2020年10月24日

昨晩(23日)の惑星など

 昨日は、昼過ぎから晴れ間が広がり始め星が見えそうだったので、大きい方の望遠鏡をだして見ました。前回から、何度か出しかけたのですが、天気があわずしまい直すことが何度かありました。これからは月明かりが強くなってくるので、しばらくはこの望遠鏡での観測はお休みです。
 準備を始めたものの、結構寒く、1枚余分に着込んで観測を始めました。なんでも、この日は木枯らし1号が吹いたということです。早い方のタイ記録だそうです。昼間はそんなに風が強い問い感じではありませんでした。
 外にでてみると、月と土星、木星が近くに並んでいました。
月土星木星
これから年末にかけて土星と木星が接近します。低倍率なら望遠鏡の視野の中に二つが並んで見えるということもありそうです。
 望遠鏡を組み立てて、観測を始めようとしました。時計を見ると組み立て始めてから1時間が過ぎようとしていました。だいぶ時間がかかるようになっています。前は極軸合わせも含めて40分ほどでできていたような。何に手間取っているのでしょうか。
 前回、M13を写したのがぼけているようだったので再度チャレンジします。相変わらず、ヘルクレス座の星は肉眼では見えません。半月の月明かりもあり、薄雲もかかっているようです。カメラをファインダとして使う方法を挑戦です。ファインダーカメラに入ったM13です。カメラモニタでは見えているのですが、パソコン画面では見えないので、コントラストを調整しています。300(APS)mm F5.6 ISO16004秒です。
M13近辺

 望遠鏡からの写真です。1分露出です。相変わらずピントがシャープではないようです。上が北になっています。
M13

 ヘルクレス座の指標となる星を入れるのに時間がかかってしまいました。そこからは順調だったのですが写せるようになったときにはだいぶ低くなっていました。ぼけているのはそのせいだけではなさそうです。
 木星などもだいぶ高度が低くなっています。急いでそちらの方に望遠鏡を向けます。拡大するために、1.4倍と2倍のバローレンスをカメラの間に入れます。まず木星です。衛星も写るように露出しました。3秒です。左から順にガニメデ・エウロパ・イオ・カリストかな。
木星と衛星
いっしょに写っている星がかなりの大きさを持っています。ピントが甘いのかとバーティノフマスクを使ってあわせ直しましたが、これが限界のようです。
 本体の模様です。何枚かを使って合成しようと写したのですが、露出不足でうまくいきませんでした。動画を写したのものも同じです。露出確認の時に明るめだと思っていたものです。1/50sec露出です。
木星

 隣にあった土星です。これも露出不足で処理ができませんでした。確認の時にで明るめに写っていたものです。
土星

 月です。北極付近です。ISO400 1/15sec
月(北極付近)

 ピントが甘いようなので、2倍バローレンズを外してみました。1/200sec
月(北極付近)

 何となくこちらの方が写りがいいような気もします。ピントあわせ方の問題なのでしょうか。バローレンズは古いもので、以前からつかってもシャープではないのではと思っていました。
 この後ペガスス座やみずがめ座の球状星団も入れてみようと思っていたのですが、ペガススの星も一つも見えないので次回にします。火星が見えるようになるまで、しばらく休憩です。露がつき始めているようなので、いったんビニール袋を被せておきます。
 日付が変わった頃から視程に入ってきたので、撮影をします。2倍バローレンズを入れてみました。露出不足のものを無理に処理したものです。
火星

 2倍バローレンズを外したものです。
火星

 動画で写したものは何とかスタック処理できる明るさだったので、その方法で処理しています。
火星

 眼視もみました。3.5mmの接眼レンズがあるのですが、この望遠鏡にはあわないようです。関係ない模様がいっぱい見えます。10mmのものが一番よく見えます。何が違うのでしょうか。かなり細かい模様とか極冠とかもしっかり見えていたのですが、画像にはそこまではでていないようです。揺らいでいる中で時々しっかりと見えるという感じです。動画を見てもかなり揺らいでいます。


posted by ヨッシン at 23:59|