2021年10月18日

2014年小笠原諸島 50 06/29-30 父島航路 二見港から三宅島沖

 21時に船は二見港に戻る予定だと船内放送が入りました。出航したのが14時ですから7時間ぶりです。ということは引き返した時刻は17時半頃になります。このあたりの記録はとっていません。GPSロガーによると聟島の最北端に達したのが16時過ぎでだいたい同じ所まで戻ってきたのが19時前になっています。こちらからも17時半頃に聟島の北50km位のところから引き返したということになります。
 二見港に入港しますという船内放送が入ってデッキに上がってみました。港の灯りが見えています。
父島航路 二見港沖 二見港夜景

 着岸時の二見港です。救急車が待機しています。島の人も心配なのかたくさん見に来ています。救急車に乗り込むタイミングで船からがんばれという声がかかりました。
父島航路 二見港沖 二見港夜景

 船は病人と付き添い者を下ろしたらすぐに出航しました。急いで東京に戻らないといけません。ロスタイムは7時間です。
 二見港に戻る前だったか戻ってからだったかはっきりしませんが、小笠原メンバーで星空観察会をやっています。船では夜は星を見るのを推奨しています。他にもたくさんの人たちがでてきて星を見ています。
 星を見るには灯りがない方がいいのですが、海への転落の危険がありますし、転落してもわからなかったら困ります。一応それなりに明かりがあります。灯りが構造物の影になりそうな一画を見つけています(とすると二見港を再出港してからになりそうです)。そこでの観察会になります。天の川や夏の大三角がきれいに見えました。

 翌朝です。早い時間の記録がありません。9時過ぎに貨物船とすれ違った写真が残っています。霧の中で霞んでいます。5時半頃におきてデッキに行ったようすがあります。写真を撮っていないのは天気がよくなかったからでしょう。当日の天気図には北緯30度付近に梅雨前線が停滞しています。夜明け頃にちょうどそこを通過しているはずです。
父島航路 須美寿島沖 貨物船

 昼過ぎくらいから、トビウオの数が増えてきました。黒潮の近くを横断しているためでしょうか。三宅島に近づいています。
父島航路 三宅島沖 トビウオ

 これもトビウオです。
父島航路 三宅島沖 トビウオ

 かなり頻繁に飛んでいます。
父島航路 三宅島沖 トビウオ

 トビウオの大群と思ったのですが、飛跡が全然違います。糸のようなものを引いています。本体部分を拡大して見るとイカの姿をしています。糸のようなものはろうとから噴き出す水のようです。始めて見るものなので拡大しています(他にも拡大した方がいいのはたくさんあります)。
父島航路 三宅島沖 トビイカ

 海鳥も時々見かけます。これは、ハイイロミズナギドリにしています。
父島航路 三宅島沖 ハイイロミズナギドリ

 三宅島に接近しています。久々の携帯通話タイムなので、多くの人がデッキにでて電話をしています。そういえば、ここに来るまでの間、船内のコンセントはみんな携帯電話の充電に使われていました。持ち主はおいたままどこかに行ってい近くにいません。これでよくなくならないものだと感心していました。

posted by ヨッシン at 00:00| 旅行記