2021年07月01日

7月になりました

 今日から7月です。何もできないうちに1年の半分が過ぎてしまいました。
 コロナワクチンの接種が進んでいるようですが、ほんとうのところどれくらい進んだのでしょう。今月中には、高齢者の接種が完了するという報道がありました。その一方で、ネットでは一回目の接種が始まるのが8月になってからだという高齢者の声がたくさん寄せられています。適当に都合よくねじ曲げているところがありそうです。「一回目の」接種が完了した、接種「の予約」が完了したと間に言葉を挟んでいい条件で完了なのでしょう。予約に空きができたのなら完了だという説もあります。

 前回の予約受付では申し込みができませんでした。高齢者の7%程しか予約枠がなく、それも数回に分けて先着順で受け付ければ混乱するのは当然です。その後しばらくは音沙汰なしで、6月中旬に年齢順に抽選で受け付けると発表がありました。これだと順番が回ってくるのは速くて7月の初旬、それから手続きとかで実際に接種できるのが中旬から下旬、2回目は8月の上旬から中旬くらいかなと、気長に待つしか手はないのかなと思っていました。
 その一方で、国の集団接種は順調に進んでいるようです。予約に空きができる事態も発生しているようです。こちらは、枠を埋めるために高齢者でなくても受付を始めました。接種場所に行くにはふだん大きな町の中心部に通勤しているのならそれほど抵抗がないでしょう。高齢者にわざわざそこまでいく、手間やリスクの事を考えれば二の足を踏むのは当然です。優先順位を変えられたような気がします。職域接種にしてもしかりです。

 接種の予約がどうなったかというと、以外と早く予約申し込みの順番が回ってきました。25日に予約券なるものが送られてきて、これを使って予約してくださいということでした。実際には、25日に発送すると予想できたので、その日に予約申し込みのサイトを開いてみたところ、予約可となっていました。どこでできるのかとか、いつできるのかとかを見ていたら、再度調べ直すのが大変と思い始め結局その場で申し込んでしまいました。残念なのは接種場所が市役所しか見つけられず、接種場所が遠くなってしまったことです。近くのセンターを見落としていた可能性があります。夕方以降しかないのも困りものです。夕食時間に重なります。
 一回目は6日の予定です。2回目はその3週間後です。さらに接種の効果がでるまでは2週間ですから8月中旬には抗体ができていそうです。オリンピックには間に合わないものの、それによって感染が拡大する時期には何とか間に合いそうです。それでも効果は95%です。5%は感染の可能性が残ります。
 それにしても、予約券なるものを使わずに予約できたということは、この予約券は何だったのでしょう。

 高齢者の接種が間に合ったとしてもまだまだ心配なことがあります。第4波では35才以上で重症者がでています。35才から64才までは無防備のままです。感染拡大のようすによってはまだまだ病床不足の恐れは十分ありそうです。さらにデルタ株でどうなるのか。少なくとも35才以上への接種(2回目接種後2週間経過)が完了するまでは、コロナはただの風邪ということはできないでしょう。

 現在の感染者数の内、高齢者の占める割合が低くなっているという報告があります。これは高齢者への接種の影響がでてきたためという発表もあります。本当にそうなのでしょうか。疑問なところがあります。
 ウィルスに暴露される確率は接種を受けているとかいないとかにかかわらず同じでしょう、とすると、高齢感染者が接種によって減少する割合は、接種率とその効果に関係すると見ていいでしょう。完全に免疫ができるまで2回目の接種後2週間は必要です。この場合でも、ワクチンの効果は95%です。それ以前なら効果はもっと少ないと見ていいでしょう。2回目を接種したのに感染したという話をよく聞きます。
 さらに、現在効果が出始めた人が、実際に症状としてでてくるのはさらに2週間後です。潜伏期間というのがあります。つまり確実に接種の影響がでてくるまでは、2回目接種後1ヶ月かかるということです。1回目からすればほぼ2ヶ月後になります。ワクチンの影響がでてくるのには少し早すぎるようです。
 実際にワクチン効果がどれくらいになるかの理論値は、ほぼ1ヶ月前の2回目接種完了率くらいと見ていいでしょう。現在で25%位だそうですから、この半分もいっていないでしょう。10%かなと思いますが効き始めた人もいるとして多めの20%と仮定してみます。現在の高齢者の占める割合が8%なら、ワクチンがなかったとした人の内の20%分が減少していますから元の数は10%になります。従って、ワクチンがなかったときの高齢感染者の割合は10%÷(100−8+10)でほぼ10%になります。8%と10%なのでほとんど差がないことがはっきりとわかります。高齢感染者の割合が低下するのはまだまだ先でしょう。
 過去の感染者数の年代別割合の推移を見ると、感染拡大初期には若年層で広がり始め、遅れて高齢者が拡大するパターンが顕著に表れています。今回も全くそのパターンに乗っています。高齢感染者者の割合が減っているのは、流れに乗った変化に過ぎません。
 若年層の行動拡大で感染者数が増大し始め、それが家庭内や高齢者のいる集団に飛び火して高齢感染者が増えていくというのが通例のようです。

 大阪市が一回目接種の予約を停止したとか。急に広げすぎたためにワクチンが足りなくなっているようです。職域接種の受付停止中です。この先接種がどの程度進むのか、また先行き不透明になってきました。市では、高齢者の分のワクチンは確保できているといっていますから、接種が中止になることはないでしょう。

 蔓延防止措置を1ヶ月程度延長することを検討するようです。完全に、オリンピックが措置期間に入ってきます。これでも普通にやるのでしょうか。少なくとも、夜間の試合については開催都市の町が無観客を要請しています。今日になって、オリンピックの無観客が視野に入ってきたという発言が政府関係者からでてき始めました。都議会議員選を意識したパフォーマンスのような気がします。あくまでも視野に入るです。そうすると断言していません。信用しない方がいいでしょう。



posted by ヨッシン at 00:00| 日記