2020年02月29日

八方お花畑 21 07/31 白馬村八方尾根 登山道入口

 八方池から尾根にあがっていきます。唐松岳への登山道に出ます。合流点から先は、登山装備が必要です。地図以外のものはだいたい持っていますが、進入禁止命令が出ていますので、先には進まないことにしています。
 八方尾根を作っている岩石は蛇紋岩です。この岩石の露出していつ地域では、植物の生育が悪くなるそうです。マグネシウムが多いことによります。葉緑体を作るのには必要です。因果関係がよくわかりません。
 登山道をあがっていくと、普通の岩石が露出するようになり、そこでは、再びダケカンバなどの落葉広葉樹が育っているそうです。逆転現象と説明には書かれています。登山道の先を見てもガスが濃くそのようすはわかりませんでした。
白馬村八方尾根 登山道

 登山道沿いに岩肌が露出しているところがあります。ここのものは広い範囲で白っぽい岩石でできています。そのわりには植物が大きく育っていません。どうなっているのでしょうか。赤いポールの先にみえる黒っぽい色をしたところは蛇紋岩です。
白馬村八方尾根 登山道岩石

 ここから見下ろした八方池です。右側からやってきて、向こう側にまわり左側からあがってきました。相変わらず、わき上がってくる雲の中です。
白馬村八方尾根 八方池

 尾根上の植物を見ていきます。このあたりも小石がごろごろしています。ミヤマムラサキです。名前ほど青くなく白っぽい色をしています。
白馬村八方尾根 ミヤマムラサキ

 コメツガです。実をつけています。松ぼっくりのような形をしています。
白馬村八方尾根 コメツガ

 ハイネズの枝先にも実がついていました。こちらはまん丸です。
白馬村八方尾根 ハイネズ

 この尾根上を引き返していきます。池のある側の斜面です。大きな植物は見当たりません。
白馬村八方尾根 尾根

 ケルンがあります。第3ケルンです。向こうから、赤い服を着た高校生の集団がやってきます。これから唐松岳に登るそうです。みんな元気そうです。
白馬村八方尾根 第3ケルン

 八方池の手前にあった雪渓を見下ろしています。雪で浸食されて窪んでいるように見えます。
白馬村八方尾根 雪渓

 ホソバツメクサの花が咲いています。
白馬村八方尾根 ホソバツメクサ

 反対側の崖際には、ワレモコウの群落がありました。パンフレットには、八方池の周辺にハッポウワレモコウというのがみられると書かれています。おしべが飛び出しているのが特徴だそうです。そのようにも見えますから、それなのかも知れません。インターネット検索では、ハッポウワレモコウというのはひっかかってきません。買った写真集にも載っていません。
白馬村八方尾根 ハッポウワレモコウ

続く...............


posted by ヨッシン at 23:57| 旅行記