2020年06月13日

東北北回り 67 8/30 野田村マリンローズパーク2/2

 この鉱山で採れる鉱石は何種類かありますが、一番代表的なものはバラ輝石です。英語ではロードナイトです。マリンローズはこれを加工した宝飾品に使われている名前です。ローズはわかりますが、マリンはどういう関係なのかぴんときません。マインローズならわかります。鉱山のバラになります。
 坑道に仏像が置かれています。横の説明では女人菩薩像と書かれています。ある日、鉱夫の枕元に現れ、坑道の天井にバラ輝石がでているから、それに沿って掘り進めよというお告げをしたそうです。その通りにすると、大きな鉱脈に行き当たったそうです。その女人菩薩を敬って作られたものだそうです。
野田村マリンローズパーク 女人菩薩像

 この先にあったのが、ワインの熟成庫です。ワインには良さそうな環境です。日本酒は置かれていないようです。
野田村マリンローズパーク ワインの熟成庫

 その先にあるのが中央ホールです、かなり広い地下空間になっています。鉱石や岩石、マンガン加工製品などの展示をしています。
野田村マリンローズパーク 中央ホール

 左側にある通路の先は坑道になっています。左側の壁、赤色のラベルの貼ってある横にあるピンク色の筋は、バラ輝石の密集帯です。
野田村マリンローズパーク バラ輝石鉱脈

 バラ輝石の部分の大写しです。表面が磨かれたようになっています。マリンローズとしてはどれくらいの価値があるのでしょう。
野田村マリンローズパーク バラ輝石鉱脈

 これをみているときに、ホールの奧に行く2人組がいました。檻のような所を開け、中に入っている樽のようすを見ています。ここでもワインの熟成をしているようです。この感じだと醸造かな。
野田村マリンローズパーク ワイン庫

 展示されている、ホールで展示されているバラ輝石です。ここで採れたものです。
野田村マリンローズパーク バラ輝石

 ホールを出たところの天井に、ミサゴ断層と書かれています。どこが断層なのかよくわかりません。懐中電灯の光を当ててみてもどうなっているのか全く見当がつきません。
野田村マリンローズパーク ミサゴ断層

 バラ輝石鉱と書かれたラベルの貼られているところがあります。その矢印の先に,濃い赤色をしたバラ輝石がまっすぐ筋になっているのが見えます。ラベルの周りにある黒っぽいところもマンガン鉱です。
野田村マリンローズパーク マンガン鉱鉱脈

 褶曲と書かれているところがありました。板状チャート層が折りたたまれるように曲がっています。このような細かくぐにゃぐにゃに曲がった構造は普通スランプ構造といいます。地震の振動で、チャート層が滑り落ちることによって曲がったものです。
野田村マリンローズパーク スランプ構造

 この先は宝石や鉱石の展示場になっていました。そのまま進んで行けば、出口に到着です。
野田村マリンローズパーク 宝石展示場

続く...............


posted by ヨッシン at 23:59| 旅行記