まずは、羅賀地区です。ここには、津波石があると書かれています。昔の津波の時に海岸から運ばれてきた石です。地図には、港に行く道への分岐の先にあると書かれています。分岐から先を往復して探したのですが見つけられませんでした。見るのはあきらめます。この先にもあります。見つけられなかったのは、津波石を迂回するように道が付け替えられていたのが原因だったようです。
次にあるのはコイコロペ・ハイペ海岸です。入り江になっているところにあります。走りながらだとどの入り江なのかはわかりません。案内がないか探しながら車を走らせます。いくつか入り江を過ぎた後、道は山の中に入っていきます。これでは行き過ぎです。ターンして戻ります。最初に見えた入り江の所に、車が3台くらい入る空き地があってその向こうに案内板が見えます。
車を入れて、案内板を見るとジオサイトについて書かれた説明板で、ハイペ海岸と書かれています。コイコロペは通り過ぎています。同じようなものが見えられますから、パスでもいいでしょう。
車を置いたところから見たハイペ海岸です。手前の大きな岩と海岸に見える崖の地層の向きが違っています。不整合があるようです。

海岸に出て左側です。こちら側にも不整合がありそうです。案内板にはこちら側に行くように書かれています。

案内板には不整合があると書かれていました。だいたいこのあたりです。左の青い岩でできた崖と右側の茶色っぽい岩石でできた地層との間にあります。境界はここからでははっきり見えません。

振り返ってみたところです。こちら側にも不整合があります。手前側の崖と向こう側に崖との間です。

この海岸には津波石があるとも書かれています。どれなのかは見ただけではわかりません。この茶色い岩のあるところの上の方に似た岩石はありません。落ちてきたとは考えられません。津波で運ばれてきたものでしょう。

横側に回ってみたところです。この地層のようなものが見られる岩は、ジュラ紀にできた宮古層群という地層からのものです。案内板の写真と見比べたら、津波石と書かれていたものは、まさにこれです。先の津波で15mほど動いたそうです。

近くにある、宮古層群からの岩を見ると所々に、貝などの化石が入っているのが見えます。

この岩のものは、一直線に並んでいます。丸い穴はタフォニといって浸食によってできたものです。

海岸の端近くまで来ました。
ここに転がっている岩です。岩の下の方に白いものがこびりついているところがあります。地層の筋と向きが違っています。海岸に転がっていた時に波打ち際で貝などがこびりついた痕です。下にあるのはひっくり返ったということになります。これも津波石になります。

不整合の所まで、引き返します。近くによって見ます。下の白い岩の所とつぶつぶのある地層との間に不整合があります。

戻る途中に湾の向こうを見ると海食洞が見えました。入り口近くまで波があたっています。近づくのは無理なようです。

海岸の石です。細かい石がいっぱいです。いろいろな種類の石が混じっています。

続く..............