29日にH2ロケットの打ち上げがありました。時刻は16時25分と日没前でした。一部に日没直後とい書かれているサイトも見受けましたが、関東ではだいたい日没と同時で、関西では20分ほど前になります。過去に日没直後や日の出直前に打ち上げられたときには、夜光雲ができました。今回もそれが見られるのではという期待がありました。
当日は雲が多くいつすきまができるのかわからない状態でした。いつ途切れるかわからないので、時々ようすを見ることにして、写真撮影だけはしておくことにしました。だいたいの方角は見当がつくのですが、正確な方角がわかりません。南東に向かって打ち上げられるとかなり高度が低くなります。北東だとそれなりの高さになります。打ち上げの角度もわかりませんから、どの方角にできるのかもわかりません。南東低空と予想してちょっと広めの範囲で、30秒のインターバル撮影をする事にしました。
日没後に何回か様子を見に行ったときは、ずっと雲が広がっていました。無理なのではとあきらめていました。今日改めて見直してみると、わずかに雲にすきまができた一瞬にそれらしいものが10枚ほど写っていることがわかりました。
右下の方、雲の切れ目に白い筋のようなものが写っています。この場合の夜光雲はロケットの経路にできますからこのような線になります。


30日は半影月食がありました。今年3回目になります。半影月食は目で見てわかるほど暗くなりません。そのせいか、ありますという話はあまり聞きませんでした。今回は、前2回のものより深く地球の影に入りこむので、暗くなるのがわかるかも知れません。写真ではわかりそうなので、インターバル撮影をする事にしました。目で見るのは時々でいいでしょう。
日没直後に東の空からの昇ってきた月です。左上が何となく暗くなっているようにも見えます。

6時のものです。左上がちょっとくらいかな。

一番深くまで影に入りこんでいる頃のものです。ちょっと暗いところが多くなったような。

花火が終わって、いろいろと雑用(夕食も食べていなかった)をすませて見た頃には、あまりかけているのがわかりませんでした。少し長い時間撮影して終了しました。その頃の月です。

この時の月の写真を、最も深くまではいりこんでいた時の写真に、位置を合わせて反転重ね合わせをしてみました。影に入っているようすがよくわかります。でるときに新たに暗くなっているところが明るくなるはずなのですが、その部分はよくわかりません。
