2020年08月16日

13日の彗星 など

 11日のことで書き忘れたことがあるので、追加しておきます。
記事を書いているときに、何をもたもたしていて、星を見るのが遅くなったのか思い出せていませんでした。この日は、パンスターズ彗星とネオワイズ彗星が最接近し、カメラ300mm(APS)の視野内に2つが同時に入ってくることがわかっていました。
 二つの彗星がだいたい入る方向に向けたところで、望遠鏡にのせているカメラのレンズを300mmF4に交換しました。この時に雲台とカメラの固定が甘く、重たいレンズをつけたことによってカメラが回転してしまいました。そのため、レンズを元に戻し、視野の再調節に入りました。これで結構時間がかかりました。再び視野の方に向いたときには、だいぶ時間が経っていました。
 雲が広がってきていたので、300mmレンズで撮るのは断念し、望遠鏡の直焦点での撮影にかかりました。写った写真と星図を見比べながら、望遠鏡の向きをずらしていったのですが、何度やっても向けたい方角に望遠鏡が動かず、ちょっと外れたところを、行ったり来たりで最終的には時間切れになってしまいました。
 望遠鏡のコントローラのボタンを押したときに星がどちらにずれていくのか、どちらの空を見たいのかというのがごっちゃになっていて、いったり来たりになったようです。時間切れになったので、次回は最初にこの確認から始めることにします。

 星の観察の話を続けます。
 13日です。この日は北の空にずっと雲がかかっていて、北極星がなかなか見えませんでした。何とか見えるようになった時はだいぶ遅くなっていました。ここから望遠鏡の極軸合わせをして、彗星の方を向けるとこんどはこちら側が雲が広がっています。
 昨日は、ファインダーでうしかい座ν星が確認できるということがわかったので、ここから望遠鏡直焦点での撮影を始めます。だいぶ星の高度が下がってきていますから、パンスターズ彗星はあきらめて、ネオワイズ彗星に狙いを絞ります。望遠鏡の動きもしっかり確認して、導入する経路上にある星を順番に確認しながら追っていくとネオワイズ彗星を入れることができました。だいぶぼんやりとしてきていますが、何とかわかります。
ネオワイズ彗星

 パンスターズ彗星の位置も写してみました。ス**ナビ***で彗星があると示された場所を四角で囲んでそこの拡大を右下につけます。写っているのかどうか微妙です。
パンスターズ彗星

 時間的には彗星観測には低くなっているので終了とします。まだ上の方は雲が少ないので、流星が写らないかということで、昨日同様北東方向と北西方向にカメラを向けて撮影を開始します。ペルセウス座流星群は、ピークから1日くらいずれても、急激二流整数が少なくなるということはありません。昨日はベガが暗く写っていたことなので、15秒で空がかぶりきらない程度までISO感度を上げて写してみました。
 1時間ほどして空を見ると雲が広がってきていたので、ここで終了しました。写真を確認した感じでは流星は写っていないようです。写真では20分後に雲が広がり始めているのがわかります。
posted by ヨッシン at 23:59|