2021年02月06日

星の記録 2月始め

 2月に入ってからの星の記録です。
 月が変わってしばらくは星の見えない日が続きました。3日朝に西の空を見ると月が見えました。いつの間にか有明の月となっています。少し前までは満月といっていました。変化するのが早いですね。
有明の月

 4日です。久々に日没後にISSが見えるようになってきています。方角は北西から北東方向です。大きな建物がありますが、わずかに上を通りそうです。北から北東方向をねらってみました。わずかにアップの焦点距離21mmで8秒露出10秒インターバルです。
ISS
意外と高速で通過していきます。400mm望遠でもねらってみたのですが、ピントが甘いようです。このレンズは留め金が破損していて強引に接着して使っています。これ以上は無理かな。
ISS
 100分後の次の周回でも見えるということだったのですが、方角を90度間違えて見損ねてしまいました。写真にも写っていません。
 9時頃に双眼鏡で南の空を見るとカノープスが見えました。高いマンションのわずかに上を通っています。
カノープス
 連続写真でとろうとしたのですが、アストロトレーサが作動しなかったのでキャリブレーションをやり直したり、撮影を始めようとしたら電池切れのサインがでたので交換していたりしていたら、建物から離れてしまい、おまけに南中時刻を過ぎてしまいました。10秒露出12秒インターバルです。
カノープス
 ある程度時間が経った所で見ると入っていないようだったので向きを変えることにしました。後で写真を見直すと外れてはいなかったようです。
 連続写真は、インターバルで写した写真を比較明合成で結合しています。画像を読み込んでデータをコピーして、上書きする画像に貼りつけ、比較明合成を指示してから、画像を結合するという手順になります。1枚の処理が終わるのに10秒以上かかりますから撮影にかかったのと同じくらいの時間がいります。
 ソフトには、スクリプトをつくって一括処理する機能がついていますから、これを利用することにしました。スクリプトといっても、命令文を打ち込むのではなく、処理を実際におこないその手順を記憶させるだけです。やってみるのと、上書きするのに使う画像を閉じる時に、上書き保存になります。タイムスタンプが変わります。変えたくないので、いったん画像をコピーしてから、コピー画像で処理をすることにしました。ずっとついていなくてよくなったので、だいぶ楽になりました。ただし、その間はパソコンは使えません。これに似た機能は使っているワープロソフトの古いバージョンにはついていたのですが、バージョンアップを繰り返している内にいつの間にかなくなっています。ソフトのバージョンアップは、いいことばかりではありませんね。このソフトはこの時のバージョンの方が好きです。
 この方法で処理した。カノープスです。先ほどの続きになります。
カノープス

 5日は曇りで見えませんでした。
 6日です。今日もISSが見えると予報されています。頭上を通るというのでカメラを縦置きにしてみました。焦点距離18mmで4秒露出6秒インターバルです。
ISS
 はくちょう座(デネブ)からカシオペア座にかけて通過しています。ここで飛行機とぶつかりそうになっています。
 400mmで入ったということで、700mmの望遠鏡で試してみました。結果はこれもピンぼけでした。でもこのようにぼけるのは、元がどのような形をしている場合なのでしょう。この前後の数枚は全てこのような形に写っています。
ISS
 この日はピントを合わせている時間はないということで、前日の晩に5kmほど向こうの建物のあかりを使ってあわせていました。シリウスを使ってピントをあわせなおそうと望遠鏡を移動させたらその近くをISSが通過する所でした。カメラをこちらに回すことに気がつきませんでした。
 シリウスを使って、ピントを合わせてから10km先の灯りを確認するとわずかにピントがずれているようでした。5km先の灯りではピントあわせに使うのは無理なようです。
 ネットのニュースを見ていると明日(7日)はISSが2回見えると書かれているものがありました。調べてみたものでは1回だけです。再度見直してみると、もう一回は日没直後です。これでは見えないでしょう。関東なら20分ほど経っていますから見える可能性はあります。中部以西では1回目は無理でしょう。
posted by ヨッシン at 00:00|