崩れ落ちて壊された山のかけらは、大きなものでは数十mになるものもあり、これが低地の取り残されれば小山のようになります。このようにしてできた山を流山と呼んでいます。大沼や小沼に見られる小島は流山が作ったものです。流山が作ったとみられる地形はセバット付近や大沼公園駅東側にもたくさん見られます。
山体崩壊は火山ではよく起こる現象で、駒ヶ岳も1640年の噴火で発生したという記録があります。駒ヶ岳の尖った山も崩れ落ちてできたように見えます。
大沼を巡りながら、駒ヶ岳を見ていくことにします。大沼公園駅前付近はよく見えそうですが、車を駐めるには有料になります。ちらっと見たいだけなのでちょっと勘弁です。大沼の南側を西に進んで、どこかないか探していきます。
道と沼の間には林が続きます。何とか木々の間に見えた駒ヶ岳です。山体崩壊の形が一番はっきりしているのは尖った山から右側へ、見えている尾根の向こう側に崩れ落ちたものです。この方向へ落ちたものはこちら側にやってきそうにもありません。みえている手前の斜面も傾斜緩そうなので落ちてこないでしょう。考えられるのは高いところから、左側にも崩れ落ちてからぐるっとセバットの方に向きを変えたという流れでしょう。

キャンプ場と駐車場がありましたので、そこに車を入れました。まだ沼は見えませんから少し歩かないと行けないようです。見た感じではキャンプ場からでは山は背になりそうです。反対側に行く遊歩道があったので行ってみました。その先で見えた駒ヶ岳です。

大沼です。このあたりは沼の東端になります。

先に進みます。少し引き返したところから海岸へでる道道に入ります。海岸にでたらそこにある国道を南下していきます。すぐに鹿部間欠泉公園につきます。前に来たときは、間欠泉が工事現場のような中にありました。今回は温泉施設の中です。その前の海岸にでて駒ヶ岳を見ました。雲がでてきています。

そのまま国道を南下していきます。南かやべ漁協大船漁港とその向こうに亀田半島の東側の山が見えています。左の高いのは丸山かな。

銚子岬のトンネルを過ぎると恵山が見えてきました。

恵山の東側海岸は通りぬけられませんから山越えをして西側の海岸にでます。少し南下すると道の駅なとわえさんがあります。そこから見た恵山です。

そのまま海岸沿いを走ると、函館市街に着きます。途中どこにも寄っていません。ただドライブしただけでした。町中は渋滞しそうなので、できるだけ避けた道を選んで進みます。ガソリンもそろそろなくなってきています。補給もしないといけないでしょう。
湯ノ川から道道100号に入り進んで行きます(函館環状道路はこのときにはできていません)。ちょっと込んでいましたが、何とか通過です。ガソリンスタンドを見つけて、給油をしたらすぐにバイパスに入ります。北上して函館ICから函館江差道に入ります。北斗中央ICを通過するときには雲の間から夕日が差していました。もうすぐ日没です。カメラの向きを確認しないでシャッターだけ押しています。

自動車道終点から、国道にでて先に進みます。木古内の市街地の手前で今日の宿が見えてきました。