三十三ヵ所を巡り終わると満願成就ということになります。満願堂はそれに由来する名前だったのかなあ。
満願堂前の石段を降りていくと本堂の横にでます。降りたすぐ左側には子安堂と笈摺(おいずる)堂というのが並んでいます。笈摺とは巡礼に着ていた衣服のことです。満願成就の暁には、その衣服をお寺に納めるそうです。その場所がこの笈摺堂です。
折り鶴は笈摺との語呂合わせでしょうか。

隣のお堂です。仏様が安置されています。お札のようなものが水で貼りつけられています。病気を治すおまじないのようです。写真を撮ろうとしたら、ちょうどおまじないしようとしていたようです。知らずにシャッターを押してしまいました。邪魔をしてごめんなさい。
苔の水地蔵というようです。前の水盤の文字は苔のようにも読めます。もう一つは気かな。

廊下を通っていくと、本堂の裏側にでます。まどがあいていて、そこから観音様が見えます。両脇に四天王を連れています。顔が黒白青赤の四色です。方位と関係があるかなと思ったのですが、法印を持っている多聞天は青色です。関係はなさそうです。

本堂の外廊下を通って正面に抜けます。そこからは、来た道を引き返していくのが普通でしょう。右側に抜ける道があってそちらからも戻っていけそうです。回っていくことにします。
回廊沿いに道があります。回廊の途中にお堂が一つあります。三元大師堂というようです。

回廊は内仏客殿へと続いています。その前は一段低く庭園のようになっています。塀で囲まれていて、門があります。本門です。

内仏客殿の前から石段で庭園に下りていきます。そのまま本門を抜けると明王院があります。白いゾウの置物があります。気にはなりますが、入っていいところなのかどうか、わかりません。ここは遠慮しておきます。お釈迦様が乗るゾウだったようです。

そのまままっすぐ進むと参道に抜けます。参道を引き返していくと山門が見えてきました。

門前の参道を引き返していきます。何か買いたいものがあって、探したけれども見つけられなくであきらめた記憶があります。何だったのか思い出せません。揖斐川茶だったのかなぁ。

バスに戻り、次に進みます。すぐに川を渡ります。根尾川です。確か、濃尾地震の時にできた根尾谷断層はこのあたりから見つかっていたような記憶があります。この先からまっすぐな谷が延びています。

続く...............