実際に見たところ、主要施設のあるところは照明がたくさんあります。明るそうです。温泉施設の下の広場は、温泉施設の明かりしかありません。問題は、ここに行く道が狭く車がすれ違えそうもないことです。ほとんど車は通らないでしょう。観測場所はここになりそうです。
決まったところで、夕食を食べに車で行きます。別の建物にあります。終わってから、いったん宿泊棟に戻り、必要な荷物を持って車で駐車場に向かいます。
空を見ると、雲がたくさん出ていて流れています。星の見えるところが、逐一変わります。望遠鏡を出しても、何かあるところが見えているとは限りません。向きを変えるのも時間がかかります。北極星も見えたり隠れたりしています。セッティングができそうもないので望遠鏡は出さないことにします。カメラ用の赤道儀も同じです。
アストロトレーサーというものを試してみることにします。使用できるように事前準備をします。機器についているLEDの明かりがまぶしいくらいです。暗くする何かをつければ何とかなるでしょう。
撮影を始めて見ました。上の方にカメラを向けて写します。ベガが写っています。70秒ほど露出したのですが、全然流れていません。じゅうぶん使えそうです。暗いのが気になります。雲が出ているからでしょうか。

100秒ほど露出してみました。上半分はほとんど星は写っていません。雲がかかっているのでしょう。下半分に細かい星がいっぱい写っています。これでは、星座の場所はわかりません。

北斗七星です。柄杓が水をこぼさないよう上を向いています。緯度が高いとこのような形になります。70秒露出です。

北斗星柄の先の延長です。アークツルスは写っていません。露出は200秒です。

上の方の星座です。はくちょう座おしりとりゅう座ケフェウス座が写っています。雲も写り込み始めています。210秒露出です。

カシオペア座です。明るいところは雲です。流れているのがわかります。90秒露出です。

雲が広がってきて、撮影できそうなところはなくなってきました。ここで打ち止めとします。
アストロトレーサーはじゅうぶんに使えることがわかりました。今後の撮影に使うことにします。これからは、重たい赤道儀を持ち歩かなくて済みそうです。
続く...............