建物を出てすぐに、川のようなところを渡ります。弥生時代の遺跡にはつきものの環濠です。吉野ヶ里では土塁も盛られて、そこに逆茂木が設置されるという重装備だったのですが、ここのものはどうだったのでしょう。見た感じでは土塁というほどではなさそうです。復元されていないだけなのでしょうか。

さらに内側に少し狭い環濠があります。

広場に出ました。ここから前方に復元楼閣が見えます。屋根にくるくるがついています。どこかの遺跡で一部が描かれている土器が見つかったというのを聞いたことがあります。ここのものだったようです。吉野ヶ里でも三内丸山でも復元されていなかったので、どこのものか不思議に思っていました。

広場の右側には、建物の柱の並びが復元されています。並びが不規則なところがあります。間から楼閣が写るようにしてみました。

二上山産のサヌカイトを使った石器も見つかっているそうです。原石を産出する二上山が見えています。

楼閣に近づいてみます。物見のようなところに、鳥の模型が飾られています。吉野ヶ里では、門の桁に飾られていました。霊力を授かるおまじないだったと書かれていたような気がします。

くるくるのアップです。当時はこのようなものをどうやって作ったのでしょうか。変に組み合わせて作るとすぐに腐ってきそうな気がします。
