2021年03月20日

星の記録 3月19日

 19日の星の記録です。国際宇宙ステーション(ISS)の通過が2回あります。18時50分頃と20時30分頃です。1回目は南西からほとんどまっすぐ上がりやや北西よりに通って北東の空に沈みます。日没後1時間も経っていないので、まだ空は真っ暗にはなっていません。2秒露出で4秒インターバルで写すことにしました。焦点距離は18mmです。ポートレイトで写します。約3分間の画像を比較明合成してみました。
ISS
 この間望遠鏡から1/200秒露出で拡大撮影もねらってみました。ピントを合わせる対象がなかったのでうまくあわせていません。これもピンぼけかな。
ISS
 赤道儀の極軸を南東の空できるだけ低い角度にして手動で追いかけています。天頂近くを通過するときは望遠鏡の向き合わせが複雑になりうまく導入できませんでした。極軸をどちらに向けるか考えておいた方がいいようです。
 カメラの位置を変えれば沈んでいくようすも写せます。少し場所を変えないといけません。いくつかトラブルがあって、再開できるまで時間がかかってしまいました。写せた写真を比較明合成したものです。北斗七星の間を通っています。
ISS

 1枚目の写真に月とそのすぐ横にアルデバランと火星が写っています。ニコニコマークになるということで拡大して写してみました。135mm、2秒露出です。天体の明るさの差が大きくこれ以上暗くすると星が写らなくなるし、明るくすると月の形がわからなくなります。
月火星アルデバラン
 少し引いてみました。80mm3秒露出です。すばるもいっしょに入ってきます。
月火星アルデバランすばる

 2回目のISSの通過です。西から北東方向の低い所を通過します。北東方向に屋上広告の明るい建物があります。それを避けるようにセッティングしていました。直前に消灯されたので、建物も入るように急いで向きを変えました。露出を4秒に延ばし、6秒インターバルで写します。写した写真からはそのままでははっきりしないので、街明かりを消す処理をしてから比較明合成をしています。写し始めた最初の写真から入ってきています。
ISS
 ISSは右側の建物のすぐ上に写っています。ここの広告照明があったら写っていなかったかも知れません。
 左上の方にも人工衛星らしきものが入っています。調べてみるとseasat1というものに該当します。予報では3等くらいの明るさになっています。海洋観測衛星だそうです。向きがISSと反対の右から左というのが気になります。多くの事項衛星と逆の西向きに回っているように見えます。
 肉眼ではどちらの人工衛星も見つけることはできていません。
posted by ヨッシン at 23:51|