前回、望遠鏡で見たときに、光軸が少しずれているような感じでした。光軸を動かすと見ている方向がずれます。星の多いところであわすのがいいのですが、該当するところがありません。木星の衛星なら並んでいる方向にずれたら隣の衛星が入ってくるかも知れません。ここでチェックしてみることにしました。ようすを見たのですが、光軸がずれているかはっきりとはわかりませんでした。とりあえずここままで、後でもう一度チェックすることにします。
最初に入れた木星です。1.4倍のバローレンズを使用しています。長めに露出して衛星がわかるようにしています。これでもまだくらいかな。3つ写っています。

木星本体です。撮影した写真の640×480px部分を切り出しregiostaxで処理後、写真のサイズに縮小しています。

前回カメラのシャッターが動作する震動を拾っているのではという疑問がでてきました。調べたところ、新しいカメラには、電子シャッターという機能がついているのがわかりました。これだといちいちミラーを上下させないようです。これで写したものです。撮影中はものすごく静かで、動画を写しているのとそれほど変わりませんでした。

マニュアルには、ライブビューモードから入ると高速の連写できるとのことでした。どれがそれで写したものなのか写真やファイルの日時を見てもわかりませんでした。
こちらは動画からの処理です。このサイズの部分を切り出しています。

こちらの方が格段にきれいです。写真の方は処理中にノイズがでてくるので、でないように処理をした分だけ、粗くなっているようです。40枚くらいからの処理と、1分間1800枚からの処理ではノイズの量に差がでてきそうです。
土星です。衛星がわかるように露出を長めにしたものです。恒星も2つほど紛れ込んでいます。

本体の写りはもう一つです。

再び木星です。ちょっと長めに露出をしています。

最初の木星の写真でも、左端近くに黒い点のようなものがあるようです。木星面上にエウロパがあるはずです。真ん中より少し右側が点状に明るくなっているようにも見えます。これなのか、木星面とそれほど明るさが変わらないためわからないのかどうなのでしょう。
露出を落として写した写真です。

球状星団などを写してから、1時間ほどしてから火星を写すことにしました。



木星・土星の高度も下がってきているので、あまり細かい模様とかを見るのは難しくなってきています。火星も一時に比べて少し小さくなっているようです。木星と土星はこれからどこまで接近して見えるかがみどころとなるのでしょう。火星もどこまで模様を追い続けることができるのでしょうか。