
地層中の白いところは凝灰岩層です。これを見ることにします。右に傾斜していますから、右の方に行けば低い所で見ることができます。右の方に行きます。
途中から海岸に木片の散乱がひどくなっています。岩をまわろうとした、その先で船の甲板のようなものが横たわっていて、通りぬけることができません。難破した船の残骸がこの付近一帯に散らばっているようです。

何とか迂回して、進んで行くと、海岸近くまでに凝灰岩が降りて生きているところにたどり着きました。一番下の白いところがそれなのですが、崖の真ん中あたりも別の凝灰岩層が見えています。ここには凝灰岩層が2枚あったようです。

振り返って見るとここにつながる凝灰岩層の上に、もう1枚白い筋がつながってきていることがわかります。

凝灰岩層に近づいてみました。粒度の細かい凝灰岩です。

ずっと先にも、もう1枚の凝灰岩が手に届くところに見えています。上の礫層に削られてなくなっているところがあります。岬のような所では、海面近くで再び露出しています。

海岸近くで見た凝灰岩層の上部です。丸い粒が集まっているところがあります。この粒は火山豆石といいます。あられと同じようなしくみで、空中で火山灰が団子状になったものです。

ここから先には進む事ができません。引き返すことにします。途中でわら人形が落ちているのを見つけました。何かの行事に使ったものでしょう。決して呪いの道具ではないでしょう。

椿山の斜面を見ると、断層のような窪みも見えます。地層は水平に近いので、地層の浸食の差によってできたものではなさそうです。

続く...............