今回の旅行の目玉はイルカでしょう。何といっても遭遇率99%といううたい文句に誘われています。でも99%はオーバーかな。船が出せないときもあるので、もっと少なそうです。船が出たとして、外れたとき「まぁたまには」といえるように99%といっている感じもします。行って見た感じでは、かなり高確率で出会えそうです。
たくさんというほどではないにしても、ちゃんとイルカが見られたという点で満足しています。
記事には、イルカがいるのは餌付けしてとか書いていますが、天草のイルカセンターの説明では餌付けはしていないと書かれています。昔、していたけれども、やめてもその後そのまま居着いているということもありそうです。でもこれ以上は詮索しないで説明を信用することにします。
ガイドには200頭ぐらい居着いていると書かれています。ずっと見えていたのは同じ4頭のグループだったように思えます。ひれにぎざぎざがついたイルカがずっと写っています。同時に最大で見えたのは7頭かな。2桁いくかいかないかくらいの数が見えていたようです。200はオーバーのような。季節によって集まってきてそれくらいになるのかなとも考えたりします。200頭ものイルカを維持しようとなるとエサとなる魚の量だけでも大変な量です。
イルカの写真は60枚以上写しています。二江港でバスを待っている間に、撮れましたかと聞かれたので、見せたところたくさんあるのに感心していました。その人が写せたのはせいぜい10枚ほどだったそうです。
バックモニタ式のカメラだと、イルカのいる方に向けるだけでも時間がかかりその間に潜ってしまっていなくなっていたのでしょう。1眼レフだと、イルカの方を向いたまま、カメラを目に当てると、大概の場合ファインダーに入っています。300mm(35mm換算で450mm)くらいの望遠で大丈夫です。鳥などの写真を撮るときにこの方法でだいぶ写し慣れていることもあるのでしょうか。それでも口先を水面に出しているのを撮るのは至難の業です。見つけたときにはもう潜り始めています。
他の観光地も初めての所がほとんどでした。七ツ釜は2回目ですが、前回は海からは見ていません。平戸も2回目ですが、1回目はお城を中心にまわっています。幸橋は2回目ですが、今回はは車窓からの見学になっています。雲仙仁田峠も近くまで行きましたが、霧で何も見えないということで有料道路料金所で引き返しています。
完全に2度目というのは雲仙地獄だけでした。記憶が定かではなかったのですが、行ってみて2回目だと確認できました。
天草五橋は2回目ですが、これも走り抜けるだけです。こういうのも含めて初めてのところばかり行こうとするなら、山陽新幹線(他の鉄道や高速道路)がネックになってしまいます。許容範囲としておきましょう。
旅行では、それなりにいろいろなものが見られて満足です。星がほとんど見えなかったのは残念です。
観光地として行った場所は、長崎県が中心で佐賀県(七ツ釜)と熊本県(天草)が入っています。正確な定義がないようですが、一般的には佐賀県長崎県あたりは西九州と呼ばれるようです。長崎県が有明海で隔てられているように、天草も八代海(不知火海)で隔てられて西側にありますから、ここも西九州に含めていいような気がします。ということで行った場所は、強引に西九州とします。
観光地で時間を割いたのは、船で海上からの見学をしたところです。七ツ釜、九十九島は遊覧船だったのですが、天草(イルカ)は漁船のような船です。ぐるっと回ったというより一ヵ所に行っただけです。そういえば、七ツ釜遊覧船も七ツ釜に行っただけですから、それほど大差はないでしょう。救命胴衣を着ないといけないのはちょっと違いますが。ということで、今回の旅行記のタイトルは、「西九州遊覧船」と決まりました。
ツアーの案内で書かれていたコースで気になっていたところがあります。最終日のイルカ見学の部分です。口之津港から「感動のイルカウォッチングの体験」をしてから鬼池港に渡ると書かれています。その後天草五橋を絶景ドライブとなっていますから、島原半島から、天草諸島まで渡ることになります。
口之津港から鬼池港までフェリーがありますが、フェリーからイルカウォッチングをして鬼池港まで行くとは考えられません。この間は別の船なのでしょう。とすると、鬼池港に到着したときに、フェリーの時刻の関係もありますから、バスもやってきている保証はありません。というか、それほど都合良くフェリーがでるとは思われません。
この後、昼食になっています。鬼池港で食べるとするとこの時間調整ができます。案内書では、鬼池港からバスで昼食会場まで移動する事になっています。バスがフェリーで渡ってきて、我々のいるところに来られるかがどうしても気がかりになります。1日目のの晩に添乗員さんに確認したところ、不思議とぎりぎりセーフになっているとのことでした。
イルカウォッチングをした後、到着したのは鬼池港ではなく二江港(漁港)でした。ここは天草側のイルカウォッチングの拠点になっています。ということから、時間的な問題点が一気に理解できました。どうしてぎりぎり間に合うのかということです。
基本的にはこういうことでしょう。バスはフェリーの出航前に港に到着します。手続きとかの時間もあるので、少し早めの到着でしょう。折り返しのフェリーが入ってくる頃につけばじゅうぶんでしょう。口の津に近づいた時にやってきたフェリーが見えていたのはそういう時間にあわせたためでしょう。
イルカウォッチングの船は、正規に船に乗せる場所でないような所から出発しています。口之津でバスを降りた場所もそうです。イルカウォッチングの正規の出発場所は、発券センターとかがありますから二江港と思われます。ここで観光船会社とツアー会社と話し合って、二江港から迎えに来ていたのでしょう。陸上の車でこれをすれば白タクになりますが、宿の送迎と同じ扱いということなのかな。そのため、鬼池港まではいけなかったのかも知れません。
出航時間を合わせていますから、イルカを見ている間にフェリーは口之津港を出発し鬼池港に到着できます。実際はイルカの見学場所を離れたときには、フェリーはまだ海を渡っていました。バスが鬼池港に着くよりは、我々が二江港につく方が早かったでしょう。そのため、二江港での待ち時間が少し長くなったようです。
時間がうまく符合するのは、このようなからくりがあったからだと思われます。案内書に書かれている到着港が二江港ではなく鬼池港と違っていたのも、このからくりが関係して、きちんと書けなかったためなのかも知れません。
案内書に書かれていたことと違っていたのはもう2つあります。天草五橋の第一橋は渡っていませんから、天草五橋を全てを「絶景ドライブ」できていません。天草四橋になっています。ドライブといっても普通に景色が見えるだけですから、あまり期待はしていませんでした。説明がなかったので、いったのかな?となっていた人もいたのではないでしょうか。あまり案内書を見ている人はいませんでしたので気がついていたのかどうか。
これと天草四郎像の順番は、天草四郎像の方が後でした。添乗員さんはどちらかというと絶景ドライブよりはこちらを強調していました。こちらは案内書では車窓観光でした。車窓観光というのもよく見えないことが多いので、はじめから期待はしていません。反対側の窓側だと最悪です。
2020年09月13日
西九州遊覧船 48 感想など
posted by ヨッシン at 23:53| 旅行記