2019年12月22日

木曽路コケと渓流 19 5/01 佐久穂町 白駒池

 白駒池駐車場をでるのにだいぶ後れを取っています。コケや林のようすも気にはなります。今は追いつくのが先です。半分小走りで追いかけています。といっても、足元は雪で滑るのでそれほど速度は出せません。ツアーのメンバーの何人かは、滑って転倒するかも知れないということで戻ってきています。こちらはジャケットの上から合羽を着込んだので汗だくです。
 だいぶ進んだ所で、添乗員さんが「カニ歩きで」と指示をしていました。雪道での指示とは少し違うようです。追いついて見ると前がつかえて動けなくなっていました。先頭まで行ってみると、先の高さ1mほどの下り坂のところが完全にアイスバーンになっていました。横に溝が切ってあるのですが、深くないので靴がひっからずそれほど役に立っていません。ここを下りるのに苦労していたようです。
 みんなが下りようとしているところとは反対側の道脇は、傾斜がきつくなっています。そのわりには雪が薄めです。雪を踏み抜くようにして下りると簡単に下りることができました。その代わり段差は高めです。その後は、ここまで急いできたそのままの勢いで突き進んでしまっています。これは完全にマナー違反です(反省)。その後はどうなったのかはわからないのですが、メンバーはわりと早く追いついてきたので、新しいコースからアイスバーンを通りぬけたようです。
 そこから少し進んだ所で白駒荘に到着しました。その前から見える白駒池は完全に凍っています。
佐久穂町白駒池

 左側岸近くの方向です。こちらも水面は見えません。
佐久穂町白駒池

 右側の岸近くからは、霧のようなものがわき上がっています。
佐久穂町白駒池

 先に進もうとしたのですが、添乗員さんからはストップがかかりました。時間を見て適当なところで引き返すつもりでした。
 すぐには引き返さず、その近くから湖面を見てからにしました。ここは見るところが少ないので、青苔荘の方にも行ってみました。途中の道沿いの切り株の上にコケがいっぱいついています。
佐久穂町白駒池 コケ

 浮き上がった木の根についているものです。イワダレゴケかな?
佐久穂町白駒池 コケ

 青池荘に到着しました。建物から池までは少し離れています。雪が積もっていてそのままでは池に近づくことができません。探してみると建物の入口の前から池の方に向かって道がついていました。そこを進んで行くと池に到着です。ここから見ても池は完全に凍結しています。
 手前側に、目玉型に氷が溶けたところがあります。八幡平のドラゴンアイに似ています。こちらのものは小さすぎます。たまたまこういう形になったのでしょう。向こう側に見えている建物は白駒荘です。
佐久穂町白駒池

 それほどゆっくりしている時間はありません。すぐに引き返します。コケも少しはよく見ておくことにします。木の幹についていたコケ(苔類)です。丸くなっているのは胞子体でしょうか。
佐久穂町白駒池 コケ

 コケの種類がわかるかと期待していました。ラベルのつけられているものはこれだけでした。雪に埋もれていたのでしょうか。カギカモジゴケだそうです。細長い紐状なのが特徴です。
佐久穂町白駒池 カギカモジゴケ

 よく見かけていそうなコケです。パンフと比べた感じではセイタカスギゴケかな?
佐久穂町白駒池 コケ

続く..


posted by ヨッシン at 23:58| 旅行記