2021年02月02日

今日は節分

 例年なら2月3日が節分だったのが、今年は2日になっています。世間では、今年の節分は2日であると大騒ぎしています。でもこれは2つの点で不自然です。節分というのは、季節の変わり目ということです。立春、立夏、立秋、立冬の日がそれぞれの季節の始まりですから、その前日は全て節分ということになります。年に4回あります。残りの3回は5月4日、8月6日、11月6日になります。
 春になる節分がとりたてて大きく注目されるのは、中華圏では春が1年の始まりだからでしょう。冬至を1年の始まりと考える所もあります。そのわりに1年の始まりに何かの行事をしているというのはあまり聞きませんが、大晦日に当たる日の方が盛大にいろいろなことをするというのは、不思議な気がします。クリスマスイブとよく似ています。新年は正月(春節)で祝うからでしょうか。
 春の節分のみを考えることにします。「今年はどうして節分が2日なのか」という質問の答えは「立春が3日だから」ということです。ポイントとなるのは、節分が2日ということではなく、立春が3日ということです。そのわりには今年の立春は3日ですよというような話は聞きません。立春、何sレトいうイメージなのでしょうか。
 立春の日がずれるというのは、春分・秋分の日が年によって違うということと同じです。その理由については本家の方で説明しています。
 そういえば、昨日来年の暦要項が発表されました。来年の立春は2月4日ですから春の節分は2月3日に戻ることになります。今年の立春時が、2月3日23時59分(きわどい)なので、来年は6時間遅れの2月4日午前6時頃という予測は立てられます。

 昨日は夕方から雨が降りだして、夜半前にはかなり強くなってきています。このところ天気の悪い日が多くなっているように感じます。星の観測でも、木星と土星が接近していた頃はほとんど毎日のように見えていたのが離れだしてからは2−3日おきになっています。高度が低くなって条件が悪くなっている影響があるかも知れませんが、ここまで差が出ることはないようです。
 カノープスも去年は運がよかったこともあるのか見ようとした日にすぐ見ることができました。今年は、低い雲がかかっていることが多く、ほとんど毎日見ているわりにはいまだに3回のみです。
 大雪で、高速道路が麻痺することが続きました。冬型の気圧配置が強くなってどか雪となることが影響しているようです。急速に発達するいわゆる爆弾低気圧の通過も連続しました。
 これとは別に、太平洋岸地域で雪が降るという予報もよく出されていました。たいていは南岸低気圧が通過する時に起こります。ふだんならこれが起こるのは、今月末から3月にかけてが多いようです。季節の移り変わりがちょっと早くなっているのでしょうか。
 天気図を見るといつもよりシベリア高気圧の南への張り出しが弱いように感じます。いつもなら春先に見られる気圧配置です。何となく春が近づいてきているようです。今日は比較的あたたかかったようです。でも天気予報では、明日から再び寒波がやってくるとかどうとか。行ったりきたりなんでしょうね。
posted by ヨッシン at 00:00| 日記