2020年02月07日

八方お花畑 01   出発まで

 初夏の高山植物の花を見に行きたいと思っていました。行くとして真っ先に思いついた場所は八方尾根です。ロープウェイで高山植物の咲いているところまで簡単に登っていけます。
 有名どころなので、いろいろな旅行会社がツアーを企画しているでしょう。自由に動き回れないというのが難点ですが、だいぶ安くあがりそうです。自分で日程を組むよりは楽です。適当な企画がないか探してみることにしました。
 いつもパンフレットが送られてくるA社には2種類ほどありました。1泊のものと2泊のものです。八方尾根近辺では、白馬五竜、八方尾根、栂池自然園と3ヵ所ほどあるようです。1泊のものは、そのうちの2ヵ所しか回りません。ちょっと慌ただしそうです。2泊にすると3つとも回れそうです。こちらの方が良さそうなのですが、問題があります。2日目に霧ヶ峰車山まで行くとなっています。いくらなんでも白馬からは離れすぎています。往復だけで半日はつぶれるでしょう。全く無駄に動き回ることになります。
 そのせいなのか、2日目の八方尾根滞在時間は3時間になっています。八方尾根に登れば、八方池までは行きたいものです。ネットで所要時間を調べてみると片道1時間半となっています。これではついたらすぐにターンしないといけないようです。。パンフの写真には八方池の写真が載っているので、ここに行くのは保証されていると考えることにします。1泊のものは八方池まで行くとしっかり書かれています。
 星を見ることも考えに入れます。1泊だとその日が晴れなければ全く見ることはできないことになります。2泊にするとどちらかが晴れている可能性が高くなります。と考えてみると、2泊の方が良さそうです。
 日程の候補です。当然、雨が降ると最悪です。例年梅雨期間は6月始めから7月下旬までです。7月の終わりくらいなら開けているでしょう。8月1日が新月です。星を見るのとあわせて考えると、7月末、それもできるだけ遅い方がいいでしょう。
 他の旅行社のツアーも調べたのですが、条件がもう一つでした。A社のツアーで確定します。日程では7月30日出発というのがありますのでこれにしました。

 星を見る場所を調べておきます。書かれている宿の場所は、岩岳スキー場ゲレンデの近くです。連泊になります。夏場なのでゲレンデまでいけば何とかなるでしょう。近くに公園もあります。
 3日間とも昼食がついていません。ウェブの地図で探したところ、この近くに昼食代わりになりそうなものを売っている店はないようです。一番近くにあるコンビニは八方交差点のようです。かなりの距離があります。朝の散歩では遠すぎるようです。オプションで弁当は買えそうですが、何か対策を考えた方がよさようです。その後、別の理由で地図を見ていると、信濃森上駅方向の交差点に別の系列のコンビニがあることがわかりました。ここなら散歩の距離内です。昼食対策は何とかなりそうです。
 前々回の旅行で、いくつか小物を紛失してしまいました。前回の旅行ではフィルターの操作に苦労しました。大阪市内に行く用事があったのでついでに買っておくことにしました。中古の偏光フィルターがあったので買うことにしました。変換リングは何が必要なのかがよくわからなくなっていました。必要なものを買い損ねたようです。

 出発日が近づいてきて、持ち物の整理を始めます。といっても、だいたいふだんどおりです。旅行社からカッパを持ってくるようにという指示があります。入れておきます。山の上は寒そうです。セーターも1枚入れておくことにします。
 星の写真を撮るのに、ここ何回か使っていたカメラでは、関係のない光の点がいっぱい写ります。ふだん使う分には問題がないので、昼間はこちらを使うことにして、星ようにもう一台のカメラも持っていくことにしました。ちょっとだけ荷物が多くなります。今回も出発前からリュックがぱんぱんです。
 直前に旅行社から送られてきた案内を見ると、泊まるのはパンフと違う宿が書かれていました。白馬ホテル花の郷です。最初に送られてきた案内を見直してみると、宿になる候補がいっぱい並んでいました。今までは、パンフどおりになっていたのでそこになると思い込んでいました。これだけあるとどこに泊まるか予想はつきません。
 場所を確認しておきます。八方尾根スキー場ゲレンデ前の旅館街にあります。町外れに近いところにあります。ゲレンデまでいけば星は見られそうです。かなり離れています。その他に空の開けていそうなところとしては、第2、第3、第5駐車場があります。第2駐車場はまわりに建物がいっぱいありますから除外して、第3、第5駐車場あたりが星見場所の候補になりそうです。第5駐車場は近くを高圧線が通っています。前に空き地がありますからそちらの方がいいかもしれません。宿の駐車場も候補に入れておきます。

 もう一つ気になることがあります。なかなか梅雨に入りませんでした。その分梅雨開けが遅れそうです。後半になってしっかりとした雨が降っています。このまま続くのではと心配になってきました。結局、近畿地方が開けたのは24日です。わずかな遅れで済みました。記憶では北陸は出発前日になっています(気象庁サイトには24日と書かれています)。こちらも、何とか間に合ったようです。でも、あまりぎりぎりだとスカッと晴れるということはなさそうです。

 前日に添乗員さんから電話がありました。乗る列車の座席の確認です。大阪駅8時40分のサンダーバード9号ですから、雪割草の時のサンダーバード7号のように高槻には停まりません。新大阪からの乗車になります。どちらにしても車内集合です。それでもこの列車でいくと、金沢からは雪割草で使ったのと同じ新幹線になります。富山到着は同じ時刻です。

 出発前日に初日の昼食になりそうなものを買い出しに行きました。持ち物の準備としてはこんなところです。
 梅雨が明けたので日差しがきつくなっています。鉢の水切れ対策も考えないといけません。バットに水を入れて鉢ごと浸したうえで、日当たりのよくないところに移動させておくことにします。これで3日は持つでしょう。グリーンカーテンの鉢は移動できませんから大量に水をさしておくことしかできません。前日に準備しても、一晩でだいぶ吸い上げてなくなっています。出発前に追加で水をさしておくことにします。

posted by ヨッシン at 23:47| 旅行記