道を下って、第一火口底の横に来たところで、案内板がありました。前に車に踏まれたような空き地があったので、そこに車を入れて何が書かれているか見ることにしました。
案内板には、鬼の隠れ里と書かれています。突き上げてきた溶岩が壊れて崩れ落ちて、積み上がっているとのことです。ここからはそれらしいものは見当たりません。崩れ落ちた岩なら、寒風山の斜面にたくさん見られます。これのことなのでしょうか。

車の轍のような道はあります。戻ってこられるか不安なので、歩いて行くことにします。自転車を出すほどの距離ではないような気がします。
道は緩い登り坂になっているので、先は見えません。200mほど進んだ所から下りになり、遠くが見えるようになりました。正面に、岩が積み上がっているのが見えました。ヘアピンカーブのところで見えていたピラミッドです。まだ半分もきていません。サンダルのままきています。昨晩からこすれて歩きにくくなっています。戻ることも考えましたが、だいぶ時間をロスします。このまま進んで行きます。

この火口原には、ツリガネニンジンの花がたくさん咲いているのが見られます。

ピラミッドに到着です。ここが鬼の隠れ里のようです。地下から塔のように突き上げてきた溶岩が崩れ落ちてこのような形になったそうです。

近づいてみました。周囲は草むらに囲まれていて、サンダルでは足を踏み入れるところがありません。

何とか岩にたどり着きました。岩の一つには念仏が彫られていました。

上にあがってみましたが、突き上げてきた溶岩そのものはどれでどのように落ちたのかまではわかりません。見下ろしてみえた、岩のかたまりです。草の先の岩に水がたまっているのが見えます。弘法大師の硯石というのがあるようです。これのことでしょうか。

ここから見える寒風山山頂です。回転展望台と電波塔があります。

車を駐めたところまで戻ります。その近くには1m位の高まりがいくつかあって岩が積み上がっているのが見えます。これなんかも鬼の隠れ里と同じようにしてできたものなのでしょうか。

続く...............