観測会ためにちょっと準備を。大部になるかな。前回は望遠鏡を組み立てている間に見学者がやってきたので、準備をしている間に見てもらえるために、ノートパソコンに最近撮影した写真と動画を表示できるようにしておきました。といっても、ノートパソコンには必要なソフトがインストールされていません。動画は、simple media playerにあるプレイリストからのランダムリピート再生を全画面表示でさせます。
画像もいくつかの画像表示ソフトにあるスライドショーを利用すればできますが、こちらはいいのをインストールしていませんでした。irfan viewを利用することにしました。デスクトップパソコンでダウンロードしファイルを移動させる方法でインストールします。長い間ネットにつないでいなかったので、OSやいろいろなソフトがアップデートしようとするので、1日まるまる動かなくなることが起こりそうです。なん度かこういうことが起こっています。
ソフトのダウンロード中にデスクトップパソコンのブラウザがクリーンアップされて、設定されていたものが全て初期化されてしまいました。元に戻している時間はないので、これはこのままにして作業を続けます。忙しいときに限ってこういうことが起こります。ノートパソコンのほうには、ソフトがインストールできたのですが、日本語化がうまくいっていません。ソフト画面上でどこにどの操作のメニューがあるかはわかっていますから、英語表示でも何とか使えます。日本語化は後回しにします。これでノートパソコンの準備は一応完了です。
見られそうなものとしては、月と火星は大丈夫でしょう。ほとんど隣どうしに並んでいるはずです。他にはすばるくらいかな。もう少し時間が経てばヒアデスも昇ってきます。二重星団とかアンドロメダ星雲とかは月明かりのために無理そうです。
すばるは一昨日に位置を確認しています。晴れていればすぐに見つかられるでしょう。望遠鏡でははみ出すかも知れないので、レデューサとして使えるクロースアップレンズを買っておきました。望遠鏡は元カメラメーカーのものなので、接眼スリープにカメラ用フィルターが取り付けられるようになっています。
壊れた、望遠レンズも捨てられずに残っています。これに接眼レンズを取り付けられるようにして、望遠鏡代わりに使えるようにしました。こんな感じです。

火星図も出力したと前に書きました(とおもう)が、一度でてきたのにまた行方不明です。終わるまで作っていたことは忘れていました。栗が手に入ったので、供えられるようにしました。コロナ対策として、消毒用アルコールも買いました。最近やっとドラッグストアで見かけるようになりました。新たに準備したのはこんなところかな。
6時半頃から、望遠鏡を組み立てて、やっと極軸に北極星が入った頃に、早くも見学者がやってきました。まだまだ、鏡筒のバランス確認、ケーブルの接続、ファインダーの照準合わせなどしないといけないことはいっぱいあります。ノートパソコンの画像を見てももらうことにします。その前に極軸望遠鏡の北極星を見てもらいましたが、うまく見えなかったようです。
だんだん人が集まってきて、今回も完全に設定が終らない内から、望遠鏡で見てもらうことになりました。まずは月からです。ちょっと密になってきたのが気になりますが、ギリギリセーフといったところかな。一応順番には並んでくれています。明暗境界線付近のぎざぎざについて質問がでたので、この付近のクレータも拡大して見ることにしました。雲がだいぶでてきました。月ならこの程度でもじゅうぶん見えます。すばる付近は、始める前からずっと雲がかかっています。こちらは無理でしょう。この間双眼鏡でも月を見てもらっています。三脚の1台が、延ばした足を固定できなくて使用不可になっていました。手作り望遠鏡の出番はなさそうです。
次は火星です。シレーンの海あたりが見えていたようですが、そこまで気がついていたのかどうか。縞模様が見えるといっていた人がいました。海の連なりがそのように見えていたのかな。違うような気もします。これを見終わった頃には完全に雲が広がってきたのと、三々五々と帰っていって人が少なくなったのとで、これで終了です。時間は1時間ちょっとくらいかな。用意していた栗とアルコール、除菌ティッシュはだしている余裕がありませんでした。
スマホで、写真を撮りたいといっていた人がいました。接眼レンズのところからはうまくいかなかったようなので、カメラをつけてそのファインダーから写してもらいました。その時にシャッターを押して写した月です。雲がかかっています。

観測会の間に望遠レンズで写した月です。雲がかかりはじめた頃のものです。300mm1/125秒露出です。

ちょっとピンアウトして月と火星です。150mm1/13秒露出です。
