2021年09月24日

2014年小笠原諸島 34 06/28 母島 船木山の滝

 乳房山の遊歩道は5時間くらいかかるのでこれから行くのは無理です。手元にある手書きで書かれたような案内書には船木山の滝遊歩道というのがあります。1時間くらいの歩行で往復できるようです。ここに行ってみることにします。それにしても、この案内書はいつどこで入手したのかな。船を降りてから、観光案内所へよっている時間は無かったような。バイクを借りてから最初にいったのか。
 玉川ダムまでバイクで行きます。農業用水取水のために造られたダムです。その横から遊歩道が続いています。
 歩き始めてすぐに、カエルがでてきました。オオヒキガエルのこどものようです。害虫駆除のために持ち込まれたそうですが、生態系を破壊するということで駆除の対象となっています。猛毒があるので触るのは要注意です。
母島 船木山の滝遊歩道 オオヒキガエル

 しばらくは玉川ダムのダム湖にそって歩きます。岸にはシュロガヤツリが群生していると書かれています。遠くでどのような植物かはっきりわかりませんでした。
 シュロのような形をしていそうです。ほとんどのものは葉の形がだいぶ違います。ところどころに、放射状に葉のでているものがあります。黄緑色のかたまりになって写っています。現在は観賞用に栽培されているみたいなので、ここのものも元々はそれだったのかも。
母島 船木山の滝遊歩道 玉川ダムシュロガヤツリ

 戦時中の壕の跡があります。危険なので立入はできません。
母島 船木山の滝遊歩道 塹壕

 シュクシャの群落があります。花が咲いていないので、普通に雑草に見えます。ショウガのようなきれいな花が咲きます。
母島 船木山の滝遊歩道 シュクシャ群落

 船木山の滝に到着です。水がチョロチョロっとしたたり落ちています。思ったより小さな滝です。雨が降ると増えるのかな。ここか行き止まりです。滝に該当しそうなものはこれしかありませんでした。
母島 船木山の滝遊歩道 船木山の滝

 板根の発達した木がありました。シマホルトノキにできるようです。この木でしょうか。幹にコブコブがいっぱいできるみたいですが、そこまでは確認できていません。
母島 船木山の滝遊歩道 シマホルトノキ板根

 案内書にはバードウオッチングができると書かれていましたが、出合ったのはオオヒキガエルだけでした。玉川ダムまで戻ってきました。ダム堤からダム湖のようすです。
母島 船木山の滝遊歩道 玉川ダム

 このすぐ下に、木生シダのマルハチがたくさんありました。
母島 船木山の滝遊歩道 マルハチ

 マルハチの新芽です。ワラビのような形をしています。ヘゴはゼンマイのような形になります。
母島 船木山の滝遊歩道 マルハチ

 マルハチの葉が脱落した跡にできる模様です。丸に八の字を逆さまに書いたような模様があることからマルハチといいます。写真は左が上になります。
母島 船木山の滝遊歩道 マルハチ


posted by ヨッシン at 00:00| 旅行記