2020年01月13日

高峰高原 08 05/30 安曇野市大王わさび農場 3/3

 わさび農場について一つ疑問に思っていることがありました。わさびは、伊豆半島などで有名です。山の中のきれいな湧き水のたくさんある所で栽培されています。それに対して、この農場は、広い盆地の真ん中にあります。山の中の清流といった感じのところではありません。この疑問は解決されるのでしょうか。
 親水広場からは、農場の縁に沿ってエントランスの建物群のある所に戻っていくことにします。わさび畑を横切って外周を巡る道路に出ます。その外側には川が流れています。水はきれいで、水草がたくさん生えています。何種類かありそうです。
安曇野市大王わさび農場 万水川

 下流側です。水はゆったりと流れています。水量はかなり豊富なようです。
安曇野市大王わさび農場 万水川

 水車小屋が見えてきました。黒澤監督が映画を作るために作ったものだとか。建物の作り方に映像向けの工夫があるとか。確かに絵になります。水路の上をカヌーが進んできています。カヌーで水辺を巡るツアーもあるようです。
安曇野市大王わさび農場 水車小屋

 ここでは、二つの川が合流しています。手前側を蓼川といい、安曇野で湧き出した水が集まって流れている川です。左側の中島の向こうを流れているものは万水川といい、山の方から流れてきたものです。二つの川は合流した後、川の水はほとんど混ざらす並んで右奥の方にながれていきます。農場に入る手前で二つの川を渡りました。この万水川と蓼川です。
安曇野市大王わさび農場 万水川と蓼川

 水辺に咲いていたキショウブです。帰化植物です。繁殖力が強いので要注意外来植物に指定されています。
安曇野市大王わさび農場 キショウブ

 蓼川の中にみられた水草です。これは葉っぱが大きめなものです。
安曇野市大王わさび農場 蓼川の水草

 細長い紐状のものと、丸いこんもりとしたかたまりになっているものもあります。
安曇野市大王わさび農場 蓼川の水草

 安曇野にわさび畑が多いのは、湧きだしている地下水が豊富なのを利用しているでしょう。
 道脇の石に、男女の像が彫られています。道祖神です。信州から越後にかけては、このタイプのものが多いと雪国植物園で教わりました。
安曇野市大王わさび農場 道祖神

 よく見るとたくさん並んでいます。ここに移設しているのでしょうか。元々はムラの入口などにおかれていたようです。
安曇野市大王わさび農場 道祖神

 一番大きかった道祖神です。
安曇野市大王わさび農場 道祖神

続く..........


posted by ヨッシン at 23:57| 旅行記