を動かしてみたら緑青色した星が入ってきました。この色の星は天王星しかありません。
天王星
 望遠レンズで月と天王星をいっしょに写したものです。月明かりを減らす画像処理をしています。線で挟んだところに天王星がいます。
天王星と月
 最後に月面の写真を何枚か写して終了です。チコクレータ周辺のものです。
月チコクレータ

 レナード彗星です。14日15日と写真を写してみたのですが、写りません。今日のものはそれらしいものが写っているようですが、はっきりとはしません。写っている位置と、その部分を切り出してコントラストを強調したものです。上の星は金星です。
レナード彗星
 だいぶ空が暗くなるまででているようになりました。このようすだと明日明後日あたりにははっきりと写ってくれそうです。問題なのは、15日にバーストを起こしたという情報が届いていることです。このまま急速に暗くなるのでしょうか。
posted by ヨッシン at 00:00|