座って待ったらといわれたので、空いている席を探してすわることにしました。そのままぼやっとしていても退屈してきます。おなかはそれほどすいてませんが、昼食が車内ということもありますから、立ち食いそばでも食べようと、ホームにあがってみました。端から端まで歩いたのですが見つけることはできませんでした。そばはあきらめます。後でわかったのですが、名古屋はそばではなくきしめんでした。
大阪方面行きのホームでは修学旅行生の臨時列車が入ってくると案内がありました。今日は、修学旅行生によく出合う日です。ホームは生徒の列ができていて、混雑していました。
結局、待合室に戻り、席に座って本を読んで時間をつぶしました。
時間になって、在来線のホームに移動し、特急を待ちます。入線してきたしなのです。これに乗ります。

ホームの反対側にも同じ様な形をした列車が停まっています。こちらはひだです。よく見ると、座席はしなのと同じ方向を向いています。反対の岐阜方面に向かいますから、普通に考えると右向いて座っているはずです。添乗員さんによると、次の岐阜で先頭方向が変わるので、名古屋を出る段階で逆にしてあるそうです。そういえば、しなのも塩尻で向きを変えていたような...。

名古屋を出発し、高蔵寺に臨時停車します。このあたりから山の中に入っていきます。まだ木曽川は離れたところを流れていいます。恵那付近まで来るとだいぶ開けてきます。正面に一瞬ですが御嶽山が見えました。大垣付近でみたものに比べてだいぶ大きくなっています。このあたりから見られるとは思っていませんでした。

恵那山です。高速道路はこの山の下をくぐり抜けています。

中津川を過ぎて、坂下を通ります。このあたりにあるはずの阿寺断層はいつみてもよくわかりません。駅を過ぎたさきの、トンネルの手前を通っているといわれています。

トンネルをぬけると木曽川を渡ります。中津川を過ぎてからは、列車は木曽川沿いを走っています。ここまで一度、木曽川を渡っています。

大桑駅のさきで、雪をかぶった高そうな山が見えました。写真を撮ろうとしましたが、電柱がやってきました。木曽駒ヶ岳三沢岳が隠されています。次のチャンスはありませんでした。

倉本駅付近でも正面方向に高い山が見えます。乗鞍岳です。

上松駅の手前に寝覚ノ床という景勝地があります。花こう岩の岩場が広がっていて、木曽川はその間を縫うように流れています。川との間の木が大きくなって見づらくなっています。見えたのは一瞬の間でした。昔は車内放送で案内されていました。今はしないようです。

上松を過ぎて、木曽福島に着く手前のところで、谷の合間から御嶽山がよく見えるところがあります。そこからの御嶽山です。噴煙が上がっているようにも見えます。上松駅の手前だと思っていました。

木曽福島の駅を出るとすぐに福島の関所があります。探したのですが見つけられませんでした。その後は、深い谷の間を走ります。景色はあまり見られずに塩尻に到着です。
続く..........