2021年01月26日

星の記録 21〜25日

 21日は昼間から夕方にかけてよく晴れていました。このようすだと、火星と天王星の接近は見られそうでした。近くに月がやってきています。これと水星とあわせれば、大きい方の望遠鏡をセットしてよさそうです。早くから準備を始めます。
 日が沈む前に太陽の写真を撮ってみました。小さいですが、黒点がでています。高度が低くなってきているので、大気差の影響でだいぶ偏平に写っています。
太陽

 水星が見えてきたので、望遠鏡から写してみました。合計2.8倍のテレコンをつけています。元ずんにきりだし、スタック処理をした後、RGBの位置調整をしています。ほとんど縦に伸びた虹のように見えていたものが、半月型より少し膨らんだ形になっているのが浮かび上がってきました。
水星
 望遠レンズからの写真を写すのを忘れていました。
 水星が沈んでから、昨日に続きISSが見えるというので、写そうとしました。昨日の失敗は繰り返さないように気をつけます。ところがうつった写真を見るとピンぼけです。はっきりわかるようには写ってくれませんでした。該当する場所をそれらしい時間に通過する物体は写っていました。見える場所を示した図面と比べてみると場所が違うような気がしました。見た感じでは飛行機のようでした。残していてもしかたがないと思い、全て消去しました。
 もう一度ISSの位置を確認してみるといて見ていた図は別の日のものでした。20日のものを見直してみると通過する物体があった場所とよく似ています。
 すぐに、ファイル復活ソフトを使って、復元を試みました。ふだん使っているものはファイルを見つけませんでした。別のソフトを試してみると、フリーでつかえる枚数を超えているということで復元してくれませんでした。他のものとかいろいろ試してみましたが、肝心のISSが写っっているはずの時間帯のものだけが復元できませんでした。2つ目のソフトでこの時間帯のものだけ復元しようとして復元されていません。再度1つ目のソフトで確認すると、古いタイムスタンプのファイルで上書きされているとでてきます。2つ目のソフトが有料版を購入させるために細工をした可能性がじゅうぶんに考えられます。ソフト名は「EaseUS Data Recovery Wizard」です。使う場合は制限オーバーにならないよう気をつけてください。
 ISSを写した後、月と火星が見えていたので写していました。焦点距離は135mmです。月の明かりが強く、天王星は光芒の中にかすかに見えています。場所を「− −」で示しています。
月火星天王星
 まだこの時間帯では、大きな方の望遠鏡の射程には入ってきません。1時間ほどようすを見ようとして、ISSのデータを見ていたら先に書いたトラブルに巻き込まれて、月などを見るのが遅れてしまいました。一段落して見たときには雲が広がってきていました。切れ目に入ったときに、とりあえず、月面から写してみました。
月
 雲のためかぼんやりとしています。火星も入れてみたのですが、写真に写す前に雲が厚くなりその後は見えなくなりました。天王星も見えないでしょう。望遠鏡を片付けて退散です。
 21日以後は雨が続くなど天気がよくなく、星はよく見えませんでした。25日にかろうじて見えた月です。だいぶ丸くなってきています。
月


 次回、ISSが条件よく見えるのは2月5日ごろです。今度こそ成功させたいものです。
 
posted by ヨッシン at 00:00|