2019年12月29日

高峰高原 01    出発までいろいろ

 このところ旅行先で星を見るというのがうまくいっていません。ちょっとましだったのが3回前の関越への旅行のときでした。残念なことに、天気はそこそこよかったものの、建物の明かりが強すぎて観測条件としては最悪でした。ちょっと欲求不満になっています。
 星が見られそうなところでということで、旅行会社のパンフレットを見ていると、雲上の絶景宿という文字が目に入ってきました。雲の上なら星もきれいそうというので思わず飛びついてしまいました。夜の星空ツアーというのもついています。今回の旅行はこれで決まりです。
 日程を確認してみます。5月30日、6月3日、7月3日の3回です。新月は6月7月とも3日です。いずれの日でも良さそうです。問題なのは天気です。梅雨と重なると晴れる率もよくないでしょう。6月の始め頃に梅雨入りし、7月の下旬に梅雨明けします。7月のものは、梅雨の最中ということで却下します。6月3日だと早い年だと梅雨入りしていることもあります。できるだけ早い日程にした方がいいでしょう。ということで、5月30日出発のツアーに決定しました。ツアーのタイトルは「高峰高原ホテル2日間」、標高2000mの絶景宿と修飾されています。
 申し込んでみたものの高峰高原(ホテル)というのがどこにあるのかわかっていません。絶景という言葉で修飾されている以上、見晴らしのいいところで、そういうところは空も開けている事が普通です。ネットで調べてみると、浅間山の西側の峠付近が高原状になっていて、その南の端、崖っぷちのようなところに高峰高原ホテルはあります。星を見られそうなところはありそうです。
 浅間山の近くなので、浅間山が見えそうです。調べてみると、間に黒斑山という山があって見えないようです。みるためには黒斑山に登らないといけないようです。登るのに約2時間、降りてくるのに1時間半の行程です。浅間山をみるだけなら、山頂の手前トーミの頭まで行けばみられそうです。そこなら30分ほど短縮できます。この時間が作れるかどうかが問題です。朝早くにでて朝食時間までに戻ってくるのは可能でしょう。
 欲をいえば、御来光もついでにということになってきます。この頃の日の出時刻は5時半頃です。トーミの頭までいくとしたら、4時前には出発していないといけません。起きられるかどうか心配です。ちょっと太陽が昇った状態でもいいのなら、4時過ぎ出発でもいいでしょう。トーミの頭からだと太陽が昇ってくる方位は、浅間山の左側になります。
 高峰高原の近くには、池ノ平湿原というのがあるようです。ここも見ておきたいところです。湿原入口まで歩いて1時間ちょっと、湿原の周回に1時間くらいかかるようです。浅間山と両方みるのは無理でしょう。どちらも朝ご飯前しか時間がなさそうです。

 高峰高原は絶景だということで、遠くの山もよく見えそうです。黒斑山と高峰山の山頂から見える山を調べてみました。図はその一部です。引き出し線の先は山の名前が書かれています。上段には富士山が入っています。下段はその右側の続きで八ヶ岳から蓼科山が入っています。180度の範囲を印刷して持っていくことにします。
高嶺山周辺の山

 旅行の行程を確認しておきます。新大阪集合です。新幹線こだまで名古屋まで行き、中央線特急しなので松本まで、そこからバスで高峰高原まで行きます。バスの行程は長いので、途中安曇野の大王わさび農場に行きます。8時半に新大阪出発だと松本到着は12時頃です。わさび農場は遅めの昼食休憩といったところでしょうか。農場のサイトではレストランは休業中となっていました。ここをでた後は、ひたすら高峰高原に向けて走っていきます。
 帰りは、八ヶ岳の南をまわるルートに変わります。清泉寮で休憩した後、諏訪までいって昼食、塩尻からしなのに乗り名古屋からこだまで新大阪まで戻ってくるコースです。7時から8時頃に帰ってくる予定です。そのまま逆算すると、諏訪の昼食は2時頃になってしまいます。
 ところで、このツアーの目的は何なのでしょう。わさび農場にしても清泉寮にしても、途中に休憩がてら寄っただけの感じです。高峰高原ホテルが目的とするにはちょっと弱いようです。絶景とセットなのでしょうか。一応夜景や星空、早朝散歩といったツアーが組み込まれてはいます。もっともこちらとしては星空が見られたら、それで満足です。

 出発1週間ほど前に、旅行会社から詳しい行程の書かれた書類が届きます。新大阪集合は7時50分、出発が8時17分発のひかり、名古屋着が9時25分です。名古屋からは11時発のしなの9号、松本着が13時5分です。普通なら10時発のしなの7号にするところです。名古屋での1時間半の待ち合わせは何なんでしょう。
 帰りは、塩尻16時3分発のしなので、名古屋着18時5分着、名古屋18時18分発のひかりで新大阪到着が19時26分になります。

 7月になって旅行会社から送られてきたパンフレットを見ていると、紅葉シーズンに同じ所が半額近い値段で載っていました。ちょっとショックです。コースも東京まわりとなっています。これを後で確認しようとしましたが、再び見つけることはできませんでした。

 用意する荷物はいつもと同じです。初日の昼食はついていないので、前日に用意しておきます。ついでに登山もあるかもということで非常用にパンも買っておきます。高峰高原の登山情報を見ていると、5月の始め頃ではまだ積雪が多く、所どころアイスバーンになっているので、アイゼンが必要と書かれています。一応奥の方にしまわれいているものを引っ張り出してきました。出発直前になってくると気温も上がり暑くなってきました。このようすだと雪も主要なところは溶けているだろうということで、アイゼンを持っていくのはやめにしました。

posted by ヨッシン at 23:59| 旅行記