2021年03月17日

紅葉の東海三山 40 2019/11/28 袋井市萬松山可睡斎秋葉総本殿

 本殿の裏側にある建物は、秋葉総本殿といいます。三尺坊御真殿ともいうようです。三尺坊は、修行の末火を自由自在に操ることができるようになったお坊さんです。元々は、秋葉山秋葉寺というお寺であったものが、明治期の廃仏毀釈で廃寺になり、御真体・仏具などを可睡斎が全て引き取って、ここに祀ったそうです。
 本殿の左横から、秋葉総本殿にいきます。石段にかかる手前右側、本堂の横手にある小さなお堂に、大きな下駄が置かれていました。仁王さんの関係かなとも思いましたが、仁王さんはわらじだったような。
袋井市可睡斎 大きな下駄

 石段登り口、両脇には1対の天狗像があります。秋葉総本殿との関係がもう一つよくわかりません。天狗は下駄だったかな。
袋井市可睡斎 天狗像

 石段を見ていると、白い筋が入っているのが気になります。花こう岩の中にある岩脈が切り分けられて見えています。どうつながっていたのか考えてしまいました。
袋井市可睡斎 石段の石

 秋葉総本殿です。本堂と同様、唐破風の向拝が大きく前にせり出しています。下にかかっている額も立派です。
袋井市可睡斎 秋葉総本殿

 本堂内部には、たくさんの天狗が飾られています。
袋井市可睡斎 秋葉総本殿 天狗の仮面

 可睡斎で調べてもわからなかったのですが、秋葉山で調べてみると、三尺坊が火術を会得したときに、背中に羽が生えて天狗になったとか。烏天狗と書かれています、写真に載せている像とかここに飾られている鼻高天狗とは違うようです。対になっていた天狗像は烏天狗だったようです。
 本殿の戸板の飾りも気になります。何の模様なのでしょうか。
袋井市可睡斎 秋葉総本殿 不思議な模様

 秋葉総本殿前から振り返って見たところです。右側に並んでいるのは手前から位牌堂・座禅堂イチョウの木の左に輪蔵堂、その左向こうに山門、旗の後ろは本堂になります。
袋井市可睡斎 秋葉総本殿から本堂前

続く..........


posted by ヨッシン at 23:55| 旅行記