とりあえず狙いはM13なのですが、ヘルクレス座の星が全く見えませんでした。Hを横に倒した6つの星の並びのうち右下の二つの星の間、右より1/3の所にあります。ファインダーに星が入るのですが、それがどの星かはっきりしません。架台にセットしている分ファインダーの動きが制約され、星を確定するのは困難でした。双眼鏡ならわかるのですが。
もう一つ問題があって、望遠鏡をセットした場所が狭く、ファインダーをのぞこうとすると頭が後ろの壁にぶつかってしまいます。真ん中の2つの星のありそうなあたりをファインダーでみて確認することが困難だったことも確定できなかった原因です。2時間近く奮闘したのですが、これでは無理だと断念しました。
その頃には、木星が射程内に入ってきたので、こちらに狙いを変えました。本体は露出オーバーですが、衛星が3つ見えています。左側のものがイオ、右側内側がガニメデで外側がカリストです。

露出を落として、本体の縞模様が見えるようにしました。時々細かいもようも見えるのですが、写真にはぼんやりとしか写りません。

もう1枚2倍のバローレンズを足してみました。大きくはなったのですが、ぼやけたままです。レンズが間にたくさん入ってくるとだんだんぼやけてきます。

横に土星も見えてきたので、土星も写してみました。結構細かい模様も見えていました。写真ではぼやけたままです。

ベガも射程に入ってきました。横にあるM57環状星雲を入れてみました。

火星が射程に入ってくるまではまだまだかかります。こちらはあきらめて片付けにかかりました。カメラを外したところで、今日木星に向けた狙いが完了していなかったことに気がつきました。今晩は木星にエウロパの影が落ちます。開始は9時45分の予定です。先ほど写したのは影が落ちる前の時間です。その時にエウロパが写っていなかったのは、木星の前を横切り始めていて木星と重なっていたからです。
片付けかけたものをセットし直して木星を見ました。何となく黒い点のようなものが見えているような気がします。写真では全然わかりません。2倍バローレンズは使っていません。

最近、惑星の写真を処理するソフトが使われるようになってきました。今日インストールして、使ってみようとしたのですが、処理中マークがでたまま先に進みません。使いこなせるようになるまでまだしばらくかかりそうです。使い方もまだよくわかっていません。
8月20日から月の満ち欠けのようすを毎日撮ってきました。昨晩からはずっと曇っていて写すことができませんでした。旧暦2日の月からの連続で写していた写真が途切れてしまいました。後もうちょっとで1サイクル、残念です。どちらにしても新月前後の月の観察はハードルが高すぎます。