2021年10月03日

星の記録 10月号

 先月の星の記録をまとめてアップします。

 まずは9日から。水星・金星と月が接近しています。うっかりしていて気がつくのが遅れました。金星と月は見ましたが、水星は沈んだ後でした。
金星と月

 15日です。ISS(国際宇宙ステーション)が南寄りを通って南南西から東に抜けました。南側の空は建物の関係で見えないので、西側と東側にわけてカメラをセットして写してみました。南によりすぎなので拡大撮影はしていません。まずは南側です。かなり高角度であがって月の上を通りぬけています。動きの速い飛行体はヘリコプターです。
国際宇宙ステーション
 東の空です。意外と高いところから出現したので、途中でカメラを上に動かしました。そのままでも入っていたようです。後半部を切り出して前半部に位置を合わせてはりつけています。
国際宇宙ステーション

 18日です。この日もISSが通過します。南西の空から北西よりに通って北東に抜けます。南西方向と天頂方向にカメラをセットしておいて。真上を通過しているときに南西側のカメラを北東側に移動させるつもりでセットしました。望遠鏡も用意しておきます。
 日没直後から雲が広がり始めISSが通過する頃にはほぼ全天が雲で覆われてしまいました。肉眼では一瞬のあいだだけ見えました天頂方向のカメラではわずかに写っています。下が北西方向です。
国際宇宙ステーション
 北側に移動させたカメラにも写っていますががかすかです。左が上方向です。
国際宇宙ステーション
 望遠鏡での拡大は直前までピントを合わせられるものがなかったこともあわせて無理でした。次の周回でも見えるはずだったのですが時間を間違えていて見損ねました。

 19日です。ISSが北西の空低くに見えました。
国際宇宙ステーション

 20日です。ISSが西から北北東の空に抜けます。望遠鏡も用意しました。西空のカメラです。空が明るくはっきりとしないので画像処理をしたものを載せます。
国際宇宙ステーション
 北の空のカメラです。
国際宇宙ステーション
 望遠鏡の拡大です。うまくピントを合わせられなくてはっきりと写っていません。
国際宇宙ステーション
 この日は中秋の名月と間違えて月の写真も写していました。でてきた直後のものです。
月

 21日の月です。珍しく15夜です。いつもと反対側の右側がかけています。
中秋の名月


 ISSは11日を過ぎると次は11月中旬まで夕方に見ることはできません。
 月の話題です。新月前の月の出時に月の傾き方がいつもと反対になるとのことです、10月2日の月の出を写してみましたが、いつもと同じ向きに傾いています。垂直方向がわかるようにマンションの壁も入れています。
月
計算で確認してみます。月面で太陽の当たっていない(暗面中心)方向と天の北極方向との角度は天文年鑑で確認できます。Pで示されています。以下に3日から6日までの大阪でのおおよその諸数値を載せます。
  月出時−方位 月齢  P  傾き 日出時-方位
3日 1:59 66.8 26.1 295.2 085.2 
4日 3:04 72.7 27.1 300.3 090.3 5:54 94.6
5日 4:11 79.8 28.1 306.8 096.8 5:55 95.1
6日 5:18 87.6 29.1 327.5 117.5 5:56 95.6
傾きは北緯35度で、水平線南方向を基準に暗面方向が何度になるかを示しています。90度を越えると北方向に傾いていることを示します。6日で最大になりますがこの日(20時5分)が新月になります。新月日の月はまだ見たことがありません。難易度は高そうです。見るには5日が最高かな。1日前でもかなり高めです。



 
posted by ヨッシン at 00:00|