2020年01月20日

センターテスト 地学基礎

 昨日、一昨日とセンターテストがありました。一昨日は、天気予報では関東平野は雪が積もるとかでていました。積もったのかどうかは、報道されていませんでしたが、雪の中の受験だったようです。雪で交通が混乱して試験に影響が出たという話も聞きませんでした。まずは一安心。
 理科のテストは昨日で、夜遅くにネット上で問題文が見られる状態になっていました。昨日はそのままで、今日になって解説を書きながら解き始めてみました。まだ完成していませんが、順番に書いていくことにします。今日は理科基礎から。
 わりとオーソドックスな問題だったように思います。ちょっと気になるところがあるので書きます。解答には影響はありません。
 第2問の台風の通過にともなう風向きの変化についてです。3地点はそれぞれ数十km離れていると書かれています。台風の眼の大きさはだいたい数十kmくらいの大きさになります。地図の縮尺とあわせて考えるとB点は上陸前から眼に入っていると考えられます。そうなると風は完全にやんでしまいます。風力は0(風弱く)です。風力の変化にそのようなものはありません。0を入れると、B点はどれかすぐわかってしまうので避けたのかも知れませんが、かなり不自然です。眼に入るということが理解できたということで点を与えても良かったのではないでしょうか。
 問3aでは水の密度が最大になるのが4℃ということが考慮されていません(たぶん教科書でも)。これを考えるとaを正とするのもどうかなという感じがします。
 第4問問2のハザードマップです。火砕流到達区域の図は、火砕流と火山泥流をあわせての区域図に見えます。どうでもいいですけど。南東方向に流れる火砕流は、わざわざカーブして尾根を越えているし、溶岩流も尾根上を流れていっています。なんか奇妙な図です。ま、普通はこんな細かいところまではみませんが。
 
 以下は各問を解答する上でのヒント考え方などです。

地学基礎
第1問 1〜6
問1(1)固いと岩盤の歪みをためやすくなる
  (2)マグニチュードは地震の規模を示す
  (3)地震の予知はできていない
問2 ホットスポットはマントル深部からの熱の上昇によってできる
問3 葉理が収斂している方が古い 級化は粒子が大きい方が古い
問4 リンボクなど;古生代末 クックソニア;古生代半ば
問5 斜長石;長方形 石英;不定形
   カンラン石;色は薄い 輝石;八角形になるものあり
問6 大理石は石灰岩から 泥岩は泥質(黒色)片岩に
   片麻岩は広域変成作用 マグマの固化では火成岩ができる

第2問 7〜9
問1 台風の東側では風向の変化は右回り、西側では反対
   14時にB点を通過しているので気圧は最低になる
問2 断面図はどの教科書でも書かれている。
問3 水温がふくくなると密度が大きくなる
   海水が凍るときには、塩分を残して水分が凍る

第3問 10〜12
問1 宇宙ができて現在までの2/3が過ぎてから太陽ができた
   太陽ができてから巨星になるまで今はちょうど真ん中
問2 大きさは 銀河団>星団>惑星状星雲
   写真は順に星団(すばる)、銀河団、惑星状星雲
問3 質量大は木星型惑星、密度大は地球型惑星

第4問
問1 プリンを揺すると表面が大きく揺れる
   海岸に近づくと速度が遅くなり力をため込む
問2(1)火砕流の到達はほとんど一瞬(火山泥流になっていそう)
  (3)火山岩塊の飛先は風に影響されない
  (4)いずれの範囲でもないが、火山灰は100cm以上でないだけ
問3 火山灰は風に流されるが、風向きは吹いてくる方向をさす
   10m/sで100kmを進むのに何時間かかるか


posted by ヨッシン at 23:59| 雑記