この日の晩から翌朝にかけてふたご座流星群が極大になると予想されていました。月は満月に近く条件は最良です。撮影計画です。夏はポータブル赤道儀でカメラを動かしながら撮影しました。夏に使ったのと同じカメラ2台を横に並ぶようにおいて写すことにします。これで北西方向と南西方向の空をカバーします。ポータブル赤道儀には2台のカメラを載せることができます。動かしてもいいのですが、最初と最後の方に建物とか地面とかが入ってきます。今回はきかいはどうささせずに。そのまま静止撮影にします。
もう一台カメラがあります。春に3脚を買っています。これも固定可能なので東の空を向けることにします。レンズは18−55mmのズームが2本と、18−135mmのズームが1本あります。共通している18mmにして写すのがいいでしょう。カメラのタイマーを同期させることにします。時刻セットでは、1分程度のずれが生じます。GPSで時刻合わせもできます。これを利用することにします。GPSをつけて10分ほど外にだしておいて時刻合わせが完了(オートパワオフは解除します)です。あと電池類の確認をして準備終了です。
実際に見る方ですが、この日から急に冷え込んできました。外でじっとしていることはめげてきました。時々のぞいてみることですませることにしました。こんなことでは流星が見られるのは期待できないでしょう。案の定見ることはできませんでした。
最初に東の空に向けたカメラでテストをしてみます。できるだけ暗い星まで写るようにしたいのでISOをあげて写してみます。20秒露出では空がかぶってしまうので、13秒露出ISO800が限界のようです。それで写した空です。真ん中付近にアルデバラン、その少し上にすばるが写っています。

本格的撮影は8時に開始しました。北西方向のカメラの最初画像です。

南西方向のカメラの最初の画像です。

12時頃確認したところ、カメラは止まっていました。電池切れのようです。予備の電池はありますが、外にでるのに勇気がいるくらい寒くなり、風も強くなりはじめたこともあり、ここでやめることにしました。その後は強風になっていたので三脚ごと倒れていたかも知れません。
北西方向のカメラは1000枚ほど、その他のカメラは500枚ほどの合計2000枚ほどあります4枚で1分ですから、500枚だと120分2時間ほどしか写していなかったことになります。時間の違いは電池のちがいのようです。短い方は、カメラ専用のリチウムイオン電池で、長い方はエネループでした。容量それほど変わらないはずなのですが。
画像の確認です。そのままだと見つけにくいので、コントラストを一括処理して見ることにします。大きい画像のままだと表示させるのに時間がかかります。すっと切り替わった方が、前後で違いのある写真はわかりやすくなります。パソコン画面一杯程度の大きさに縮小します。それと昼間だと、モニタ表面の反射が強く見づらいので夜薄暗い状態で見ることにします。
まずは処理した画像です。東の空です。下の方の明るいところと上の方のくらいところの差が大きくなっています。

北西方向のそらです。


記事が思ったより長くなってきました。続きは明日とさせていただきます。