望遠鏡関係と太陽めがねの準備は昨年末にできています。今年はそれ以外に、ピンホール式の投影装置と、レンズを使った投影装置(ウェブページの更新に載せた分です)も用意しました。

今日の天気は朝から晴れていました。3時頃から、準備を始めます。午後からなら、広場からより自宅からの方が太陽がよく見えます。こちらにも、カメラをセットしておきます。昨晩に北極星を使ってポータブル赤道儀をセットしておきました。いつもは真ん中くらいに北極星を入れているのですが、今回は時間が長いので正確にと思って始めました。めったにしないのでやり方を忘れていました。近くの3つの星を利用して入れるのでした。
カメラは、300mmのズームレンズをつけたものにします。減光方法は導入ピント合わせ以外は眼視をする事がないので、ND4001枚とND82枚をつけます。一応、開始前に写るかどうかを確認したものです。だいぶ雲が広がってきています。

空のようすを見ると、だんだん雲が厚くなっていきそうです。これよりオーバー目の絞りとシャッター速度に設定して1分ごとのインターバル撮影を開始しました。
続いて、必要な道具を台車に乗せて広場に運んでいきます。望遠鏡と投影装置をセットします。望遠鏡のセットをしたときには何とか影ができていたのでセットが可能でした。太陽はだいぶぼやけた感じでしか見えません。投影装置のセットの時には影ができなくなっていました。これは使えないでしょう。その後レンズ式のものは入れることはできましたが。何となく光が入っているというぐらいにしかわかりませんでした。
望遠鏡で写した写真です。最大食直前と最大食頃のものです。かなり雲でぼやけています。


手元を調べてみると、ND400とND8フィルターが1枚ずつあります。もう1台予備に持っていたカメラで撮影してみるとこちらの方がよくわかります。

予備のカメラで写したものです。ピンホール式の投影装置をつけていた三脚から投影装置を外してカメラを取り付けて写しています。

この後もだんだん雲が厚くなってほとんど太陽は見えなくなってきました。ここで観測会は終了しました。今回は親子連れが多く。コロナ伝染病対策もアルコール消毒とか考えていました。
こども相手ではあまりやっている暇はありませんでした。雲が厚かったためにあまり機材は使うことはなく、ほとんど太陽めがねによる観測だったこともありファインダーの消毒とかの出番はなかったようです。一応それなりの間隔(ソーシャルディスタンス)は保てていたようです。中高生の参加はありませんでした。用意した太陽めがねは全部なくなってしまいました。数はちょうどだったようです。
自宅に戻って、自動撮影していカメラをチェックしてみました。写っていたのは、日食開始前のものと、最大食頃の15分間ほどの分だけで、残りは全部真っ暗でした。露出は明るめに設定したつもりでも足りなかったようです。写っていた写真です。


日食が終わって、日没前にいきなり太陽の光が差し込んできました。雲のないところに入ったようです。自動撮影をしていたカメラで、一番大きくなるように写しました(ND400使用)。

手前の建物の屋根に落ちて見えなくなる直前のものです。緑色に光っています。この程度のものはそういって良いのか疑問なところもありますが、グリーフラッシュのようです。写っている原寸部分を切り出しています(ND400使用)。
