まもなく9月が終わろうとしています。先月にオリンピックに反対する理由を書くと言いました。原稿はできていますが、読み直してみると何となく愚痴の羅列みたいなので、掲載するまでに至らずそのままになっています。基本的にはスポーツを見たり聞いたりするのが不快だし、それに乗じたバカ騒ぎやピンハネに賛同できないところが根本にあります。とりあえず、この件はいったん保留とします。30年に札幌に誘致するというようなことを言い出していますから、その時にはまた出番があるかも知れません。保管庫にしまっておきます。
このところコロナ新規感染者数が急激に減っています。だいたい1週間で半分というペースです。本当かなという感じがします。明日からは、全ての緊急事態宣言や蔓延防止措置は解除するとのことです。
首都圏では積極的疫学調査を中止していますから、検査にかからない感染者は増大しているはずです、モニタリング調査、重症者数の推移などの分析から発表のあった数の倍くらいの感染者がいるのではという推定もあります。
市中をであるく感染者がふえれば、その分だけ感染が広まるはずです。それにもかかわらず急に張りだしたことの説明ができません。減りだしたのがいきなりですから、余計に気になります。ワクチン効果という考えもありますが、接種者完了は徐々に増えていっているはずですから、いきなり効き出すということには合点がいきません。
ブレークスルー感染というのもあります。発症していない感染者が感染を拡散させるというのもわかっていますし、どれくらいいるのかもわかっていません。まだしばらくはようすを見た方がいいでしょう、現在おこなわれている規制解除は徐々におこなうのがいいと考えます。まだしばらくの間は様子見で、旅行は差し控えたいと考えています。どこまで新規感染者が少なくなるのか気になるところです。実効再生産数が底をつき始めていてこれから上昇に転じるのではという見方もあります。
総理が辞めるとの発表がありました。表向きはコロナ対策に専念するという理由です。そのわりには、訪米してみたりと、本当に専念してるのかは疑問なところがあります。他にもいくつか問題を抱えています。このままでは差し迫った衆議院選で惨敗するのを回避するためというのが大方の見方でしょう。
与党の総裁を誰にするのかが大きな話題になっています。コロナを感染拡大させた問題はいつの間にかどこかに消えています。このままではうやむやになってしまいそうです。
各国のコロナ初期対応をみると、過去のSARSやMARS流行の教訓がいかさています。日本では幸いにも感染が広まらなかったということもあり、その対応を考えませんでした。そのため今回の流行では必要以上に感染を拡大させてしまいました。これに対して人災という言葉もでています。
今後にたような感染症がでてくるのはじゅうぶんに考えられますから、今回の経緯をしっかり分析して対応方法を検討しなければならないでしょう。ここままでは、なし崩し的に放置されそうな気がします。
他にも、もりかけ問題、桜問題、賄賂事件、オリンピックの総括といった問題もきちんと総括すべきだと考えます。