昨日に引き続き、センターテストの地学関係の問題解説です。こちらでも深層海流に関する問題が出題されています。4℃で水が最大密度になる現象はどうなったのでしょう。水圧が大きくなるに従って凍りにくくなることは推定できます(水は凍ると体積が増えるから)。この影響が最大密度の温度に影響しているのでしょうか。詳しく書かれているものをみたことがありません。一般的にいわれていることで答えるしかないでしょう。
考え方のヒントのようなものを
第1問
問1(1)地磁気の磁力線は太陽風に流される
(2)ダイナモは地磁気を作り出す主要因
(3)両極付近というのは微妙 正確には両磁極(20〜30度)
(4)海嶺付近の海底の岩石は火山岩(玄武岩)
問2 グラフの何処を読み取ればいいか まずチェック
1920年と2000年が読み取りやすそう、間隔を1000年にすると計算は楽
問3 上昇してきて新しくふえたマグマの分がどう影響するか
下だと増えるし、上だと減る
問4 沈み込んだ物質は周囲に比べると温度は?
基本的には地球深部ほど温度は高い
上昇流のできるところで海嶺ができ始めている
問5 現在までに進んだ距離は、地球1周の長さから求める
問6 逆断層なら震央では押し、経路は遅い方に曲がる
問7 火山フロントは火山列の海溝側
プレート上面が100km付近まで沈んだ所にできる
問8 a沈み込み帯のマグマは水分の影響でできる
b玄武岩質マグマの温度は珪長質マグマより高い
第2問
問1(1)(3)炭素は含まない
(2)ヒスイ輝石になるのは曹長石
問2 文から花こう岩から遠い方が温度は低いと読み取れる
問3 同じ地点で南側にあるものが下位(古い)
たとえばA点ではチャート→泥岩の順(これで2つアウト)
これを境界のある全ての地点でやってみる
問4 C点の真西同じ標高に岩石がでているところはないか
問5 a広い地域に一斉にたまる
b火成岩はマグマが地表や地下で固結したもの
c鉱物組成から安山岩質か玄武岩質かわかる
第3問
問1 暖かい湿った空気Aが流れ込んだことを想定しているようです
地表の温度とグラフの曲がり方(くの字型)から
問2 場所は南半球というのに注意
北半球と力の向きは同じ、風向きは逆
問3(1)貿易風の吹く場所はどこか
(2)近年日本の南東海上で発生してゆっくり接近してくるものもあるが
(3)目は海上で顕著
(4)一時的に冬型の気圧配置になることはある、この時の寒気の供給源は?
問4 a普通に見る画像は赤外画像
b赤外画像は気温の低いところが白くなる。
単純に白いからでは高度が決められないような
いろいろな波長の赤外画像で比較しているのでは?
問5 気圧の谷がどこにあるかをみるとわかる 西→東へ移動
5日周期なので最初と最後はほぼ同じ位置
2日9時樺太−九州 a朝鮮半島−上海
b日本列島東海上 d華北−長江上流
問6 深海で音速より遅い、黒潮ほど遅くないということで何となく答えが出る
計算式に入れて一応確認
問7 黒潮・親潮の比較−直前東西の流れの長さから
黒潮・カリフォ..−黒潮は分流してだんだん弱まる
問8 南極側の深海が塩分濃度が高く、水温が低い(左が南極なのに注意)
後半はまた明日ということで
2020年01月21日
センターテスト 地学(1)
posted by ヨッシン at 23:59| 雑記