2021年12月13日

2021年日帰り旅 10 11/25 田原本町唐古・鍵遺跡 遺構展示情報館

 旅行では、縄文・弥生時代の遺跡を見学することがよくあります。九州の吉野ヶ里遺跡(弥生時代)や東北の大湯環状列石・御所野・三内丸山遺跡といったところです。亀ヶ岡遺跡はほとんど何もないところですが、わざわざよっています。
 山陰を巡ったときによった妻木晩田遺跡では、各地の弥生時代の遺跡と広さ比べをしていました。そこで知ったのが、大阪の池上曽根遺跡が吉野ヶ里遺跡と遜色のない広さを誇っていたとかいうことです。よく考えてみると、地方の遺跡はよく見にいくのに、地元の遺跡はあまり見ていません。近々、このようなところも見に行こうと考えていました。安満遺跡は最近になって整備され始められ、農場で立ち入れなかったというところもあります。
 よくでかけるところの近くに唐古鍵遺跡というのがあります。近畿地方では名の知れた遺跡のようですが、詳しいことはわかっていません。出かけた帰りに寄ってみることにしました。
 発掘されたところは史跡公園として整備されています。出土物は1500m程離れたところにあるミュージアムで展示されています。とりあえず史跡公園に行きます。国道に面していますが、駐車場は史跡の反対側にあります。国道を渡ったところに道の駅があります。お弁当のようなものを買って公園で食べるという手もありますが、簡単に昼食をとってから歩いて見に行くことにしました。
 道の駅の3階から史跡が見渡せる場所がありました。そこからの遺跡風景です。手前にある建物が、遺構展示情報館、その右側が遺跡があった場所でしょう。向こう側に唐古池があって、その横に楼閣が復元されています。
田原本町唐古・鍵遺跡

 道路を渡って遺跡を見に行きます。最初に遺構展示情報館にはいってみました。一方通行になっています。
 内部は大型堀立柱建物の発掘されたときのようすが展示されています。ちょっとレプリカぽかったようです。
田原本町唐古・鍵遺跡 遺構展示情報館

 柱穴です。倒れた柱なのか材木が横たわっています。穴を埋めている土砂は洪水堆積物のようです。
田原本町唐古・鍵遺跡 復元柱穴

 直立したままの柱もあります。
田原本町唐古・鍵遺跡 復元柱穴

 展示物です。建物を復元した模型がありました。
田原本町唐古・鍵遺跡 復元模型

 土器に描かれていた楼閣の絵です。この3片でここまで位置関係がわかるとは..。
田原本町唐古・鍵遺跡 楼閣描画土器

 謎の材木です。大きなほぞ穴が開いています。
田原本町唐古・鍵遺跡 謎の柱

 展示館の反対側まできました。入口側の復元発掘現場のようすです。
田原本町唐古・鍵遺跡


posted by ヨッシン at 00:00| 旅行記