もう一つ説明に書かれているのが、葬頭川の婆石で、閻魔大王が座っている場所と書かれています。後で調べたところによると、葬頭川は三途の川のことで、ここを渡ってきた亡者の衣服をはぎ取る鬼が脱衣婆で別名が葬頭河婆と書かれていました。
標柱の先には、表面が平らな岩が転がっています。これが上玻璃の鏡石でしょう。

葬頭川の婆石はこの後方にあると書かれています。この向こうを探したのですが、それらしきものは見当たりません。あきらめて、振り返って見ると斜面のちょっと上に葬頭川の婆石と書かれた標柱があるのに気がつきました。後方というのは、岩の後方ではなく、見ている人の後ろ側のことでした。標柱の向こう側の大きな岩が葬頭川の婆石なのでしょう。

この先の水の色です。緑がかった色をしています。主成分は硫黄のようですが何か混じっているのでしょうか。

少し降りたところの木です。サクラかな。葉の色が変わり始めています。

道は広いところにでました。このまま真っ直ぐ行けば、ランクアップの人達が泊まっている宿の前に出ます。そのまま道沿いに行けば宿に戻れますが、通ってきた道との間を抜ける道がありますので、そちらから戻っていくことにします。
途中から脇に入ったところに泥火山があります。泥が吹き出して周囲に流れているようすがわかります。高さは2−30cmといったところでしょうか。

水たまりの中でも時々何かが吹き出しているのが見えます。

道に戻って進んで行きます。再び噴気地帯に出ています。横切る小さな川の流れが濃い緑色をしています。絵の具を巻いたように見えます。

道の正面には。お糸地獄にあった地獄茶屋が見えています。

続く........