月が変わってしばらくは星の見えない日が続きました。3日朝に西の空を見ると月が見えました。いつの間にか有明の月となっています。少し前までは満月といっていました。変化するのが早いですね。

4日です。久々に日没後にISSが見えるようになってきています。方角は北西から北東方向です。大きな建物がありますが、わずかに上を通りそうです。北から北東方向をねらってみました。わずかにアップの焦点距離21mmで8秒露出10秒インターバルです。


9時頃に双眼鏡で南の空を見るとカノープスが見えました。高いマンションのわずかに上を通っています。


連続写真は、インターバルで写した写真を比較明合成で結合しています。画像を読み込んでデータをコピーして、上書きする画像に貼りつけ、比較明合成を指示してから、画像を結合するという手順になります。1枚の処理が終わるのに10秒以上かかりますから撮影にかかったのと同じくらいの時間がいります。
ソフトには、スクリプトをつくって一括処理する機能がついていますから、これを利用することにしました。スクリプトといっても、命令文を打ち込むのではなく、処理を実際におこないその手順を記憶させるだけです。やってみるのと、上書きするのに使う画像を閉じる時に、上書き保存になります。タイムスタンプが変わります。変えたくないので、いったん画像をコピーしてから、コピー画像で処理をすることにしました。ずっとついていなくてよくなったので、だいぶ楽になりました。ただし、その間はパソコンは使えません。これに似た機能は使っているワープロソフトの古いバージョンにはついていたのですが、バージョンアップを繰り返している内にいつの間にかなくなっています。ソフトのバージョンアップは、いいことばかりではありませんね。このソフトはこの時のバージョンの方が好きです。
この方法で処理した。カノープスです。先ほどの続きになります。

5日は曇りで見えませんでした。
6日です。今日もISSが見えると予報されています。頭上を通るというのでカメラを縦置きにしてみました。焦点距離18mmで4秒露出6秒インターバルです。

400mmで入ったということで、700mmの望遠鏡で試してみました。結果はこれもピンぼけでした。でもこのようにぼけるのは、元がどのような形をしている場合なのでしょう。この前後の数枚は全てこのような形に写っています。

シリウスを使って、ピントを合わせてから10km先の灯りを確認するとわずかにピントがずれているようでした。5km先の灯りではピントあわせに使うのは無理なようです。
ネットのニュースを見ていると明日(7日)はISSが2回見えると書かれているものがありました。調べてみたものでは1回だけです。再度見直してみると、もう一回は日没直後です。これでは見えないでしょう。関東なら20分ほど経っていますから見える可能性はあります。中部以西では1回目は無理でしょう。