2020年12月02日

木星と土星

 木星と土星が接近中です。今月末には0.06度まで近づくようです。視力検査に使われたという、ミザールとアルコアの距離が0.2度ですからその1/3です。分離して見えるのでしょうか。
 先月の初めに、300mm(APS)でも写真の中に対角線上に入ってくるようになってきました。どれくらい近づいていっているのかということと、あわせてここ3日間のようすを見比べてみてください。
 300mmでの11月30日の写真です。花火が打ち上がる直前のものです。
木星と土星
 12月1日のようすです。雲がなかなか晴れず、だいぶ低空になってからの撮影です。間に写っている雲はいつまでも残っていました。
木星と土星
 今日のようすです。よく晴れていたので、短時間で撮影終了です。
木星と土星
 並びの方向が変わっています。昨日までは雲が多く、沈む直前とかいろいろな時間になってしまっていました。斜めに並んでいますので、どの向きに並べたらいいのか悩みます。並べてみただけではどれくらい近くなっているのかはわからない様です。物差しで測れば、接近していることがわかります。

 400mmです。11月の半ばくらいから撮影範囲内に入ってくるようになりました。この頃は視野に入れるのに苦労していました。今は簡単に入れることができます。まずは11月30日のものです。
木星と土星
 雲が接近しています。どこかに行くのを待っていたら、花火が始まってしまいました。終わった時には一面の雲で、それ以後はきれいに写せていません。
 12月1日です。沈む直前になっています。間にあった雲がなくなったときのものです。
木星と土星
 今日の写真です。
木星と土星
 ガリレオ衛星が写っています。土星の衛星テイタンも写っていますがこの写真ではぼんやりとしています。並べてみると公転しているようすもわかります。ガリレオ衛星のは、公転が早いものがあるので比べるのに苦労します。カリストやガニメデを抽出してみれば公転しているようすがわかります。

 惑星が丸くなっているのとか環があるのとかもいっしょに写したいのですが、どれくらいのレンズで可能なのでしょう。惑星等の明るさの違いも問題になってきそうです。
 使用できる焦点距離は、レンズそのまま以外に、クローズアップレンズとかバローレンズ、レデューサをつけたりとかでいろいろな長さにできます。これから出番になってきそうなのは、550mmです。そろそろ1枚の範囲内に入ってきそうです。その先は600mm、700mm、800mm、1000mm、1400mm、2000mm、2450mmと続きます。どの段階で丸いようすとか環が写ったりするのでしょう。少なくとも最後のものでは環とか縞模様とかがわかります。

 肉眼でいつまで2つに分かれて見えるかも興味があります。空が明るいので土星が見えにくくなっているのが影響してきそうです。最接近時まで2つあるのがわかるのでしょうか。ミザールアルコアが別れて見えないので無理とは思ってはいます。

 今日書こうとしていたことがうまくまとめられなかったので、急遽記事を変更しています。昨日かけなかったことをここにいれました。
posted by ヨッシン at 23:59|